もし自分が理系に進むならきっかけになったであろう作品~『Dr.STONE』のススメ~

1 幼い私の進路決定までの道のり~軽い自分語り~

 早く表題の通り『Dr.STONE』という漫画・アニメ作品について語りたいのはやまやまなのだが、客観的には文系的な進路を歩んできた私が理系的な作品である『Dr.STONE』にハマった落差というか衝撃をお伝えするために少し私の半生について語ることをお許しいただきたい。そうすることで、多少なりにも「文系人間が読んでも面白い理系の作品があるのだな」と感じてもらえれば幸いである。そもそも『Dr.STONE』は文系理系関係なく面白い少年漫画なのだけれど。
 私は幼い頃、具体的には小学校の3,4年生辺りにはぼんやりと弁護士になると決めていた。「中学生や高校生の頃に進路が決まっている方が少数派」というのはよく聞く話であったが、私はバリバリの少数派であったというわけである。といっても私は正直に言えば別に心の底から弁護士になりたかったのかと言えば、今にして思い返せば疑問が残るところである。親や親戚が弁護士というわけではなく、周囲に弁護士の知り合いがいたわけでもない。まして、弁護士ドラマを見て面白いと思いこそすれ本気で弁護士を目指すという動機付けにまでは至らなかった。そんな私が弁護士を目指していたのは少なからず父の影響がある。私の父は医者である。開業医ではなく勤務医なので別に「医者になって俺の病院を継げ」的なやりとりがあったわけではなかったのだが。では、何故私は医者を目指さなかったのかというと、ズバリ手術をしたくなかったからである。話は変わるが私の幼い頃に『ナースのお仕事』というドラマが放送されていた。そのドラマの中で手術を始める際に手術室で気絶する医師が登場したのだが、それを見て「もし自分が医者になったら自分も手術室で気絶する医者になるに違いない。自分から新たな患者になるような医者になってはいけない」と心に誓って医者になることを、医学部に進学することは早々に自分の進路の選択肢から外すことになった。私は血を見ることにはさほど抵抗感はないのだが、生きている人間の内臓や骨、神経を見なければいけないことには強い抵抗感を覚えてしまうのだ。まして手術をしなければいけない状態ということは、骨があらぬ方向に曲がっていたり飛び出してはいけない臓器がまろび出ていたりしているわけで、そういうのを想像するだけで全身の力が抜けていってしまうわけだ。それだけでも嫌なのに、医者というのは人の命を預かる責任重大な仕事な訳である。わずかなミスも許されないというプレッシャーに耐えられる気がしなかったのだ。そしてミスをしようものなら患者本人、あるいは患者の親族(場合によっては遺族)から訴訟を起こされるとなるとたまったものではない。加えて、勤務医といっても世間一般のサラリーマンと違って時間外労働が当たり前のように起こることがしばしばある。患者や病気・怪我は医者の都合など関係なくやって来るのだ。実際に私の父が深夜過ぎてから帰宅することなど珍しくもなかったし、逆に一度帰宅し就寝してから深夜に病院に呼ばれて出勤するということさえあった。そんな過酷な労働環境でミスなく手術を定年まで成功させ続けるなど、仮に年収数千万円をもらえたとしても全く割に合わないと思ってしまうのだ(それなりに良い暮らしをさせてもらっていうべきことではないかもしれないが)。そういうわけで、医者になることは早々に人生の選択肢から外れることになった。
 ただ、幼心ながら少なからぬプライドだけは持ち合わせてしまっていたようで、「父親が医者という社会的地位の高い職業に就いている以上、子供である自分も父の職業に比肩する何か別の職業に就かねば格好が付かない」と心に縛りを設けていた。そのような中、どこかでこの世には弁護士という職業があることを知った。幼い私でもどうやら医者と同じくらい社会的地位の高い職業であることは自明の理で、幼い自尊心を満たすには十分すぎるほどの劇薬であった。そういうわけで、自分が本当にその仕事をしたいのか、適性など何も考えないまま弁護士を目指し、結果的には法科大学院までは順調に進路が進んでしまった。

