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通訳。

星読みとは時の通訳者だと思う
天候を読むのと変わりはしない。

星を読むと言うこと
その時点の宙を言語化すると言う事だと私は思っている
その時点の天体を観測し その位置を書き留めたものがホロスコープであるからだ
私は タロット 占星術 マヤ暦 そんな道具を使って今を読む。そして日本語にして言葉を紡ぐ

タロットや占星術 マヤ暦はいわば 広辞苑や英和辞典のようなものだと考えればよいと思う。

私は 見えない流れの通訳なのだ。

実際の世界の中で 通訳や翻訳にもでたらめなものも
すごいものもある
例えるなら シェイクスピアのマクベス

「生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ」
はさまざまに訳されているじゃないか
例えば

ちくま文庫 松岡和子さん
「生きてとどまるか、消えてなくなるか、それが問題だ。」

新潮文庫の福田恆存さん
「生か、死か、それが疑問だ、」

岩波文庫 野島秀勝さん
「生きるか、死ぬか、それが問題だ。」

1874年一番最初の訳なんて
「アリマス、アリマセン、アレハナンデスカ」
なんだもの・・・・。

同じ原文で これほどに違う日本語になる。
どれがいいかとかは それぞれの価値観や
その話をどう捉えているかで変わってくるんじゃないかと思う。

占星術を読む人によって
訳が違って当然なのだ。
実際解釈が違っても当然だ
だからこそ 誰のどんな言葉を自分が選ぶのかが大事になる。
一つの翻訳された書籍を読むより本当は自分が原著で読めるのが一番だってことでもあると思う
だからこそ、占いの技術はみんなが持つ方がいい
中途半端なやつじゃなく 歪められたようなものではなく
原著に近いものを吸収するのがいいのだと私は思っている

とはいえ 私は英語はもちろん 外国語は全くできない
だから 主軸に据えた先生を決めているが、雑食だと思う。知識を占いだけから引っ張ってこようとしないのも前後の流れや 自分が把握できている世界の中から言葉を選ぶのだ

それは 映画の翻訳や ミュージカルの翻訳にも近いかもしれない
制約の中から より日本人にわかりやすい表現にするための言葉に訳すようなもの・・・。

時の流れの通訳をしているそれが 占い師である
答えに対して 相手の望む答えを伝えるのは
写真アプリの美白モードやパーツを編集する機能をつかった盛った自分を残すツールなのではないかと私は思う。
偽物の自分を作り上げてくれるおもちゃのようなものとも言えるかもしれない

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