あめゆきかぜもりサニーデイ

転職・引っ越しを機に 日々のことを書きたくなりました 心理職&研究職です 自由に考え…

あめゆきかぜもりサニーデイ

転職・引っ越しを機に 日々のことを書きたくなりました 心理職&研究職です 自由に考えるためにnoteを書きます →2023年3月 乳がん発見 →2023年5月 手術 つらいときに動き始める 好奇心みたいなエンジンがあります いろんなこと、書きながら考えてみたいと思います

最近の記事

自覚症状に「そんなものはない」なんてない

自覚症状を伝えて医師から「そんなものはない」と言われるのはつらい。 つらいからその場ではそんな言葉聞かなかったふりをする。 あと「それは副作用でなくただの加齢かもね」とかいう逃げ方もある。 注射を打った翌日からいきなり加齢した説。自覚症状を話した自分が恥ずかしくなり自分で話を逸らす。 どうにもできないこと、曖昧なことを「ない」と言い切って、患者にもその世界観に合わせてもらう。それだと自覚症状がある人はそれを抱えたまま、更にあるはずのない自覚症状を持っているという恥の感覚も背

    • R君のお父さんの納骨と家族会

      金曜日,ランチに誘われていたので11:40に仕事を切り上げてロビーに出た。「11:40にロビーで」と誘ってきた相手が出て来てなくて,時計をみると11:43だった。3分くらいのことなのに,イライラした。時間を守ることは自分にとって少し無理することで,その無理をわざわざして(あげて)いる(という感覚が多分,自分にある)のに待たされると苦痛が倍増するのだろうか。小学生の頃,誘いに来た友達を待たせているとき,父親から「人を待たせることは,人の命を使いよるということやぞ」と戒められてい

      • 自分のサイコオンコロジストになるトライアル:所見を書く

        直美さんからいただいた棒灸をやってみた。 足の三里は私が疲れたとき押すのが大好きな位置にあるつぼだった。 耳と肩のあたりもあたためた。夜にやると,よく眠れそう。 私のこだわり行動は,考え続けること。 あのとき何があれば助かったのか 考え続けることに終わりがない。 仲間と研究をしていて,いいなと思うところは 仲間が制限をリマインドして,バランスをとってくれるところ。 私はひとりだと,時間や予算やエネルギーの枠に立ち戻るタイミングを遅らせがちだから。 ところで 私の,が

        • 4月15日夜,ハンバーガーを食べながら,チャレンジを始めた

          ちょっとホットフラッシュがきつくなってきてる気がする。 新しく注射を打ったからかな。それとも春だから? 私の書く文章は以前よりゆるゆるしていて,なんだか張りがない。 どうしてこうなっちゃったんだろう?少し頭がボーッとしているからかもしれない。 仕事が終わって本屋に寄って,帰りにお腹がすいてふらふらしたのでマクドナルドに行ってダブルチーズバーガーとポテトのMを食べた。 飲み物はアイスアールグレイティー。 さっき買った「発達障害のある女の子・女性の支援/川上ちひろ」「続・発達

        自覚症状に「そんなものはない」なんてない

          がん治療における少し特殊な心理的ニーズへの対処方法。【AIお悩み相談】

          Aさんは最近ずっと悩んでましたが、 紆余曲折の結果、やっと問いが言葉になって固まってきたので、 CHATGPT4に意見でもきいてみようと思った。 Q① Aさんは育ちのなかで大変な事件に遭遇したことから10年前にPTSD様の症状が出ましたが、トラウマ治療を受け回復しました。 社会的には問題なく暮らしているのですが、いくつか後遺症のような特性が残っており、がん治療の際に少し不具合が生じました。 A① Aさんが経験したようなPTSDは、非常に深刻なトラウマに起因する長期的な影響

          がん治療における少し特殊な心理的ニーズへの対処方法。【AIお悩み相談】

          書くこと、マインドフルネスの鍛錬

          書くことが瞑想である。 今日も5時に目が覚めてしまい、しかも元気だったのでゆっくり朝食をとって7:30頃出勤した。 イチョウ並木はすでに忙しそうに出勤する人が行き交っていた。職場につくと守衛のおじさんは「えらい早いですね」と声をかけてくれた。 7:30なんてたいして早くないけど、このおじさんはふだんあまりしゃべらない人なので、なにか声をかけてくれたというのはおもしろいことだった。 私は最近ウルトラベリーショート、しかしやや髪はうすい、それをさらに明るめに染色したため、鏡

          書くこと、マインドフルネスの鍛錬

          治験参加のお悩み相談をして主治医問題もアウフヘーベンした・・・と思ったら,そう甘いものではなかった

          作業に取り掛かる前に 昨日のことを反芻してしまうので書いてしまおう 昨日は主治医に会えた わたしのほんとの主治医っていうか 本命っていうか親代わりっていうか がん治療に関するボスっていうか まあ自分にとってそういう存在 わからないことはこの人に相談したいし この人に頑張ってるねってほめてもらいたい この人に会うと安心する 私はなんでこうなったのかしらないけど 危機状態では、太い愛着対象を見つけて頼って生きていくシステムになっているようで でも、全然誰でもいいわけではない

          治験参加のお悩み相談をして主治医問題もアウフヘーベンした・・・と思ったら,そう甘いものではなかった

          哲学対話3-B.「愚行」:当事者としての愚行

          書いておかなければ時空の割れ目が閉じるみたいに,なにも思い出せなくなってしまう。そのため,哲学対話,読書会,映画鑑賞などのあと,「もやもや」が存在する場合には,すくなくとも24時間以内くらいの間に,文字にしておきたい。 今回は9名の参加,取りかかりとして10個の問いが得られた。 1. やったあとに「なぜ自分はあんなことをしてしまったんだ」と思うようなことを、人はどうしてしてしまうんだろう 2. 行動に移す前に、どうすれば自分の愚行に気づけるか 3. 「愚行」と呼ぶよう

