J.Shiuchi

香川県 高松市在住の塾講師です。 とくに中学生の子をもつ親御さんに向けて、教育情報・…

J.Shiuchi

香川県 高松市在住の塾講師です。 とくに中学生の子をもつ親御さんに向けて、教育情報・受験情報の提供をして参ります。 個人で家庭教師も承っております。 はてなブログ『しがないつぶやき【Z】』 https://shiuchisan.hatenablog.jp/

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香川県の高校入試 情報まとめ【リンク集】

■ 編集の方針この note では、香川県の高校入試にかかわる情報を、分かりやすくまとめることを目的としています。 このページはそれぞれの記事に飛ぶためのリンク集です。 基本的には、香川県教育委員会がHPで公表する情報に依拠し、必要に応じて受験の参考書や過去問集なども参照しますが、図表データは自作のものを掲載する方針です。 ■ 投稿記事一覧 ※項目とリンクは順次追加します。 ☐ 香川県の高校入試 以下、投稿予定タイトル 公立高校入試の全体像 高校偏差値一覧 各教

    • 【香川県】 2022年度 オープンスクール日程一覧

      香川県教育委員会のHPに、2022年度の公立高校オープンスクール(一日体験入学)の日程が公表されています。 ただし、県教委の発表する一覧は高校別になっているので、日程がかぶっている場合などの判断がすぐにはできません。 この記事では、筆者が日付別に作り直した一覧を掲載しています。 どの高校のオープンスクールに参加するか、決める際の助けになれば幸いです。 便宜上、学区ごとに分けましたが、参加に制限はありません。 上記の表を見る際の注意事項として、以下の3点があります。 オー

      • 【香川県】 診断テスト第1回 その位置づけ

        中3・6月は診断テスト第1回診断テスト(正式名称「学習の診断」)は、中学3年生の1年間に合計7回実施される。 それぞれの実施時期については下記記事を参照してもらいたい。 診断テストの第1回は毎年6月の上旬である。1学期の中間テストと期末テストの、ちょうど中間あたりとなる。各中学校では、おそらく1~2週間前から、授業中に過去問を解かされたりしていることだろう。 「中1は簡単」という誤解診断テスト第1回の出題範囲は、主として中学1年生の内容である。だからと言ってそれが簡単で

        • [Column] 模試の設問から英語を学ぶ意味について考える

          模試の設問にふと思う模試の設問の中に気になるものがあった。国語の作文である。 テーマは「英語(外国語)の必要性を伝える文」。 将来海外に行くつもりはないから英語の勉強は必要ないと主張する中学生に対して、英語学習の必要性・重要性を説くという趣旨である。 この問いに対する模範的な解答は、たとえば、 「オリンピックや万博でたくさんの外国人が日本にやって来るのだから、道でも聞かれたときに答えられないと恥をかく」とか、 「グローバル化の進展で外国人と一緒に働く機会が今後さらに増える

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        香川県の高校入試 情報まとめ【リンク集】

          [essay] 言葉の違和感 〜すごく・すごい〜

          世の中「すごい」ばかりテレビ、ラジオ、ネット動画などを聞くともなく聞いていると、これはどうにもおかしいと思うような日本語が蔓延している。いちいち取り上げればキリがないのだが、これは明らかな誤用であろうという言葉がある。それは、「すごい」。 「すごいおいしい」 「すごいうれしい」 「すごい楽しい」 若いタレント、YouTuberは言うまでもなく、若いとはいえ本来は言葉のプロであるはずのアナウンサーまでもが何の疑問も抱かずに使用していることがあるのだが、「おいしい」「うれしい

          [essay] 言葉の違和感 〜すごく・すごい〜

          【香川県】 公立高校入試の平均点

          教育委員会の概評香川県の公立高校入試は3月上旬に実施されるが、そのデータが出そろうのは4月の下旬か、遅ければ5月の頭にかけてである。 今回、令和4年度の入試は、教科書が改訂されてから初めて本格的に実施される検査であっただけに、筆者も含めて、塾屋としては結果の気になるところであった。この記事では、その内容云々よりも、過去のデータを一覧で示したうえで、その推移について検討してみよう。 入試平均点(10年分)下の表は、香川県の公立高校入試、過去10年分の一覧である。 視認性を

          【香川県】 公立高校入試の平均点

          自己紹介

          ■ J. Shiuchi塾講師・家庭教師 / 教育系ライター  10月13日生まれ B型 てんびん座  動物占い:波乱に満ちたペガサス  香川県生まれ、香川県育ち。  香川県立三本松高等学校 → 香川大学法学部  ⇒ Twitter ■ 略歴大学卒業後、岡山県の出版社に勤務。 書店・大学生協への営業、在庫管理・出荷業務のほか、出版原稿の校正作業も。 高松に帰郷後、主として中学生・高校受験の指導をする塾講師として非常勤・常勤あわせて10年務める。 前職では講師・教室運

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          [essay] 言葉の違和感 ~「何ですが」ってなんですか

          何ですが普段から何気なく使っている言葉だけれど、よく考えてみると意味の分からない言葉というものがある。そんな言葉のひとつ、「何ですが」。 「ぼくが言うのも何ですが・・・」 「こう言っては何ですけれど・・・」 「何ですが」って、そもそもいったいなんですか。 「なん」ではなく「ナニ」例によって、三省堂の『新明解国語辞典』を紐解いてみよう。第七版の記述を適宜要約すると次のとおりである。 それにしても、相変わらず“新解さん”の記述は独特である。「いま女房はナニでして」なんて

