グッドワイフの常盤貴子になりたかった私は、今何者なのか
幼い私は自分の力で道を開く、バリバリ働くカッコ良い女性にいつも憧れた。男尊女卑文化の影響が残る、地方都市に住む10代の未成年だった頃の話だ。
時は移ろい憧れを詰め込んだ東京の大学に通っていた私は、まさに前のめりでがむしゃらに走り続ける女だった。バイトも掛け持ち、ゼミもサークルも掛け持ち。英語の授業やビジネスディスカッションの授業を積極的に受け、世の中には自分の可能性がキラキラと散りばめられている!毎日が楽しくて、学ぶことが大好きで、スケジュール帳はびっしりと書き込まれていた