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ゆるかった学生時代(1990年代後半〜2000年代前半の話)

しずしず@おばちゃん文系エンジニアです。
それでは少しずつ自分の話を書いていこうと思います。
身バレには注意が必要なので適度にぼかしながらいきます。

進路選び

今にして思えばなんてことをしちゃったんだろうという後悔も半分くらいはある進路選び。
私は幼稚園の頃から母親に将来は薬剤師になれと言われ続けて来ました。
年相応に可愛らしく「お花屋さーん」だとか「お菓子屋さーん」だとか言おうものならどうやって集客するのか、どうやって生計を立てるつもりなのかと叱られておりました。
幼稚園児に将来の安定性を説く親が他にいるでしょうか。
ちなみに、母親は薬剤師などではなく、短大卒です。
子供の頃は「お母さんは英語の先生にだってなれたんだから」と言われていましたが、それは教員課程を履修すればなれるという意味でしかなく、母は単位をとってなかったみたいですね。
なれたとはいったが、なろうとしたとは言ってなかったはずなので、一応嘘はいっていないのですが、母がこのくだりで何を主張したかったのか未だにわかっていません。

話を戻します。
高校1年生のときに人生の岐路がやってきます。
理系クラスか、文系クラスか、どちらに行くかを決めなければならなかったのですが、私は全く数学ができないんです。
加えて生物は暗記が多いので得意でしたが、化学と物理のセンスはゼロでした。
だから文系しか選択肢はありませんでした。


家族会議からの無言の抵抗

困ったことに私は親にいろいろ言われるのが面倒で、本当は興味もないのにずっと「ヤクザイシニナリタァイ」と言い続けていました。
16歳にして初めて薬剤師という職業には全く興味がなかったけど本当のこと言うと怒られるから長年嘘を付いていたこと、実は理数系がめちゃくちゃ苦手であることを親に打ち明けたのです。
いや、成績表は毎回見せていたんだから気づくだろと思うのですが、親は勝手に本人がなんとかするものと思い込んでいたようで、めちゃくちゃ怒られました。

これから頑張ればなんとかなる(毎日深夜まで勉強しても赤点です)とか、今まで薬剤師になるために勉強してきたのに(すいませんそれ嘘ですって)とか、押し問答が続いたある日の家族会議で事件が起きます。

あなたが文系に行ったら弟はどうすればいいと思っているの?
今まであなたが先になんでもやっていたから安心していたのに!


いや・・・私の人生は私のものですし、弟が理系に行きたきゃ行けばいいでしょ。
これ言われたの平成ですよ?江戸時代じゃないんですよ?

私はお試し要員じゃない!!!

さすがの私もブチギレまして、3ヶ月くらいでしょうか、一言も口を聞きませんでした。
最低限の食事は仕方なくとってましたが、家にあるお菓子なんかは食べなかったので、たった3ヶ月位でありながらも急速に痩せていきましたね。
高校生の消費カロリーは凄まじいです。

あまりの変わりように親のほうが折れてくれました。


大学選び

一度味をしめたので私のだだっこは続きます。
それまでずーっと親の言うことをはいはい聞いていた良い子は、糸がぷつりと切れてどこかへ行ってしまいました。
親は近くの国立大学へと言いますが、私は親ともう同居したくありませんでした。
そのため、意図的に浪人して遠くの私立大学へ。
2回同じ大学を現役時と浪人時で受けるという無駄な作業をしましたが、やりたいことを手に入れるためなら一年くらいどうってことはありませんでした。

晴れて自由の身となった私ですが、性格は相当屈曲してしまいました。
今でも治ってないと思います。


大学生生活は楽しかった

大学生活はアカデミックの真似事などをして真面目に楽しく過ごしました。
講義にもちゃんと出席してましたしね(出欠を取るものは)。
いちおう、学芸員過程を修めましたし。
なんだかんだ言っても親のお金で大学に行けているのでせめてもの恩返しです。

他にはサークル活動をしたり、バイトをしたり、その中で恋愛もあったり、旅行に行ったりと普通の学生生活をしました。
もちろん限られたお金で生活をしないといけないので家計や家事についても自然と覚えました。
お金についてはあんまりぎちぎちに考えなくても食うに困らないなぁという悪いクセが身につきましたね。

No IT要素

そうです。ここまでパソコンのパの字もありません。
一応、大学で形だけの情報オリエンテーションはありました。
大学にPCルームがあり、好きにインターネットやレポートを書いていい事になっていたのでその使い方を習う、的な。
そう、私はここに来て初めてインターネットの世界を見て、そしてキーボードを使いこなすためにブラインドタッチを練習することになったのです。
今の学生さんにこんな話したら相当驚くでしょうね。
いや、スマホに慣れているから似たようなものなのでしょうか?
幸い、子供の頃エレクトーンを習っていたからか手元を見ずに操作することにはすぐ慣れました。
タイポ多いけど。


長くなったのでこの辺で一区切りとします。
年取ると昔話が楽しくなってしまって良くないなー。