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わたしのバイブル。

この図は、保育における
五領域と呼ばれるものです。
(真ん中の 遊び、生きる は
わたしが勝手に思っているだけです)

短大2年生になる春休み。
わたしは漠然と、関東に行って保育がしたい。
と思いました。

わたしが通っていたのは、本州の幼稚園2つ。
短大の実習で
この地の幼稚園、保育園を体験してみて
なんとなく、のーんびりしている県民性が
でているな、と思いました。

もっと、パキパキしたところで
スキルアップができるところで働いてみたい。

そう思ったわたしは、保育士模試にむけて
幼稚園教育要領と保育所保育指針を
毎日図書館で読み、ノートにまとめ、
関東で気になる幼稚園を独自に調べていました。
(就活は秋からだというのに、春休みから
求人があるかどうか、見学に行けるかどうか、
電話で問い合わせていました…)

2冊の分厚い本を
短大1年間で教えてもらったこと、
実習に行って肌で感じたこと、
まだよくわからないことを見つけながら、
吸い付けられるように毎日読んでいました。

この出来事が、今となっては
わたしの保育や育児の羅針盤になっています。

分厚い本でお堅い感じがしますが、
とてもわかりやすく書いてあります。
なんなら、育児をするのに保育所保育指針は
一度読んだ方が良いものなのでは、と思います。
(分厚いけれど、お値段もお手頃です)

気になる模試の結果は、

学年で2番になりました。
(教養部分が足りませんでした。笑)

人生で、1番勉強して楽しかったです。
こんな成績は前にも後にもこれだけです。

そして、就活の行方は。

求人票が大学に来る前に、
自分で求人探しの電話をしていました。笑
なんて、せっかちなんでしょうね…

希望の園を2つに絞りました。

一つは関東の、音楽教育に力を入れている園。
夏休みの時間を使って
飛行機に乗って1人で現地へ向かい、
実習をさせていただきました。
初めての土地で、ホテルから毎日通いました。
実習の最終日に、試験はスルーで合格にします。
とおっしゃっていただきました。

でも。

実際に行ってみてわかったことは、
わたしのやりたい保育ではない、
ということでした。
(こんな言い方したら、とっても生意気ですね。
当時の一学生の印象なので、真意は不明ですが
集団のにそぐわない者は
排除されてしまうような印象でした。)

なけなしのバイト代をはたいて、
飛行機やホテルまでとって行ったけど。
その園には丁重にお断りさせていただきました。

行って、見て、良かった。と思いました。

せっかくのご好意で、見学も、実習も
させていただいたというのに。
本当に申し訳ないです…

そしてもう一つの
どうしても、見に行ってみたかった園。
求人の問い合わせをすると、
今年はありません。と言われてしまいました。

どうしても、その園の保育が見てみたい。と
思っていたので残念でしたが、
その後、転機が訪れます。

何週間か経った頃、園から電話がありました。
求人を出します、と。

すぐに飛行機をとって、見学に伺いました。

降園間近の昼下がりの幼稚園。
先生方が、輝いて見えました。
子どもたち1人ひとりに寄り添っていました。
とても、短い時間だったのに
それが感じられるって、すごいこと。

ここで働きたい!と願いながら
園長先生とお話させていただくことに。
その場で、採用通知をいただきました。

なんて恵まれているのでしょうね。

新人でぺーぺーなわたしを
叱咤激励してくださった先生方に
今でも感謝していますし、
この園以上の保育者には残念ながら
出会ったことがありません。

本当に、1人1人が個性を持ち、
輝いている集団でした。

家族の都合で、2年という短い時間で
地元に帰ることになり、退職しました。

こんなにも濃い2年間、なかなかないと思います。
保育者として、とても貴重な経験をしました。


って なーんの話をしているのやら。笑

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とにかく、保育や育児において
この、5領域は密に関わっています。
起きる事象に、必ず含まれているのです。
家庭での育児も、同じだと思います。
子どもの実体験を増やす、共有する、繋がる。

わからなくなったら、バイブルを。

わが子フィルターを外して
できるだけ、良い意味で(?)客観的に
関われたら良いな、といつも思っています。

そうも、行かないことも あるのですが…ね。

まーた、長くなってしまった。


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