2 司法試験浪人生活が始まった年に出会った作品=『Dr.STONE』


 そんなこんなで最初の司法試験受験も終え、不合格という結果も早々に判明し、浪人生としての人生が始まってすぐのまだ受験勉強の再スタートを切っていない頃にある漫画と出会いゲロハマリすることになった。その作品の名は『Dr.STONE』。もし20年早く週刊少年ジャンプで連載していてくれたなら、間違いなく自分は医学部以外で進路を理系にしていたと言えるほど影響力の強い作品である。おそらく工学部か理学部か、薬学部のどこかに進学していたのではと妄想する日もあるほどだ。
 『Dr.STONE』にハマったのは2017年の10月頃の少年ジャンプを読んでからである。母方の祖父の墓参りで鹿児島まで飛行機で行く必要があり、その帰りの飛行機での時間つぶしのために少年ジャンプを買っていたのだ。そのジャンプに掲載されていた『Dr.STONE』は巻頭カラーである第25話「この手に科学の灯を」であった。その回の見開きによる電灯発光シーンを見て「この漫画は(自分の中で)ジャンプ史に残る名作回だ。俺はこの漫画を楽しみ尽くすために生まれてきたのだ」と本気で思った。そして、毎週『Dr.STONE』を楽しみ尽くすために、その日から完結するまでの2022年まで毎週欠かさず少年ジャンプを購読するようになった。『Dr.STONE』をリアルタイムで楽しみながら理系の勉強ができる学生が羨ましいとも思った。『Dr.STONE』に出会うまでの自分の人生に理系的な知識はまるでいらないと思っていたのだが、『Dr.STONE』に出会ってからは司法試験とは全く関係のない理系の知識をこれまでの失点を取り返すかのようにむさぼるようになった。『Dr.STONE』の影響で講談社ブルーバックス新書をはじめ理系的な本の購入頻度が明らかに増えたし、理系でもないのにYoutubeで「ヨビノリたくみ」さんや鈴木貫太郎さんの動画を見るようになった。極めつけは『Dr.STONE』の科学監修をしているくられ先生を筆頭とした「薬理凶室」コンテンツにどっぷりハマった。視聴できるだけYoutubeで薬理凶室の科学動画を視聴したり書籍を購入したりした。司法試験の試験科目に理系科目が一つもないことを恨みさえした。自分の価値観が間違いなく180°変わったことを実感したのである。

3 『Dr.STONE』の紹介(本題)


 ここまで読んで下さった読者の方のことを当然『Dr.STONE』を知ってる前提でここまで話を進めてきたが、そもそも『Dr.STONE』を知らない人のために遅ればせながらそもそも『Dr.STONE』がどういった作品なのか改めて紹介しようと思う。
 『Dr.STONE』は一言で言えば週刊少年ジャンプの誇る「科学クラフトSF漫画」である。2019年からアニメ化も果たし2023年現在において第3期までアニメ化がされている。
 ある日、世界中の人間が石になる光線によって人類が築いた文明は崩壊し3700年が経過した。原始時代のような雄大な自然が支配するストーン・ワールドで3700年ぶりに目覚めた科学大好き主人公・石神千空が文字通りゼロから科学文明を復活させ、人類石化の謎に迫っていくというストーリーである。ここからは『Dr.STONE』の面白さをいくつかの要素に分けて紹介していく。


