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RE:LIFE「人生はだまし絵」とは?

こんにちは!
私がRE:LIFEアドバイザーの蔀(しとみ)晋輔です。

前回は、私たちは物事の一面しか見ることができないという話をしました。
そのことに気づかずにいると、世の中は生きにくい世界になってしまうということです。
 
「群盲像を評す」というインドの寓話を知っていますか。
あるところに6人の盲目の男がいました。
その6人が見たことのない象に触れました。
ある男は象の足に触れ「象とは柱の様な生き物だ!」と思いました。
ある男は象の鼻に触れ「象とは蛇の様な生き物だ!」と思いました。
ある男は象の耳に触れ「象とは扇子の様な生き物だ!」と思いました。
ある男は象の牙に触れ「象とは槍の様な生き物だ!」と思いました。
ある男は象の腹に触れ「象とは壁の様な生き物だ!」と思いました。
ある男は象の尻尾に触れ「象とはロープの様な生き物だ!」と思いました。
それぞれが像とはどういう生き物なのかを語り合いました。
しかし、誰もがお互いの意見を主張したために対立をしてしまいました。
といった内容の話です。
 
すべての意見は正しいのですが、象の一部だけの話をしているので間違いでもあるのです。
人は物事や人物の一部や一面だけを見て、すべてを理解したと錯覚してしまう生き物なのです。
 
だまし絵などは、その脳の特性を活かしたものです。
少し遊んでみましょう。
 
こちらは有名な絵ですよね。
 


盃にも見えますし、人が向き合っている様にも見えます。
 
こちらはどうでしょうか。
 


女性の顔にも見えますし、ラッパを吹いている鼻の大きな男性にも見えます。
 
こちらも有名な絵です。
 
おばあさんにも見えますし、やや後ろ向きの若い女性にも見えます。
 
こちらは少し難しいですよ。
 
湖を見つめているカップルが見えますが、全体を見ると他に見えるものがありませんか。
 


そうです。
木の枝で赤ちゃんが描かれています。
 
こちらはどうでしょうか。
 


カエルにも見えますし、川にはまった馬にも見えます。
 
ここで大切なことは、人はどちらかの絵にしか見ることができないということなのです。
カエルとして見ていると馬の顔が見えません。
馬の顔としいてみているとカエルが見えなくなるのです。
 
さて、少し話が変わります。

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