見出し画像

今だから話せる私の笑える販売人生


人生9割が接客業の経験で
学生アルバイトの経験も計算すると、
もう10年近く接客業に携わっているくらい
接客というお仕事が大好きな私。

( お客様と接することを苦に思ったことがない )


そんな私は、
もともと極度の人見知りでコミュ障という
2代巨頭を持ち合わせた、なかなかの癖者でした。




どれだけの人見知りでコミュ障だったかと言うと

幼少期が一番ひどくて
どこ行っても友達つくって帰ってくる兄弟とは違い
親の側を離れられない、親から離れて眠れない
ような、とても繊細なタイプの子供でした。


ずっとコミュニケーションがコンプレックス。

そんな自分がほんとうに嫌で
どうにかしたいって気持ちが強かったので
知り合いのいないダンススクールに通って
友達つくってコミュ障を治したいと、
まーなんと無計画にも程がある無謀なやり方。

( そもそも声をかけることができないし、
声をかけたとしても会話を続けられないからと
結局ずっとぽつんと一人だったけど )


学生という多感な時期は、
池田一夫さんや桜林直子さんの言葉に助けられて
「こんな言葉をかけられる人になりたい」と
ノートにメモしてお守りにしていました。

( このおふたりには今でも感謝いっぱいです。)



そんなしずくさんも18才になり、
お洋服がだいすきというところから
アパレル販売員になりたいという夢を持ち、
無事に憧れだったブランドに就職します。


ここからが、本題ですね。

初めての接客販売。
いざ店頭に立つと足が震える震える。

一緒に働くスタッフはもちろん
お客様もほんと綺麗な人ばかりだったので
余計に緊張しちゃって声も出ない。



それでも初日から店長の一言。
「お客さん入ってきてるよ。声かけてきて。」



そもそもなんて声をかけていいかわからない。
Webページで予習して、頭に叩きこんだはずの商品知識がまったく出てこない。
( というか、どう説明すればいいかわからなかった )



焦った私がお客様にかけた、初めての一言。
「 こ、このお洋服は白いですよねえ。」

苦笑いしていたお客様の顔が今でも忘れられません。




面と向かって、
話しかけないでくださいって怒られたこともあれば
完全スルーで振り向いてももらえないこともありました。



何度も何度も声かけて振られて
( ナンパの練習じゃないですよ。)
どうしたら話聞いてもらえるだろう?
購入に繋げられるだろう?って
トライアンドエラーの繰り返しでした。

結論、店頭販売は場慣れがなにより大事だけど!



売上一位等、
輝かしい成績は残せなかったものの
夢だったアパレル販売員になり、
自分を求めてお店に来てくださる
顧客様という大切な存在ができたこと、
そんな方々と大好きなお洋服についてお話ができること、
おススメしたお洋服を着て
幸せそうな顧客様をみるのが、ほんとうにほんとうに幸せでした。

ここで、
接客業という仕事のやり甲斐を感じて
このお仕事が大好きになりました。


ブライダルでは衣装スタイリストを経験して

休憩はいらないので新規も顧客も
問い合わせ来たら全部予約いれてください!って
フロントさんにお願いするくらい
お客様との時間が大好きでした。

楽しいって思っているときほど
比例して売上は伸びるし
ブライダルフェアでも
声をかけた3組全て成約に繋がりました。
( のちにお店で会って、わー!ってなったり。)


社内でプチ有名人だったクレーマーさんが
担当チェンジを経て私が担当することになり、
最後のお別れのときには号泣してくれるまで
信頼関係を築けたときはほんとうに嬉しかった。

「お金は払いたくないけど、高価なものにしたい」
という主なクレームで
無理難題を言うご夫婦だったのですが、
日々ヒアリングを重ねるうちに
搾り取られたくないとすごく警戒されていたこと、
払いたくないわけじゃなくて漬け込まれると
思わせてしまっていたんだな。と、
しっかりコミュニケーションを取る大切さを知ったこと。


追加は絶対にださないと豪語していたお二人が
追加料金のでる衣装を選んでくださったこと。
( ほんとうに着たいを着てくれたこと )





こうやって書きながら、
このお二人はもちろん担当させてもらった方々の
顔がたくさん浮かんできて泣きそうになる。


ブライダルのお仕事、ほんと好きだったなあ。
やめるときお客様と離れるのが嫌で泣いたなあ。

今でもブライダルまたやりたいって思うもんなあ。


人と関わることの幸せを知り、
いつの間にか人見知りもコミュ障も
その感覚すらもう遠くなってしまいましたが
感動って与えているようで
たくさんたくさん与えてもらっていて
感動体験が起こるとき、
幸せなのは、スタッフも同じであること。


お客様がいないと、起こせないものだから。

受け取ってくれる人がいないと
与えることもできない。

接客販売というお仕事を通して
お客様という存在に感謝と感動の気持ちが芽生えました。


私の目標であり
店舗コンサルタントという夢を支えているスローガン
"店舗ビジネスからハッピーバブル" の根源は、
ここから来ています。


もっとこの感動と感謝の輪が広がってほしい
接客の素晴らしさが広まってほしいし、
私のように接客が好きな人たちに
店舗コンサルタントというセカンドキャリアが
あることを知ってほしい
っていうのも、私の裏目標です。

( ここに関しては
私が店舗コンサルタントとして独立して
結果出してからじゃないと
もの言えないので密かなる次の目標です。)


と、最終は店舗コンサルタントに対しての
わたしの気持ちになりましたが、
主な接客人生と今目指している夢の話でした。


何をするにもストーリーがありますよね。

ひとつの出逢いとして外せるものがない、
だから人生っておもしろいなあと思うと同時に
全ての出逢いに感謝を感じずにはいられないなあ。


一つ一つを大切に今日も一歩前進します☺︎

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?