①多種多様な科学クラフト
 物語の最初のうちは石器や紐、原始的な火起こしをするというサバイバルものでよく見る描写から始まり、そこからいきなり時代をすっ飛ばして「抗生物質」を作るために必要な素材(鉄、電気、ガラス、硫酸、塩酸、水酸化ナトリウム、アニリンetc.)をかき集め、そこから「日本刀」「電球」「ケータイ電話」(もどき)「自動車」「冷蔵庫」「気球」「カメラ」「大型機帆船」…と言ったものをどんどん作り上げていく。
※アニメ派の人のネタバレを避けるため、これ以上の科学クラフトの説明は控えることとする。それでも十分に面白いのだけれど。
 これらの科学アイテムをクラフとしていく過程がスピーディーかつ分かりやすいのだ。なので、読者が大人だろうが子供だろうが、理系だろうが文系だろうが関係なく身近にある物質や機械についての知見を深めることも可能なのである。漫画、もしくはアニメという形で人類の科学史を分かりやすく紐解いているとも言える。


②迫力のある原作作画~Boichi先生すごすぎ問題~
 原作漫画の作画担当Boichi先生によって紡がれる迫力のある原作の一枚絵は読むものを圧倒すること間違いなしである。毎週ページをめくった次の瞬間に迫力のある構図でぐわっと読者の意識を引き寄せる絵というかシーンが襲いかかってくるものだから、週刊連載していた頃は途中から読み始めたとしても「なんだか迫力のあるすげー漫画」という印象から読み進めることも十分可能である。単行本サイズでも面白いとは思うが、個人的には紙のジャンプのサイズで読む『Dr.STONE』の方が初見の迫力という意味では圧倒的だと思っている。単行本を読み返して気付いたのだが、(必ずしも絶対というわけではないが特に初期は)毎回1度は見開きの大ゴマがくるように話が進んでいくので、週刊連載で途中の一話だけ読んでも十分面白いクオリティの作品なのである。私は毎週の見開きの大ゴマの迫力を目当てに連載終了までの4年強かけて毎週少年ジャンプを買うことになったのである。おかげで家は手狭になったが全く後悔はしていない。そして迫力があるだけでなく絵も緻密なのである。「どうやって5年間週刊連載できたんですか?」と思いたくなるほどに1コマ1コマを丁寧に描いているのだ。しかもBoichi先生は一時期週刊ヤングマガジンでも『ORIGIN』という作品を『Dr.STONE』と同時に連載していたり、『Dr.STONE』と同時に週刊少年ジャンプ上で『Dr.STONE』のリブート作品を短期集中連載していたり、あの『ONE PIECE』の公式スピンオフ作品を何本か掲載したり…とリアル『バクマン。』の新妻エイジみたいなことをやってのけているのである。しかもそちらも面白いし絵のクオリティも半端ないし…。Boichi先生の著者近影はロボットだけれども本当にロボットというか『攻殻機動隊』の全身擬体にでもしないとこの仕事量捌けなくない?という疑問しか湧かないんですが…。とにかくスゲーのである(語彙力)。
 また、単純に絵が上手いだけでなく『Dr.STONE』という作品の描写において科学的にも可能な限り「正しさ」が追求されているのである。科学監修が付いているだけでなくBoichi先生自身も物理学専攻らしくその治験を作品に反映させているようなのである。そもそもBoichi先生は自分自身でSF作品を創るために大学院まで出て物理を学んでいる凄い人であり、科学監修のくられ先生相手に「この論文って合ってます?」と突っ込めるだけの科学知識を有しているのだ。そんなBoichi先生が全力で作画を担当する漫画が面白くないわけがないのである。


