話が合う人って単語のチョイスセンスが合っているってこと

話が合う人っていうのは共通の話題がさほどなくても話が止まらず話せる人。

私は自分のことを、万人受けする(人から嫌われないタイプ)タイプだとは思ってなくて、万人受けはしないんだけど合う人・刺さる人はには熱狂的に愛されるもしくは仲良くなれるタイプだと認識しています。

仕事上でも話が合って仕事がすいすいすすむタイプの人と、言ってることがマジで意味不明だって人と極端に分かれます。
もちろん私の理解力が追い付いていないこともあると思うのですが、その手前の話し方とか話の進め方とか言葉の選び方の段階で合ってないなと感じる人が結構います。
個人的には単語のチョイスの波長が合ってないとめちゃくちゃ違和感を覚えます。本来の日本語の意味通りに使ってほしいとかって意味ではなく、感情や状況を表すのにふさわしい言葉をちゃんと選んで話してほしい、そんな気持ちがあります。選ぶためにはいろんな表現や単語を知ってないといけないので、いろんな人と話した経験や小説などの本をたくさん読んでないといけないかもしれません。

私が好きだなって思う人、話が合うなって感じる人は、選ぶ言葉に頭の良さ(知識)を感じるか、自分の感性に従って言葉をきちんと選んでいるか、そのどちらかのような気がします。決して話がうまいかへたか、そういうことではありません。

人でも本でも、この人のこの言い回しすきだなとかこの人のこの言葉の選び方、なんでこれ選んだかその背景にある気持ちわかるなって思うとぐっと心の距離が縮まります。
最近そういう新しい出会いがなくてちょっとさみしいです。
ちょっと前に私の好きな人がLINEで、「お風呂して寝てね」って送ってくれたのですが、この「お風呂をする」っていう表現がなんだかぐっときてしまって、今私はこれを多用しています。普通なら「お風呂入って寝てね」かと思うですが、お風呂って私にとってちょっとめんどくさい作業なので、お風呂をするっていう言い方が、そのめんどくさいけど行うってニュアンスを含んでいる気がして、すごく好きな言葉のチョイスだなと思いました。そして、彼も同じ気持ちでこの言い方を選んでいそうだと思ったので、尚更愛おしいと感じました。
これを友達とかに話してもよくわかってもらえないのですが、こういうちょっとした言葉の選び方にその背景が見えるってことがすごく好きなのです。

本当はこういう言葉の選び方が合う人とだけ話して生活したいのですが、お仕事をしているとそうもいきません。それ自体は若干ストレスなのですが、たまにドンピシャな言葉センスの人と出会ったりするので、その出会いはいつかなーと今日も粛々と仕事をするのです。


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