バレットジャーナル

ライフハック#2 ライフスタイルに合わせた手帳「バレットジャーナル」(箇条書き手帳)


はじめに

バレットジャーナル(Bullet Journal)を始めて約2年。
これまで色々な手帳を買っては試してきたものの半年と続いたことがなかった私が、初めて続けることができた手帳。

バレットとは箇条書きにする文の前につける黒点「・」のことで、タスク管理やメモ等色々なことを箇条書きでまとめます。そうすることでシンプルに、客観的に自分を見つめることができるようになるのです。

ここからは改めてバレットジャーナルについて紹介していきます。

バレットジャーナルとは

いま世界中で話題になっているという『Bullet Journal』。
自分のライフスタイルに合わせて自由にカスタマイズできる手作り手帳術です。
基本的なルールは、「・」や「>」などの記号(これをパレットジャーナルでは『Key』と呼びます)に意味を設定し、すべての予定やアイデア、メモを箇条書きで書くことだけ。公式には他にもフューチャーログ、マンスリーログ、ウィークリーページ…etc といった形式があるようですが、必ず入れなければならないものでもありません。自分に必要だと思う項目、記録しておきたいこと、好きなこと"だけ"を詰め込んだ世界にひとつの手帳。
いかに可愛くカラフルに飾るか、とことんシンプルを追求するかは本人次第。書籍も出ています。

「箇条書き手帳」でうまくいく はじめてのバレットジャーナル

【バレットジャーナル公式サイト】に詳しい書き方やルールなどが解説してあります。
Bullet Journal - The Analog System for the Digital Age

これを日本語訳にしてわかりやすく解説してくださっているサイトがこちら。
わたしのバレットジャーナル

バレットジャーナルの中身を公開していたり、おすすめの文具が紹介されていたりと、これからバレットジャーナルを始めようという人にはとても役立つサイトです。私もこちらで勉強させていただきました。
バレットジャーナルについての情報はブログで紹介している方もたくさんいらっしゃいますし、InstagramやPinterest、画像検索でも様々なバレットジャーナルの中身が公開されているのでそちらを参考にしてみるのも良いかもしれません。


バレットジャーナルの始め方

自由度の高いこのバレットジャーナルは、ノートとペンさえあればすぐに始められます
一定のバレッドジャーナリストたちに人気の文具やノートもありますが、大学ノートと黒ペンだって良いのです。(ただ、白紙や罫線よりは方眼やドットのついたものがよく使われているようですが)
そして「ラピッドロギング」(バレットジャーナルを書く4つのルール)に基いてまっさらな状態から作っていきます。

1.インデックス
2.フューチャーログ
3.マンスリーログ
4.デイリーログ

最低限必要な項目はこの4つだけ。
決まったフォーマットなどもないので書き方は自由です。

1.インデックスは目次です。何ページに何が書いてあるのかすぐに検索できるように、各ページに番号を振り、ページ番号+項目名を記入します。

2.フューチャーログは1年間の大まかな予定などを書き込むページです。必ずしもカレンダー形式である必要はないし、半年分ずつにわけて書いてもOK。ここには誕生日や試験の予定などいわゆる年間行事を書き込みます。

3.マンスリーログは月の予定やタスク、目標などを記入します。こちらも必ずしもカレンダー形式である必要はありませんが、見やすさや見た目を重視するなら手間をかけると可愛く仕上がります。しかしこういった部分が面倒で続かない、ということになってしまえば本末転倒なので、シンプルに月と日付だけ記入するパターンでもOKです。とにかく”続けられるもの”を目指しましょう。

4.デイリーログは名前の通り1日の予定やタスク管理に使います。バレットジャーナルのメインともいえるこのページには、あらゆる物事を記入できます。パッと思いついたアイデアだったり、ちょっとしたメモやそのときの感情など、なんでも記録することができます。

さて、最低限のセットアップが完了したあとは、自由に項目を追加していきましょう。
〇〇したいリスト、体重管理、収支管理、お気に入りのお店や場所、習慣トラッカー(日々の習慣を記録するもの)など、なんでも良いのです。
もちろん、そんなのは面倒だという人は書かなくて大丈夫。バレットジャーナルの目的は「管理したいこと(主にタスク)を可視化して計画性をもって行動すること」です。