          哲学対話3-B.「愚行」:当事者としての愚行

          冒険てつがく対話をふりかえり,言葉にしてみる:3月-A.【美しさ】

          気になるけど,ひとりでは全然考えられないことについて考えるために,オンラインで哲学対話をやらせてもらっている。対話はひさしぶりで嬉しかった。けれども,今日は自分がなんだかどこか落ち着かない状態でいるような感じがしていた。それは放射線治療も終盤で身体が疲れやすくなっているせいかもしれないし,脱毛後,はじめて帽子やかつらを脱いだ状態で人前に出た(画面越しだけど)せいかもしれない。 ひとり1個ずつ問いを出してもらって,9個の問いが得られた。 1. 人はなぜ美しさを求めるのか?

          冒険てつがく対話をふりかえり,言葉にしてみる:3月-A.【美しさ】

          〇〇さんといつか焼き鳥を食べるために書いた手紙

          〇〇さん、ご連絡ありがとうございます。 ご無沙汰していますが、一緒に研究させていただく機会をいただき、本当に嬉しくおもっています。入院中でもオンラインで打ち合わせに出られるような時代でよかったです。 xxxのご研究、執筆など忙しいんですね。臨床も週2で続けているというのはすごいことだと思います。 自分はオンラインで細々と数件のみ臨床を続けていますが、最近は臨床も、病院に所属して仲間と共に働けたら楽しいだろうなとウズウズするような気持ちになることがあります。 しかし身体は

          〇〇さんといつか焼き鳥を食べるために書いた手紙

          グレート・ギャツビーに出て来る女の末路について(やはり、乳房の話)

          ひとつ気になっているイメージがある。 グレート・ギャツビーに出て来る女の末路である。 いろんな女が出て来るが,中でも最も(作者から)バカにされている女。 あのいやなやつ(マッチョのトム・ブキャナン)のラブ・アフェア相手のマートル。 マートルにも夫がいて車の修理工だったと思う。 その貧相な男の描写がますます,マートルの貧しさと欲と裏切りの資質,女というものの醜さ(そういうものがこの世にありありと存在するかのように描いている)を際立たせるのである。 (ただ,この小説を読んだの

          グレート・ギャツビーに出て来る女の末路について(やはり、乳房の話)

          学びの原動力

          何度も語って、眺めて語りなおして すこしずつ自分の物語のりんかくが見えてくる 10年前に母が亡くなったこと 母が楽しみにしていたコンサートの2日前 ”優格観念”を持つが責任能力はある尊属の者の、 そいつのナラティブを補完するための、暴力の犠牲になったこと 私の育った家庭のこと 会社経営の父のこと かわいかった弟たちのこと のどかだった日々のこと 今考えると、哲学の正反対だった(つまり、「考えない」という姿勢を教える)、宗教のこと 音楽のこと やさしく、ちからづよい 母方

          人類初の「自分の身体の上でポスター発表した人」になることを夢想

          学会発表用ポスターができた。 以前いた大学院ではすべて 江戸っ子の師匠にお伺いを立ててからというところがあったため、 大き目の出力が必要な際には、びびりながら師匠に相談し 師匠が取り持ってくれた場合だけスタッフさんに頼んで行うという効率の悪い状況があった それにひきかえ 現在所属するセンターではスタッフさんとの距離が近く、 みなさん研究者に対して支援的であるため、 すいすいいろんなことをやってもらえて 私はたいへん励まされている Aさんに、できたポスターのデータを送信し

          人類初の「自分の身体の上でポスター発表した人」になることを夢想

          おっぱいと、美しさ

          今更だけど。おっぱいの話がしたいような、したくないような。 (したいのだ) おっぱいがなくなって、 しばらくたって、診察のとき 主治医に 「ここ、げっそり行かれてる」といったら 主治医は 「ね。・・・なくなっちゃったね」 と言った。 ちゃんと残念そうに言ってくれたので、私は慰められた。 おっぱいがなくなるということが、 まさか自分の身に起きるなんてね。 このことは、あまり人と話しにくい。 私が、一方的に気の毒な人になってしまうからだ。 でも今日はなぜか考えてしまうので、

          S先生に、唐揚げの入ったスープカレーをごちそうしてもらって記憶について話す

          病気のこと書かないで、 ちょっと別のことを書いた方がいいのでは、という気がしてくる。 学食のことを書こう。 今日は朝から会議が続いた。 「長いな」と思うたび、 「長いとか思うな、会議にしゅーちゅーしろよ」 自己内で注意喚起の意識も起動する。 (どちらも無駄なんだけど) 11:30にK学院大学のS先生がこちらに来ている、というので 前から約束してたんだ。 待ち合わせてランチ。学食に行った。 1年半ぶりか。 「元気にしてた?」 と言われて、「はい」とも言えず 「いやー実は病

          S先生に、唐揚げの入ったスープカレーをごちそうしてもらって記憶について話す

          病気がわかった日のm.へ1年目のお手紙

          おつかれさま。 1年前の3月3日、金曜日、すこし仕事を早めに切り上げて、近所のクリニックに行ったな。 2月はじめに、右胸にしこりみたいなのがある?って思ったのがきっかけで、がん検診受けてみようかなと思ったんやったな。 でも本当は、自分ががんになるなんて思ってなくて、 「大丈夫です、なんでもありませんよ」 って言ってもらいに行く、くらいのつもりやった。 だからそんなに受診も急いでなくて、 子宮がんも一緒に調べるし、なんとなく女の先生のほうが気が楽と思って、わざわざ女の先生

          病気がわかった日のm.へ1年目のお手紙