【読書感想】うまくいかないあの人とみるみる人間関係が良くなる本


マネジメント側に立つこと、
これからのスタッフとの
関わり方について悩んでいると
成田さんに相談させてもらったところ、
「選択理論心理学」という分野を
教えていただき手に取ったのがこちら。


選択理論心理学を
わかりやすく解説されている本。

人間関係全てにおいて
より深い学びと気づきをもたらして頂き
手が止まらなくて一瞬で読んでしまった。




上司と部下
夫婦関係
親子関係

結局どんな人間関係も
自分に矢印が向いているうちは上手くいかない。


意図的であっても
「あなたのためを思って」という
偽善に隠れたものであっても
外的コントロールから
生まれるものはない。ということ。

( 自分がいい人でいたいから
 自分が優れた人に見られたいから
 という「正義」や「正しい」
 って、ほんとうに厄介で苦手。)





「他人と過去は変えられないし
 コントロールできないもの」


変えられるのは、自分と未来で
コントロールできるのは、自分だけ。

未来は予定通りに進まない
という意味でコントロールできないけど
その予定通りじゃないを
経験することが自分の成長をもたらす。

自分をコントロールすることで
コントロールできない未来が糖になる。



「これまでがどうだった」から
「これからどうしていくか」へ。




そして、
その全ては「自責」から生まれるもの。






わかりやすい例で書かれていて
「仕事と私どっちが大切なのよ!」
と、よくある男女の痴話喧嘩。

まさにな、UVERworldの歌詞が浮かびました。

「二人のためって言うけど 仕事ばっかりね」
「友達大切にしてほしいけど 私の事好きなの?」って
 そんな事も聞かなきゃわからなくなるほど
 寂しい思いをさせてたんだね

美影意者 / UVERworld


不満なのは、
仕事や友達との関係ではなくて
ふたりの不満足な関係、
つまりコミュニケーション不足からくるもの。


私も「寂しい思いさせてごめんね」
って、反省できる人で在ろうって思うし

そもそも全ての人間関係において
コミュニケーション不足から生まれる
不満やすれ違いを作らない
という、在りかたを徹底すること。

生まれも育ちも違う他人だからこそ
すれ違いが起こることは必ずあるけれど
その都度きちんと向き合う人間性をもちたい。



そして、
全ては自分が選んでいるということ。
( これ耳が痛いよね〜 )

相手に何かを強制する人、
その逆に相手の言いなりになってしまう人、
一見正反対に見えますが
実はどちらも
"思い通りにならない現実に
フラストレーションを感じている"
という点では同じです。

しかもふたりとも
「あの人がイヤな気分にさせたんだ」
「あの人をなんとかしよう」と、
イヤな気分の原因が
"自分以外の誰か"にあると考えています。

青木仁志




こういう人間関係や心理学について
学んでいるときにいつもすごく思うこと。

「親との関係を見直す」



私は「アダルトチルドレン」を知って
ほんとうにほんとうに救われました。

虐待されていたわけではないです。
一般的なサラリーマン家庭で育った私ですが
親との関係から自分自身が形成されている
ということを知り、親との関係から
少なからずトラウマを持っていることに
気付きました。

そこから生まれた、
虚栄心や他責思考が自分の幸せを阻んでいたこと。



親が良い悪いという話じゃなくて
親もひとりの人間であって完璧じゃない、
そして、親も他人であり、
生まれも育ちも違う価値観をもった人間
ということを知ったという話です。

( 冷たい話じゃなくて、
 親は親の愛し方で愛してくれていた )


そして、
虚栄心や他責思考を生み出して選んだのは
自分であるということを知るってこと。




この全てを受け入れられたときから
「この世にほんとうの悪魔はいない」
って、綺麗事みたいなことを
今でもずっと信じて生きています。



相手の自尊心を尊重する気配り
相手を理解したいという気持ち
そして、全部選べるという希望

それは職場も家族も恋人も友達も変わらない。



選択理論心理学を
もっとちゃんと理解したくなったので
グラッサー博士のぶっとい本に
チャレンジしてみようかと思います。


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