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2021.04.16 TK from 凛として時雨 TOUR 2021 “yesworld” at 仙台PIT

TOPの写真は「誰もいない会場を真正面から撮れる!やったぜ!」とシャッターを押した瞬間にスタッフさんたちが出てきてしまった決定的ショットです。ちなみに入場時の検温やアルコール消毒液設置など、感染症対策のためのスタッフさん。本当にありがとうございます。

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●入場時の流れや会場内について

開場15分ほど前に整列開始。設置されたレーンに入る前に、接触確認アプリCOCOAがスマホにダウンロードされているかを確認されます(QRコードが掲示されており、その場でダウンロード可能)。レーンと足元に貼られた立ち位置の目印に沿って、間隔を空けて整列。開場すると、ゆっくり1人ずつ前へ促され、入り口付近でまずは検温。非接触型の体温計で、おでこの温度を測ってもらいます。次に手指のアルコール消毒をしてから、紙チケットを自分でもぎり半券を指定のBOXへ。その傍に来場者プレゼントのポストカードセットが、封筒に入った状態で取りやすいように並べられているので、1つ取って会場内へ。入ってすぐにドリンク受け取りコーナーがあり、用意しておいたドリンク代(現金)をトレーに置き、数種類あるペットボトル飲料の中から好きなものを取ります。これで入場の流れは終了。
※終演後は、規制退場で混雑を完全回避、出口にアルコール消毒液あり。会場出てからは、たむろしないよう常にスタッフさんがアナウンスしてました。チラシの手渡し配布なども一切ありません。

ロビーには物販スペース、そして会場購入特典のポスターがもらえるCD即売コーナーがそれぞれ少し離れた場所に配置されていました。フロアへ続く通路の壁には、TKの直筆サイン入りポスターが!

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フロアは縦が10列、横が最大20列?くらいの、かなりキャパシティを縮小した形で椅子が並べられていました。前の列との間隔も広め。その上でさらに1席空け。100人前後しかお客さんいなかったんじゃないかな……。心配になってしまったのと、なんとか空席埋められてよかったという気持ち、いろいろザワザワしながらも、開演。

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※タイトルにも書いてありますが、ここから下は、現在開催中のツアーのセットリストや演出のネタバレがあります。また、記憶を頼りに書いているため曖昧な部分、レポではなく単なる感想の部分が多々あります。ご了承ください。

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●開演

薄暗く真っ青な照明の中、お馴染みの登場SEが鳴り出してメンバーがステージへ。最後にTKが定位置へスタンバイ。しかし出て来てギター持ってから何度かマイク前と背後のミニテーブル辺りを往復。凡脳始まるまで結構、過去最長レベルで長かった(その間ずっと流れ続けるSE)。 単純にセッティングで何か手間取ってたと思ったけど、もしかすると私たちが立つのを待ってた説とか考えてしまった笑

01 凡脳
初っ端からボルテージ上げてくるだろうとは想像してたものの、凡脳はマジでイントロからバキバキなので圧倒されてしまった。座ったままの客席と温度差ヤバ!と思ったけど、立つタイミングを見失ったまま怒涛のように曲は進む。照明は赤と緑が印象的で、とにかくメンバーのシルエットがかっこよすぎて、1枚の絵画みたいだった。最初だから少しだけ音のバランス微妙だったかも(それでも全体ハッキリ聴こえた)。

02 鶴の仕返し
冒頭の「僕を見て 僕を見て」の後、彩脳スタジオライブの時と同じく歌詞に無い何かを囁いていた。演奏と重なっていたため聴き取れず。「あなたの脳内を揺らして」が「濡らして」になってたのは、yesworldの歌詞に沿ったんですかね。後半ライブアレンジされてて、2番の「決して開けないで」の後に一瞬演奏が止まってTKの声の余韻だけが響き渡るような間があり、焦らされてからの爆発、という感じでゾワゾワした。アレンジがエロいってどういうこと?? あと最後の「あなたを抱いている」で明らかに客席を指すような仕草してて、マジであなたそういうところですよ!!!!!!と思った(ギルティ)

03 kalei de scope
BOBOさんのカウントと掛け声から始まる。どんどんブチ上げてくるセトリ、流石に堪えきれず、さらに最後列だから後ろに遠慮する必要も無いじゃん!とようやく気づき途中から立った。たまたま隣がフォロワーさんだったので、立ちましょ!とジェスチャーで促し道連れにする笑 この辺りではもう音のバランスも完璧といった感じになっていて、音が塊のように身体にぶつかってくるのに、歌も楽器もちゃんとそれぞれ聴こえて攻撃力がヤバい。

04 Crazy Tampern
ほとんどの曲がそうだけど、BOBOさんがギリギリの表情で猛烈に叩きまくる様子(と音)が最高に楽しい笑 「5分前の」と「2分前の」の合間、ほんの一瞬だけ照明が暗転する様が刺激的。ぶん殴ってくるギターの重くてギザギザな音がかっこよすぎて無敵!