③魅力的なキャラクター
 『アイシールド21』も手がけた『Dr.STONE』原作の稲垣理一郎先生が紡ぎ出す魅力的なキャラクター達も『Dr.SOTNE』という作品の面白さの根底を支えている大事な要素だ。いかにストーリーが面白そうでもキャラクターに魅力がないと面白さも半減してしまうものだが、『Dr.STONE』においてはその心配は杞憂だ。加えてBoichi先生の画力が合わさり魅力は100億%底上げされていると言える。つまり最高ということだ。
 まず主人公の石神千空が主人公として100億万点なのである。そもそも文明が崩壊した世界で3700年という時間の経過を正確に把握していたのは「3700年間秒数を数えていたから」という超人っぷりを見せつけて「コイツは只者じゃねー」と印象づけられる。そして尋常ではない科学知識を用いて様々なアイテムをクラフトしていく様子に惹かれていくわけだ。もちろん、全てのクラフトが最初から上手くいくはずもなく失敗も描かれることもある。しかし、失敗したからといって決して諦めることはなく「トライアンドエラー」と割り切って何度でもトライし続ける。その過程を楽しんでさえいる千空の在り方に魅了されるのだ。また、千空は主人公ではあっても決して万能ではない。頭脳では作中でもトップクラスに入っても体力や運勢、交渉だとからっきしになる。千空自身も自分の短所については正確に理解しており、自分一人では何でもできないと分かっているからこそ他人の力を借りることに遠慮などしない。そして千空と他のキャラクターの力が合わさることで目の前の困難を乗り越えていくのがそのまま物語のカタルシスへと繋がっていき、それが見ていて気持ちいいのだ。
 次にあさぎりゲンというキャラクターについて紹介したい。初登場こそ千空の敵のような雰囲気を纏わせていた蝙蝠男だが、晴れて千空とともに行動するようになってからは千空が率いる科学王国のメンタリストとして仲間達を鼓舞したり千空の新しく発明するクラフトに対してリアクションを取ったり「そもそもこれって何なのか」と読者・視聴者目線で疑問を投げかけてくれたり…と色んな意味で物語に欠かせないポジションのキャラクターである。何よりゲンはメンタリストとして他のキャラクターのフォローに回ることも多い。『Dr.STONE』は今まで敵だった者が味方になる展開も多いのだが、その今まで敵だった陣営のキャラクターが味方となるための儀式(というと仰々しいかもしれないが)には絶対に欠かせない存在となっているのだ。また、彼の名シーンであり『Dr.STONE』という作品の面白さに繋がる大事なシーンでもある「ストーン・ワールドでの初コーラ飲料シーン」での涙を流しながらコーラ瓶に口をつけてコーラを一気飲みするシーンも忘れてはならない大事な一場面だろう。それまでのゲンの活躍もあったので3700年ぶりのコーラというのは想像以上の甘美な味わいとなったことだろう。
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※作中のコーラはその気になれば現実で自作することも可能である。材料は作中でも紹介されているし、Youtubeでは科学監修を務めたくられ先生本人によるコーラの作り方も動画で紹介されている。
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 そして、七海龍水というキャラクターについても語らせて欲しい。石化状態から復活した際の台詞が「はっはー!戻ったぜついに!!世界は再び俺の物だ!!!」といきなり見開きで存在感を余すことなく主張してくる(千空達でさえその勢いに引いていたほどだ)。彼は七海財閥の御曹司という金持ちキャラクターではあるのだが、テンプレ的な金持ちキャラに留まることはなくむしろ唯一無二の存在感を発揮していく。「欲しい=正義」という信条を持ち合わせており一度自分が「欲しい」と思ったものは何であれそれを手に入れるまでの道のりを楽しみながら諦めずに手を伸ばし続けるような男なのである。この自称「世界一の欲張り」の姿勢は千空の「トライアンドエラー」と通ずるものがあり、千空にとっても欠かせないパートナーとなる。また、欲しがりではあっても決して自分が一番になることを目指しているわけではなく、「周囲を輝かせてその輝きをも手に入れたい」というタイプの強欲さを持ち合わせているのも龍水というキャラクターの独自性を物語っていると言える。さらに、「船長」として科学王国の長である千空とは違ったポジションでリーダーシップを発揮する。そのリーダーシップを裏付ける責任感・状況判断能力の高さがBoichi先生の画力によって余すことなく表現されているのも魅力の一つだ。
 ここまで公式の人気投票上位三人を独占しているキャラクターを紹介してきたが、『Dr.STONE』にはまだまだ魅力的なキャラクター達がてんこ盛りなのである。閃きと探究心は作中トップクラスの科学の申し子クロム、科学クラフトには欠かせない職人カセキ、戦闘から素材集めまで何でもこなす科学王国のオールラウンダーを務めるコハク、役に立っているシーンしか見たことがない少女スイカ、科学王国の縁の下の力持ちにして千空の最初期パートナーも務める大樹、いつ如何なる時も超一流のおもてなしを提供する超一流執事フランソワ、漫画・アニメ界一と言っても過言でないほど人間力高すぎの父親である石神百夜…等々、数えるとキリが無いほどである。そして、このキャラクター同士が紡ぐ関係性というのも是非注目して欲しい。

