本にするものは大体webで公開するという話

作った本は大体webで見られるようにしている。
リアルタイムで見られる状態にしているし、なんなら本にする前に大体公開している。
本のページそのものは公開していないが、文章だとか挿絵だとかを読める状態でwebに置いている。
内容に好きなだけ目を通して、それで良ければそのままで、本として手元に置きたいと思って貰えたなら「本もあります」とお出しできる。そんな状態だ。

本にするならば、内容は見本程度にしておくべきなのかもしれない。それでも私はだいたい全部公開する。

私は外に出るのも嫌いだ。なので直に作品を見て頂く機会は現在ほとんど無い。
ついでに地方住みなので、地元のイベントに出てもお届け出来る数には限りがある。オンラインがメインなので、ネット上で見てくれている方にお届けして楽しんで貰えた方が嬉しい。今は通販もあるとはいえ、通販も手間である。
本だけだと届けたい人に届けられない可能性が高い。そして私が勝手に届けたいと思っているので、可能な限りネットで見られるようにしておきたい。本は買っても買わなくても「見ました」と言える状態にしておきたい。

読む、読まないとは別に、買う選択肢、買わない選択肢を作りたい。
買いたいけれど今は買えないという人もいるかもしれない。そんな人にもひとまず内容だけは届けたい。余裕がない人が買う、買わないで食費を削ろうかと悩むようなことがあっては切ない。
というのも、自分でもかなりお金に困っていた時期があって、あらゆる趣味の物事を見送って生命維持のためだけに稼いでいた。それがけっこうしんどかった。生きてはいるが心は生きていなかった。
そんな時にweb上の手の届くコンテンツに救われてきた。

ここまで悩むような人がいないよう祈るばかりなのだが、でもとにかくなるべくwebで見られるようにしておきたいのだ。

いつかはなにか考えがあって紙限定の本も作るかもしれないが、ひとまず今のところ作ったものはどこでも見られます。

なんなら今現在も諸事情で財布には余裕がないので、ご依頼だとかskebだとかはいつでもお待ちしています。

紙の本が好きだし、好きな作家さんの本は紙で欲しい。ネットはいつアクセスできなくなるかわからない…儚い…。その分、紙の本は手元で管理できるのでありがたい。
自分の本も、webと本に分けることで記録媒体を分散させてると保管の方面で安心なので、これからも作り続けると思う。

本の中身を大体公開していて奇妙に思うこともあるかもしれないが、まあ、公開しているものは全て見本なのだろうと思って頂けたら助かる。

特に何か言われたわけではないが、何でもかんでも公開するのに何か理由でも欲しいなと思ったからである。これからも、そういうものなんだなと思って見ていて頂けると幸いです。

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