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閑話休題 建築系図書カフェを作りたい

私は、元々建築系の人間ではなく、スキでもなかったので、この歳まで建築やっているとは思っても居ませんでした。そこでサードステージに何をやるか?はいろいろ考えていました(建築はセカンドステージ)。しかし今となっては、転職も難しいので、今の仕事をしていながら何か・・・という方向で考えています。

その1つが、建築系図書カフェです。文学部(史学化)出身なので古書が好きです。古書を収集したり飾っておく趣味はないのですが、古書を読むのがスキです。特に古い雑誌。広告や時代背景を見ながら読めますので。そこで古い建築知識という雑誌を集め始めました。今ではない企業の広告もありますし、名前が変わってしまった会社もあります。記事も時代を表すものが多くあります。

集め始めたのは趣味的な意味合いではなく、耐震診断やリフォームに役に立つということもありました。おかげで調査が難しかった建物のヒントを得ることもたくさんありました。なので、今後も仕事も兼ねて古書・雑誌を集めていきたいと思っています。

今は1960~70年代の建築知識を集めています。

そして、将来的には、そういった収集物を手軽に読めるカフェを作りたいなと思っております。実務で調べたい人、昔を懐かしみたい方、古い事に興味がある方、そういった方が、日々の忙しさを忘れて楽しめるような空間を作りたいです。図書館とは違ったもっと手軽な空間を。

市街地建築物関係法令通解(建築基準法の前身の法令集)は非常に役に立っています。

木質構造設計規準は初期のものから4世代揃えています。一番古い物は薄いです。どんどん分厚く難しくなっていることがわかります。初代から読んでいくとわかりやすいです。RC規準も昭和10年から4世代揃えています。計算例もついているので便利ですね。基本これらを手本に計算書が作られていることが多いので有益ですね。建築士試験問題、問題集も集めています。世代毎のネタになると思いますので。一番古い本は大正11年。ワープロやパソコンのない時代の本は味わい深くて良い物ですし、当時の状況がよくわかります。今と違って情報は本しかないので、皆が本を大切にしていたことがわかります。古い本はだいぶ傷んでいますが、集めるだけでなくきちんと読むようにしています。そのうち、これらを題材に執筆することもあるかもしれません。

今と違って、時間がゆっくり流れている・・・と思いきや、戦後などのようにめまぐるしく動いた時期もあり、時間の流れも一定ではありません。そのようなことを知らず今だけ見ているのは悲しいことです。皆様もたまには、古書を楽しむ時間をもってみてはいかがでしょうか?


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