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道が自動的に決まっていく

心の動きが目まぐるしかった6月上旬。
あらゆる局面で、あなたが元々持っている性質はこれですよ〜と、リマインドされるような期間だった。

新しい方向に舵を切りたい気持ちが静かにどんどん高まっている。そういう時、これまではあらゆる方向に選択肢があるように思えてしまっていたけれど、今は、動かなくても道が勝手に決まっていく感じ。

この自動運転モードに入ると、本当に楽で、心地よい。どうして自分の持ち味も、目の前の人たちも無視して、傷つきながら過ごしてきたのだろうか。隣の芝は青いとは、本当につくづく、どこまでもそうなのだろうと思う。

そんなこんなで、今日はお茶を頂いてきた。

そしてまた、あぁこれが自分だったと思わされる。柔らかくて、ゆっくりで、おばあちゃんなのだ。

シュッとしてスマートで、スピーディな若者にも憧れるけど、おばあちゃんはどこまでいってもおばあちゃんなのだ。もはや地蔵なのかもしれないとすら思う。

ここ数年、お化けのように実体が掴めずにモヤモヤとしていたけれど、久しぶりに手応えみたいなものを感じてる。私の中の私が、むずむずと蠢き出している。



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