④原作漫画を上手に補完し魅力を底上げするアニメのクオリティの高さ
 ここまでの①~③は主に原作漫画に重きを置いて『Dr.STONE』という作品の魅力を紹介してきたが、ここからはアニメ『Dr.STONE』の魅力について語っていきたい。
 まず、第1期のOPテーマ曲であるBURNOUT SYNDROMES「Good Morning World!」が『Dr.STONE』の世界観を端的に表した力強い良い曲なのだ。アニソンとしてもとても気に入っている曲である。個人的にはアニメ第6話の長いアバンの後で流れたGood Morning World!が「制作陣は理解ってるわー!」と唸るくらいにはお気に入りなのである。『Dr.STONE』という物語が本当の意味で動き出すのが原作漫画でもこの辺りだったので尚更印象に残っているのだ。アニメ第1期の終盤でケータイ電話を完成させるための工作の総まとめに「Good Morning World!」が流れたのはサプライズ感があってこれもまた最高の演出であった。
 また、当たり前のことながら動きや声が付いていることで分かりやすくなっているだけでなく一度原作漫画で味わったはずの物語が一段と味わい深い物となっている。例えば、原作53話「スパルタ工作クラブ」での「円の半分にだけつけたギザギザが上下(うえした)交互に引っかかってただの回転が往復の動きにすり変わんのか」というピストン運動の説明がアニメだと動きが付くことでより直感的に理解しやすくなっている。もちろんアニメが初見でもそれはそれで新鮮な味わいを体験できるだろう。アニメが初見であればそこから是非原作漫画も手に取って読んでみて欲しい。必ず新たな発見があるはずである。
 そして、アニメだと原作の描写を上手く補完するアニメオリジナルの描写がいくつか入っており、キャラクター個人の魅力やキャラクター同士の掛け合いがより丁寧に描写されている。アニメ第2期の最後の方で獅子王司というキャラクターが一度退場するシーンで千空との他愛のないやりとりが描かれているのだが、原作よりも会話のシーンが長く取られており(アニメオリジナルの台詞も追加されている)、二人の単なる友情だけでは言い表せない絶妙な関係性をより深く味わい深いものにしている。科学描写だけでなくキャラクター同士の掛け合いといった人間の描写も丁寧に・大切にしてくれているから『Dr.STONE』という物語に没頭できるのだ。


4 おわりに


 そういうわけで、『Dr.STONE』の布教のために今回の投稿をした。現在絶賛学生ライフを謳歌(あるいは学生だからこそ苦労)している若人も、既に学生の身分を脱して働いている大人も、独り身でも親子でも関係なく楽しめてためになる作品である。NHKでアニメを再放送して欲しいし、原作単行本は全国の学校図書に選定されてもいいレベルである。第64回小学館漫画賞少年向け部門受賞作品の名は伊達ではないのである。
 今回は「『Dr.STONE』が好き」という思いで文章を綴ったのでいささか情熱が空回りしやや読みにくい長文になってしまったかもしれない。しかし、情熱がなければここまで一つの作品について語ろうとすることもないのもまた事実である。私の今回の投稿が読まれようと読まれまいと、一人でも多く『Dr.STONE』の読者ないし視聴者が増えてくれれば幸いである。そして、科学について単純に「おもしれー」「ヤベー」と好奇心を育んでくれる人が一人でも増えることを願っている。
 現在アニメ『Dr.STONE』第3期が絶賛放送中なので、そちらも是非チェックして欲しいと思う次第である。

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