          [essay] 言葉の違和感 ~「何ですが」ってなんですか

          [essay] 言葉の違和感 ~ほぼほぼ~

          テレビやラジオに出ているタレントの発言や、いわゆる YouTuber の使う言葉(総じて若い世代だが)、それにネットニュースの記事など、このごろどうにも、聞いたり読んだりしていて違和感のある日本語が飛び交っている。 自分自身が普段からそれなりに文を書いているせいもあるかもしれないが、個人的には、テレビやネットといった影響力のあるメディアが、平気で俗語を使用したり、誤用に気づかないまま拡散させてしまったりしている現状は、やはり好ましいとは思えない。 気になる「ほぼほぼ」誤用

          [essay] 言葉の違和感 ~ほぼほぼ~

          【香川県】 中学1年生がG.W.にやるべきこと

          悩ましきG.W.5月の連休は塾屋にとって非常に悩ましい。 なぜと言って、この連休が明けると、ほとんど日を置かずに1学期の中間テストが始まるのである。慣れない新生活を経て、ようやく訪れた連休なのだから、生徒諸君を休ませてあげたい気持ちもないではないのだが、かと言って連休の直後にある、今年度初めての定期テストを疎かにするわけにもいかない。 何より、ほとんどの中学1年生にとって、定期テストで100点満点が取れる可能性があるのは、この1学期の中間テストだけである。小学校ならいざ知

          【香川県】 中学1年生がG.W.にやるべきこと

          [Column] 一次方程式の呪い

          方程式の解法こんな問題を解けと言われたら、たとえばどうするだろうか。 中学1年生で習う方程式である(より正確には一元一次方程式)。 われわれの多くが(それどころかほぼ全員が)、方程式を解くときは「X」の付いた項を「=」の左側、すなわち左辺に、それ以外を右辺に「移項」して各計算せよと学校で習う。 つまり模範的な解法は次のとおりである。 この解き方について、筆者は中学生の時分から今に至るまで一貫して気に食わないことがある。 それが、「X」についてくる「マイナス」である。

          [Column] 一次方程式の呪い

          [Column] 踊る共通テスト (後編)

          前編からのつづき ~英語を民間試験で代用するのはもっと無茶~“英語を民間試験で”が無茶だったワケ 「記述式」と同時に議論され、そして同時に導入断念にいたったのが、「共通テストの英語試験を民間の英語能力検定などで代用する」というものである。これは、英語の問題を大学入試センターが作成しなくなるということを意味していたため、まさに方針の大転換であり、2018年あたりからそういった情報が報道されるたびに、われわれ塾業界、とりわけ大学受験対策をメインに据えている大手予備校などは、混

          [Column] 踊る共通テスト (後編)

          [Column] 踊る共通テスト (前編)

          ~記述式回答の無茶~混迷の大学入試 2021年6月22日、大学入学共通テストへの導入が検討されていた「国語・数学の記述式問題」と「英語の民間試験の活用」が、2つとも導入断念という結論に至ったと報道され、2022年1月の試験はもとより、この先の試験での導入も、実現可能性はきわめて低くなった。 もともとは2020年1月、大学入学共通テストが初実施されるのと同時に、これら「記述式」と「英語民間試験」も鳴り物入りで導入される運びとなっていたが、採点の公平性、地域・経済格差などの問

          [Column] 踊る共通テスト (前編)

          [Column] 常識のアップデート

          学校で習うことだって時代とともに変わる小中学生の子を持つ保護者の中には、塾に頼らず自分自身で家庭学習の指導を行うこともあるだろう。学校の宿題を手伝ったり、ちょっとした質問に対して一般常識の範囲で答えることは、日常的にありうることである。 宿題のプリントに子どもが書いた答えが自分の知っているものと違っていたら、それを指摘したくなるのが人情である。でも、子どもが「学校でこう習った」と言い張ると、そんなはずがあるか、とケンカに発展してしまうことも、しばしばである。 塾の講師をし

          [Column] 常識のアップデート

          【香川県】 学区制について

          普通科をしばる学区香川県の県立高校で普通科を受験しようと思った時に、必ず確認しておかなければならないのが「学区制」である。 香川県は2つの学区に分かれていて、「第1学区」は高松市以東のいわゆる東讃、「第2学区」は坂出市以西の西讃を指す。原則として、普通科は自分の住所が属する学区にしか出願できない。 現在の制度では、高松市国分寺町、綾川町および丸亀市綾歌町はグレーゾーンとして、どちらの学区にも出願が可能となっている。 この学区制は普通科にのみ適用される規則で、実業系の学科

          【香川県】 学区制について

          [Column] 高校に行くならまず公立

          無意識の前提「高校はまず公立で」 この意識は、高校受験に対する香川県の風土的特徴である。どんなに偏差値が低かろうと、私立に進むよりも公立に合格することをよしとする考えは、ある世代以上の香川県民ならば、そのほぼすべてが無意識的に抱いているものである。 何を隠そう、筆者も生え抜きの讃岐人であるので、他県の情報に触れたり県外出身者に指摘されるまで、「高校受験とは、公立高校の合格を目指すもの」と無条件に思っていた。これは年齢層が上がれば上がるほど顕著な傾向だと思われる。 ここで仮

          [Column] 高校に行くならまず公立