「普通の人」
作詞作曲／枕芸者しと

タイムラインに流れる 他人の人生
見ている 裸のぼく ぼやけた朝
どこにも行っちゃいけない 誰にも会えない
若さを見殺しにしているような日々

音楽なんていつまで 続けるんだろう
たとえば普通の人になれたのなら
今よりもっと自由で楽になれる
わかっているのにそれを選べない

だから

出会ってしまったから また曲を書いてしまう
出会ってしまった意味をみつける為
あなたがいるから歌を辞められないでいる
辞めたら もう会えなくなってしまう気がして

あいつのことをいつまで 引きずるんだろう
たとえば普通の人になれたのなら
今よりもっと自由で楽になれる
わかっているのに今も動けない

ぼくら

出会ってしまったから また曲を書いてしまう
出会ってしまった意味をみつける為
あなたがいるから歌を辞められないでいる
辞めたら もう会えなくなってしまう気がして

普通に就職して 普通に結婚して
普通に生きてく 普通ってなんだ
あと10年 あと5年 あと2年…がリミット
誰の言葉も信じるな 美しいと思う方を選べ

歌を歌ってなにになる？誰のなにになれるというの？
金の支払いも部屋の掃除も何もできないくせしてさ
誰かを救いたいなんて傲慢
本当のことを言ってみろてめえが一番救われてーんだろ

だから

出会ってしまったから また曲を書いてしまう
出会ってしまった意味をみつける為
あなたがいるから歌を辞められないでいる
辞めたら 普通の人になってしまう気がして