05 Dramatic Slow Motion
去年改めて音源出したから絶対やると思ってた曲。特に吉田さんが「全部変えた」と言ってた新しい踊るようなベースライン、もう割と脳内に馴染んでたので、音に乗るのが楽しかった。照明が全体的にキラキラした印象で、なんと言っても「意識はディレイに〜」の辺り、ふわっと明るい空間の中でカラフルなライトがいくつも右から左に明滅していく演出は夢見心地な感じだった。マジで夢のロックスターだよ……。

06 subliminal
リハ写真で映ってたアコギから一応予想の中にはあったけどめちゃくちゃビックリした。今までの演出とはガラッと変わって、バックにグニャグニャした謎の模様が映し出されていて、この曲のなんとも言えないモヤモヤした感じ、居心地の悪さみたいなのが視覚的に表現されてるように思った。例えが悪すぎるけどバラバラになった袋ラーメンみたいな模様。

07 reframe
そのままアコギで、次何を……と思ってたら、鳴らし始めた音色で えっ!? ってなってもう心拍数おかしくなった。ビルボードアレンジとは違い、片木さんが弾くあの印象的なピアノのフレーズから始まってTKの歌が入っていく。「壊れるほど弱くないけど」の辺りは囁くような歌い方にアレンジされていた。「求められていないと気づいてしまった」を「いつの間にか僕ら〜」と歌ってしまい、そのあと数秒の歌が無い間に思い出したのか、正しい歌詞に戻った。ちょっと悔しそうだった気がする。終わって「ありがとう」無し。

ステージは澄んだ青の空間、始まった瞬間からパッと放射状の強い光が客席を照らす。ゆっくりと回転するいくつもの白い光が私たちの身体をなぞっていく様が、本当に本当に美しくて泣きそうになった。最後列で観れてよかったとすら思う。雨上がりのよく晴れた朝の光みたいだった。

08 インフィクション
再度テレキャスに持ち替え。オレンジ色の明かりに包まれるステージ、バックには散り散りになった欠片のような模様が白で浮かび上がる。よく見ると同じ模様が2つ重なっていた。夕暮れ時の海辺のような空間で曲が進み「あなたの孤独に〜」部分だったかで一変して真っ赤な照明がメインになるシーンもあり。「戻れない日々の」ではなく「壊せない日々の」と歌っていたし、「輝きを今も待っているの」はメロディを変えて歌っていた。音源が「輝きー↑をー⤵…今もぉ↑待ってぇいるのぉ」なら「輝きー⤵をー⤵…今も⤵、待ってるの⤵」って感じです!(文字で表現無理ある) 片木さんのコーラスも素晴らしかった……!最後の「私は幸せだよ」で再び夕暮れ時のような演出に戻る、けどバックの重なった模様が片方だけ消えていたのが、どこか物悲しくて印象的だった。

09 彩脳 -TK Side-
無音になった状態から微かに、コオォォォというような音が鳴り出し段々大きくなったところで、あの爆発的なイントロ!照明は赤と青が基調で、青バックに真っ赤なハート型の上半分みたいな形でライトが照らされてたのが印象深い。途中で色が反転する場面も。終盤のてけラップ「この心の矛盾さを」辺りはわざとなのか歌いづらかったのか不明だけど抑揚が少し違った。音源が「この心のぉ、矛盾さっをー」なら「この心のぉ矛盾、さぁをー」って感じ(伝われ)。たぶんこの曲だった気がするけど、片木さんがバーッと弾き切った勢いで片足をピョンっと上げて、すごい楽しそうな顔してたのがよかった笑

MCどのタイミングだったかマジ覚えてないけど適当なところに入れておくね(?)
「楽しんでおられますか?」と言うTKに笑う。拍手や頷きで返す客席。「僕たちも燃え上がってます。最後までよろしくお願いします」

10 Shandy
ここでギターをあのブロンズ色のやつに持ち替え。たぶんこの曲シリーズだけど、始まる前に吉田さんが何かTKに言ってて、TKも何か応えて頷いてた。シンプルながらもバキバキにフラッシュって感じの照明だった気がする(テンション上がりすぎて記憶が😇) 「君の顔に何か書いてあるよ」で結構客席見てた。「見られないように塗り重ねて〜」あたりでTKがマイクにかぶりつくように頭振りながら歌うのマジ好きすぎる、ありがとうございます。

11 copy light
再びギターをいつものに持ち替え、ブロンズのギター=copy lightみたいなイメージあったので使わないんだ〜と思った記憶。青っぽいバックに白いライトで、左右からたくさんの糸が交差して丸い形になったようなモチーフが背景に描かれていた(毛糸玉みたいな)。客席に語りかけるように丁寧に歌っていた印象。

12 phase to phrase
ほのかさんがヴァイオリンをのびやかに鳴らし始めて、一瞬Fu re te Fu re ruか!?と思いきや、ピアノ・ドラム・ベースが重なっていく間にお馴染みの導入だと気づいてさらに驚く……この曲やるの!?(歓喜) 曲が始まった瞬間、紫の空間で強く白い光がTKの後光のように回転する。かなり踏み込んだ言葉で書かれたcopy lightの後にこの曲来るのおもしろい対比。

