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僕が屋号を「shirokuma desing hut.」にした理由。

こんにちは。 関目 峻行(@shirokumahut)です。

「チャレンジわかまつ1年生。」という僕が福岡県北九州市若松区で2017年度の1年間に活動していたことをまとめたマガジンを書き終えて、次に何を書いていこうかなと考えていて、「僕は何者なのか」を知ってもらえる努力をしようと決めて、書きたいことを書くことにしました。


プロフィール的な何者なのかは、こちらの記事で書いているので、ぜひ。


【 僕の中に新しい選択肢が生まれた瞬間 】

僕が個人事業主になって1年と半年ほど経とうとしています。
1年半前の僕は「よし、個人事業主になろう!」と意気込んでなった訳ではありません。

当時、次のステップに進みたいなと考えていたタイミングで、何かの縁があって福岡県北九州市の若松という場所に移住することになったことがきっかけで、僕の中に初めて「個人事業主になる」という選択肢が生まれました。

周りの友人や先輩など、すでに個人事業主で活動している人たちに連絡をして話を聞いて色々と悩んでいた記憶があるけれど、きっと「個人事業主になる」という選択肢が生まれた瞬間に、それを選択することを決めていたんだろうと今は思う。


【 屋号を決める時に考えたこと 】

個人事業主になる時に役所に申請する開業届には屋号を書く欄がある。
これは別に決めなくても「関目 峻行」とか「せきめ たかゆき」とか「セキメ タカユキ」とか個人として個人名で活動しても良い。

だけど、僕は屋号を決めたかった。

その理由は、「どういう生き方(働き方)をしたいのか」について自分自身と向き合う時間があると良いと思ったから。

建築学生時代、研究室に配属される直前に東日本大震災が起こったため、東北での復興まちづくり関係をはじめ、新潟の芸術祭に関わる活動をさせてもらったことで、地方へ行って活動をするということのイメージが付きやすくなっていたこと。

台湾への1年間の交換留学を経験したことで、異文化での生活に耐性がついていたこと。

そして、研究室とは別に個人で熱海での活動ができていたこと。

様々な場所に関わることで、1度関わった地域には愛着が生まれていたため、関わり続けたいという思いが生まれていました。

そのため、1つの場所に根ざした活動もしたい、1度関わった地域に関わり続けたいという思いから、移動しながら働くという形ができたら良いなと考えました。


- 移動しながら働くということ(hut.という言葉)

移動しながら生活をしている人たちですぐに思いつくのは「ノマド」というスタイル。
ノマドとは英語では「nomad」
言葉の意味としては「遊牧民」や「放浪者」
つまり、「定住地を持たず移動しながら暮らす人」
現在では、この意味合いから派生した「時間と場所にとらわれずに働く人や働き方」という認識があることと、SkypeやFaceTimeなどのテレビ電話でネット環境さえあればどこにいても打ち合わせが可能な時代であること。

社会人1年目に、東京の表参道に事務所を構える店舗内装の設計施工会社で働き、毎日朝の満員電車に揺られ夜まで仕事をして、また満員電車に揺られ家に帰って寝るという生活をしていた時に感じた僕の中での違和感。

そんなことをひっくるめて、理想はキャンピングカーでずっと生活をしているような移動式の住居兼オフィスで、様々な地域を点在しながら暮らしていくことが可能だったらしっくりくるのかもしれないと考えていました。(もっと理想で言えば移動は自動運転。夜寝る前にいた場所と朝目覚めた時の場所が全然違う場所だったら面白くないですか?)

そんな理想のスタイルを思い描きながら、仕事としては空間を中心として様々なデザインをしていきたいため、「デザイン(design)」は屋号に入れようと決め、「ノマド」から連想する「空間を表す言葉」を探した。

「ノマド」から連想する空間を表す言葉、遊牧民の生活空間である「家屋(ger)」や「包(pao)」、「テント(tent)」、「屋台」など簡易的に設置ができる仮設物を連想していったのですが、どうもしっくりこない。

仮設物だと「地域に根ざす」の部分は少し弱いのだなと思い、基礎ありきで移動しようと思えばできる「小屋」にたどり着いた。

「〇〇デザイン小屋」
規模感はしっくりきているけど、まだ少し違和感が。
小屋は英語では、「hut」

「〇〇デザインハット(〇〇design hut)」
音の問題だった。
というより音を気に入ってしまった。


- しろくまという動物

「〇〇デザインハット(〇〇design hut)」
〇〇に入る言葉を選べ。
テストの問題のような状態になったが、僕の中ではもうすでに「しろくま」という動物の名前を使うことは決まっていた。

理由は、「しろくま」という動物に愛着があったから。
きっかけは、建築学生時代に戻る割と浅い歴史なのだけど、ある時研究室の先輩が「せきめってしろくまっぽいよね。」と発したことだ。

その先輩曰く、
「しろくまって白いしイラストとかキャラクターになると可愛い感じで愛らしいけど、くまなんだよ。やつら、肉食ってる。」
これが僕のイメージらしい。
褒められているのか、何なのか謎だが、周囲にいた他の先輩や同期は、どうやらしっくりきたらしく、「せきめ=しろくま」イメージが広がった。

決定打は、同期が僕のPCを置くための台に描いた「せきめしろくま」というイラストだった。
僕自身納得できるほど似ていた。
そうです。このときの「せきめしろくま」のイラストが「shirokuma design hut.」という僕の屋号のロゴの元になっています。


- しろくまという動物の生態

「しろくま」
学術名は、ホッキョクグマ。
生物学上、クマ科クマ属に分類される熊。

僕は、このホッキョクグマの生態を調べてみてびっくりした。

彼らは、流氷水域や海岸などに生息している。
驚くべきは、季節によって生活エリアを変えていること。
冬季には流氷の南下に伴い南へ移動し、夏季には北へ移動するのだ。
なんと、1日あたり70kmを移動することもあり、1年あたり1,120kmもの距離を移動した例もあるそうな。
そして、地域によっては直射日光や天候、外敵から逃れるため、風通しの良い巣穴を作るらしい。

ぴったりだった。


【 shirokuma design hut.という屋号 】

「しろくまデザインハット(shirokuma design hut.)」
ものすごく気に入った。

すぐさま、「せきめしろくま」を描いた友人に連絡を取った。
この友人は一足先に個人事業主になっていたので、すでに何度か相談をしていたので話が早かったのだが、第一声に「学生の時に描いてくれたしろくまのイラスト、ロゴにしていい?」と聞いた。
何も説明していないけど理解したのか「いいよ。」と。

こうして、僕の屋号は「shirokuma design hut.」となった。

そして、社会人になってからは、東京→北九州と移動して、まさに今、3地域目の京都に移住しようとしています。


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最後までお読みいただきありがとうございます。
今後の記事も読んでいただけますと幸いです。
「hut.」という言葉にはもう1つ意味を込めているので理想の働き方(チーム)をテーマにした記事を予定しています。

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