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【読書感想】絆が生まれる瞬間


この本を閉じて一番に思ったこと。

「こんなの読んだら
 リッツ・カールトン泊まりたいやん。
 次の大阪帰省はリッツに泊まろう。」


本を読んでいると
著者の人柄が伝わってくると思うのですが、
なんて温かく真っ直ぐで
みずみずしい人なんだろうと。

ホスピタリティのプロというか
生き方そのものがホスピタリティなんだと
(いや、それがプロということなのか?)
溢れでるホスピタリティの心を感じました。



「大切なのは、
 コミュニケーションのための
 時間と労力を惜しまない」

この言葉に全てが詰まっている。



あまりにも響いた部分があったので、
主に情緒的なものをピックアップして
わたしの言葉で伝えるというより
そのまんま引用させていただきます。


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⬛︎ 「相手の気持ちを理解したい」
  という気持ちを持ち、
  言葉のキャッチボールをしたり、
  相手の表情を読み取ったりする。
  それで行動したことで、
  相手のことがさらに
  よくわかることもあります。

相手の気持ちは分からなくて当然。
だからこそ「相手の気持ちを理解したい」
という気持ちから、意識を変え行動する。
その積み重ねが相手への理解になる。

要するに、
「理解できない」が出発地点であり
理解するって理解したいという
意識と行動からしか生まれないもの。

何事もやってみないとわからない
と、私は受け取りました。


⬛︎ 「ワイン選びに始まるひとときが
  いっそう楽しくなる。」
  という体験を提供できるまでに
  成長していたのです。
  その瞬間に、お客様との絆が
  しっかりと結ばれることは言うまでもありません。

顧客感動(想定外)の真意。
本書では「感性の物差しを伸ばすこと」
と、表現されていますが、
深い商品知識(体験からくる知識も含め)が
生み出すものは、
人さまの幸せや喜びであること。
そんな素敵な他者貢献があるかと改めて感動。

"手探りでものの価値を知ろうとする人の感性は
間違いなく研ぎ澄まされていきます。"

とも、書いてありました。


⬛︎  心のこもった「挨拶」は人を幸せにする
  「あなたと楽しい時間を過ごすために
  やってきました。」と、
  心をオープンにして初めて、
  家の扉を開くわけです。
  大事な時間を共有しながら交流をするための
  はじまりの一歩になります。

挨拶が大事だとは幼少期から言われてるし
もちろん人に挨拶はするんだけれど、
正直挨拶に対してここまでの意識はなくて
反省の気持ちと目から鱗でした。

相手への敬意を示すひとつであること。
「出逢ってくれてありがとう」も込めて。
挨拶をするときの意識を
根底からひっくり返されました。


⬛︎  挨拶でもう一つ大事なのは、
 自分を含む周囲の人たちみんなが
 心豊かに幸せに生きることを願い、
 実践するものだという点です。
 挨拶は、互いをかげがえのない存在として
 認め合い、尊重し合っている気持ちの表れです。

特にP133は全部読んで欲しいくらいに
私は大感動して、うるうるしました。

わたしにとって大切な存在あること、
ありがとうという感謝の気持ちを
日頃の何気ない「挨拶」に込める。

いやあ、人間力の天才に出逢った。


⬛︎ 「いいかげんにお金を払わせんかい!」

思わず笑っちゃったけど、
お金を払いたくないんじゃなくて
こちら側が払わせないだけ
だと、気付かされた天才的な表現。

ニーズを満たせない
とは、お金を払わせない。ということ。


⬛︎ 握りこぶしでは握手ができない
   「自分が理解される前に、
  まずは相手を理解するという宿命」

知らないから攻撃に走ったり
知らないから分かりあうことができない。

自分が理解されることばかり考えるから
相手が見えなくなるし、
自分のフィルターを通して相手を見るから
ほんとうの相手が見えなくなる。

理解されることを考えるより
相手を理解することの方が幸せであることを
理解できたときって、
ほんと怖いものなくなる。幸せだなって思う。

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マネジメントという視点で読んでも
マーケティングという視点で読んでも
ブランドという視点で読んでも
ビジネスという視点で読んでも

すごくすごくすごく学びが詰まった本。


私の理想が全て詰まった方だった。

私は、
リーダーとしての在り方も
マネジメントも
ビジネスも
全部こう在りたい。こうやりたい。


師匠に出逢った気持ちで、
目頭もこころもすごくすごく熱くなりました。


私のこれからの羅針盤が明確になった本であり、
これからもたくさんたくさん読むであろう
大切な本の仲間入り。


まだまだ高野さんの本を注文してるので
さらに楽しみな気持ちいっぱいです。

( 本を待つ楽しみという
 顧客感動を早速生み出されてるじゃん。)

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