出会いときっかけ

私がバレットジャーナルというものに出会ったのは毎年恒例の(笑)手帳探しをしていた頃です。ズボラな性格で手帳や家計簿(お小遣い帳)、日記など気合を入れて始めてみるもののいつも三日坊主で終わってしまう私。それでもかわいい手帳や文具が好きで毎年買い揃えては頓挫し、新しい手帳に一目惚れしては買って…の繰り返し。続けられた試しがなく、どうやったら継続できるだろう?と悩んでいました。
そんな時たまたまネットで見つけたのがバレットジャーナル。初めはカラフルでかわいいイラストが盛り沢山なその中身を見て「自分には絶対無理……」と思っていましたが、改めて解説を読んでみると作り方はとても簡単。私にも出来そうだと見事に影響されました。
やってみようかなと気分が乗っていたとき、ちょうど「家計簿を付けたいのに続かない」と悩んでいた母にこんなのがあるらしいよと勧めてみたのです。しかしそこで母が一言。「これって超マメな人向けでしょ?」
(確かに凝りに凝った中身を見るとその通りだと感じますが……)
そんなことはないと証明するため、わたしが実験台になることにしました。(笑)


実際に使ってみて思ったこと

バレットジャーナルについて大まかなことは理解したいただけたと思います。(もっと詳しい情報については検索してみてください)

さて、実験の結果は冒頭に記した通り。めんどくさがりでズボラなわたしが1年以上も続けることができました。
なぜなら白紙の状態ではじめるので自由度が高く、自分に適した使い方が出来る。何より「書かない日があってもいい」というのが私にとって一番の理由だったように思えます。
市販の手帳だと一日ごとにきっちりと均等にスペースが設けられているため、書くことがない日や何も書かなかった日は空白になる。その空白に罪悪感がありました。逆にたくさん書きたいことがある日はスペースが足りず困ってしまい、大事なことだけ書こうとしたら結局何も書かなかったということも。それがバレットジャーナルにすると書きたいときだけ書きたいだけというわがまま手帳が実現したんですね。(笑)

バレットジャーナルをはじめて良かったことは3つ

・タスク管理が簡単でわかりやすい
・スケジュール(予定)がわかりやすい
・書けない日があっても空白ができないので罪悪感がない

他にも細々した”いいこと”はいくつかあったかもしれないけれど、ざっくり言うとこの3つ。「わかりやすい」というのは漏れがなく忘れ物もなくなり、事前に準備ができたりとスムーズにこなせたという意味です。

逆に見えてきた改善点が3つ。

・自分ルールを作るのはいいけれど、そのルールに縛られてしまう
・形式や文具などにこだわりすぎて「素早く」書けない
・年始め・月初めにカレンダーを書かなければならないのが面倒

これらは私の使い方の問題で、変なところで完璧主義なため自分で作ったルールを守ろうとしてきっちり記入しようとしてしまいました。文頭の列を統一するとか、タイトルは太いペンを使うとか、そういったどうでもいいことにこだわって、自ら面倒を増やしてしまうのです。
素早く、簡単に書ける手帳のはずなのにこれでは本末転倒ですよね。


さいごに

手帳コーナーが増設され、目についたバレットジャーナル関連の書籍。
初めはネットで色々と情報を得ながら見よう見まねでやっていましたが、一度ちゃんと公式のものを読んでみようと購入しました。
バレットジャーナルの基本と工夫、付き合い方やアイデアなどをカラー写真で実例を交えて説明してありとても読みやすかったです。また少しバレットジャーナルについての認識が変わり、より魅力的に思えてきたこともありました。

一度決めたルールに固執するのでなく、変わっていくライフスタイルに合わせて手帳の内容も変えていくことが出来るのがバレットジャーナルの利点です。

情報を整理するうえで私は、「忘れるために書く」ということをしています。すべてを覚えることは不可能なので、未来の私のために書いておけばそれはもう忘れてよいのです。見返したときに、過去の自分が教えてくれるから。過去の私は未来の秘書です。
何でも書き込むことが出来る、つまりあらゆる記録が出来るバレットジャーナルはうまくつかいこなせば秘書のように私のことを教えてくれるでしょう。いや、もっと密接に、人生のパートナーにもなれるのではないかと思います。

これからも少しずつ改善を加えながら、機会があれば私の手帳の使い方や中身も公開してみようかなと思っています。どなたかの参考にでもなれば幸いです。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
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φ(..)

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