見出し画像

人間性を否定しないクリティカルさを習得するまでのでこぼこ道

心の揺れやすさで映画を楽しんでいるようなところがあるけど
副作用としてマインドワンダリングがとれにくいという傾向もある
書いていったん落ち着いて、いろんなレビュー読んで対話に近い作用をもらってまた落ち着くという感じ

研究も場に出すことで色々言われるけど、
色々言われることは別の視点から眺めた景色を言語化して渡してくれているということ
いままでの自分の視点が少し不安定になってぐらつくけど
そのぐらつきが、結果的に自分の視野を広げてくれる
結局、だんだん落ち着いてきて結局よい作用をもたらすことが多い
対話のルールと同じで、異なる意見を提示したり、問いかけたりするのはいいけど、「相手を否定しない」という態度が、長い目で見て不可欠だと思う

私が研究を習ったことがある先輩はいつも
自分以外はバカ、低能、ものがまともに考えられない
というメッセージを発していた

その人は、たしかに頭が良かったのかもしれないし
すごく真面目に研究をとらえていたとは思うが
いつも人を威圧しており、敬遠されていた

私はその先輩の意見をきくことで、気づきも学びも多くて
有る時期、ちかくで沢山のことを教えてもらったが
離れてみて、そこで失いつづけてきたものもたくさんあったのかもしれないと思うようになった
そのひとつが、自分はバカで低能で、まともにものが考えられないと
どこかで自分をさげすむような気持ちが身についてしまっていたことだった

自分を否定できるというか、クリティカルな態度になれることは
研究をはじめるとき、習得すべき態度のように思う
なので、結局、とてもいい教育を最初に受けたということになるかもしれない

けれども、人間性の否定にならないクリティカルな態度
というのを身に着けないと、
人生自体が不幸になる
だから、研究者は気を付けないといけないと思う

私研究始めてまだ5年くらいだもんね
まだ全然、途上だ
多分、自分のやり方を見つけて定着するまでに
ここからさらに5年くらいかかる気がする

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?