13 蝶の飛ぶ水槽
ビルボードアレンジに慣れてしまったこの身体に突き刺さる原曲再現かつライブアレンジの破壊力😇 「そこにいた僕はきっと消えないよね そこにいた君はきっと消えないよね」って客席見ながら歌うのエモが過ぎるのでやめ……どんどんやってください。例の間奏に入る時、ギター弾きながら勢いでグワッと後ろ向く動きいいですね。最後の「命なんかじゃ」を明らかに別の言葉で歌ってたんですけど油断してて聴き取れなかった……「別れなんかじゃ」? 全然違うかも笑

「なかなか、こういう状況なので、どう楽しんだらいいのか……立っていいのか、座っていいのかって感じかもしれませんが、ライブは皆さん自由に……超自由に、楽しんでください」とニコニコ笑顔で言ってた。(その言葉で何人か立つ)

14 P.S. RED I
もはやライブといえば!って感じのこの曲、本当に楽しいし、最高だったkatharsisツアー思い出す。たびたび客席を見ながらこの空間を噛み締めるような、若干煽るような雰囲気出してたけど、「青が目覚めて〜」のところでガン見・リズムに合わせて頷き・イケ散らかした煽り顔してて私は死にましたハ〜〜〜〜〜好き。最後にジャーーンとギター鳴らしっぱなしのまま「ありがとうございましたTKでしたー!」と言って、そのままギターを床に置いて去る。BOBOさんがハケる時ギターに足引っかけそうになってた笑

・・・

●アンコール

手拍子が鳴る中、薄暗いステージへTKがスタスタ歩いてきてからパッと明かりが点く。着替えてきたのはRevenge of TSURU Tシャツ(世界一7分袖が似合う男)。一旦飲み物を飲んでるうちにサポメン登場。TKの前を手刀きりながら通っていくBOBOさん笑 ギター構えたあと「ありがとうございます、もう少々お付き合いください」的なMCがあった気がする。

15 unravel
この曲も紫色の照明が結構イメージ強い。冒頭から何度も色味やパターンが切り替わる中、明確にTKだけを照らしたり、全員にライトが当たってるはずなのにサポメンだけ輪郭が見えなくなるようなライトの当て方に変化したり、反対にTKだけが一瞬見えなくなったり、「孤独」を想起させる細かい演出の仕方に感動した。バックにインフィクションの時に似たモザイク模様が映し出されるけど、赤で表現されているので喰種の赫子っぽく見える。「忘れないで」は4回目にシャウトする激アツパターン。

16 yesworld
ついに真打登場。照明はMVの雰囲気を引き継いで赤と青の対比がめちゃくちゃかっこいい。なんと「(ha~)悲しみたちが僕を〜」で唐突にTKがギターと歌のみで弾き語るような形になり、突然の大胆アレンジに驚愕しながらも興奮した。そこからまた元の展開に戻っていくので、対比でさらに熱さを感じる。しかしライブでやることを想定していないと散々言ってる曲を初めてライブでやる時ってやっぱり少しぎこちなさというか、音源とグルーヴ感がちょっと違う(たぶんこの点はTK的に物凄いストレス笑)。ツアーを経て、そしてきっと何度もライブでやるごとにどんどん磨かれていくと思うので、それがとても楽しみ! そしてそんな中でもアレンジぶっ込んでくる北嶋さんのチャレンジ精神が好きです。

最後の怒涛の展開の後、またギターをギュインギュイン言わせたまま床に置き「ありがとうございましたTKでした!」と言って退場。サポメンはそれぞれアイコンタクトしつつ揃って礼をしてくれて、客席からさらに拍手。最後まで吉田さんが残ってて、ベースを置いたあと客席を見ながら両手を少し広げてドヤ感出してたのがめちゃくちゃ好きでした。

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ライブという非日常の空間で、今だけは心を自由に、超自由にしていいよって私たちの手を強く引っ張ってくれるようなセットリストだったし、その最後にyesworldという曲をぶちかましてくれることで、ライブが終わっても、また必ず会えるように、強い気持ちのままこの世界で生きていけるって思わせてくれるライブになってた。もっとたくさんの人に、世界中の人にこの人の音楽が伝わって、みんな人生変わっちゃえばいいと思いましたね。


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仙台、行けてよかった。本当にありがとうございました。
ツアー完走してほしい。

●セットリスト

2021.04.16 仙台PIT

01 凡脳
02 鶴の仕返し
03 kalei de scope
04 Crazy Tampern
05 Dramatic Slow Motion
06 subliminal
07 reframe
08 インフィクション
09 彩脳 -TK Side-
10 Shandy
11 copy light
12 phase to phrase
13 蝶の飛ぶ水槽
14 P.S. RED I

en.
15 unravel
16 yesworld

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