Noriko Shioi

名古屋を拠点に活動する、フリーランスのライターです。 7歳の娘と10歳の息子がいます。…

Noriko Shioi

名古屋を拠点に活動する、フリーランスのライターです。 7歳の娘と10歳の息子がいます。 家族で一年過ごしたフランスの記録、子育てのこと、仕事のことなどを綴ります。

マガジン

  • 日々思うこと

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  • 子育て

    子育てしながら思うこと

  • 書くこと

  • 暮らしの中で見つけた、小さな書く種

    • 18本

    仕事だけでなく、日々料理をしたり、掃除をしたり、子供と向き合ったり……。そんな中での「小さな発見」に、水をやって芽を出してみませんか?種のまま地中に眠らせておくのではなく、それを拾い上げ、書いてみることで、今までと同じ毎日なのに、何かが変わってくるかもしれません。そして、みなさんとのコメントのやりとりで、種に花が咲き、実ってどこか他の町に飛んでいくといいですね。

最近の記事

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40代フリーランス、これからの走り方

今年で39歳になります。 ライターとして働き始めて、ブランクを挟みながらも計10年くらい。フリーランスになってから約3年。 40を目前にして、最近これからの働き方について考えるようになりました。 20代、30代前半の働き方 憧れていた書く仕事になんとか携わることができて、とにかく必死に働いていたのが、20代だったと思います。 失敗したり、怒られたり、徹夜したり。 仕事がほとんど日々の中心で、がむしゃらに頑張っていた。 遅くまで働くことも当たり前だと思っていたし、「仕事

    • 登りたくない山は、登らなくていい

      フリーランスになって、恐らく5年近くキャリアを積んできて、ここ最近少し行き詰まっていました。 ライター業以外のことをやってみよう。 そう決めてからは、驚くほど気持ちが軽くなりました。 思えば私は「フリーライターはこうあるべき」の枠に、プレッシャーを感じていたのかもしれません。 常に新しい仕事に挑戦し、基本は即レス。 自分をブランディングして、他者との差別化を図る。 フリーライターになりたい人が増え、そのためのアドバイスを目にする機会が多くなり、知らず知らずのうちに追い詰

      • 臨床心理士の資格を取るかどうか。その前にひとまず、心理学の入門編を学んでみることにした。心理学がどういうものか、もっとちゃんと把握してから、次のステップに進むべきかを考えたい。 焦らないよう、一歩ずつ一歩ずつ。 長い目で人生を歩もう。

        • 心理学を学びたい

          ライター業以外のことをやってみたい。 その理由は、こちらの記事に書きました。 具体的に、何をやるか。 心理学を学び、資格を取りたいと思っています。 なぜ心理学を学びたいのか。 自分の気持ちを整理するためにも、書いてみます。 (まだ専門的なことは学べていないので、認識が間違っている部分もあるかもしれません。) 身近な人が心の病に。 心の病気とは何なのか。 聞いたことはあっても、今までは自分に引き寄せて考えることはありませんでした。 数年前、身近にいた人が心の病にかかり

        • 固定された記事

        40代フリーランス、これからの走り方

        • 登りたくない山は、登らなくていい

        • 臨床心理士の資格を取るかどうか。その前にひとまず、心理学の入門編を学んでみることにした。心理学がどういうものか、もっとちゃんと把握してから、次のステップに進むべきかを考えたい。 焦らないよう、一歩ずつ一歩ずつ。 長い目で人生を歩もう。

        • 心理学を学びたい

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        記事

          方向を変えるために、少し立ち止まりたい

          こちらの記事に書いたように、ずっと続けてきたライター業以外のことを、探そうとしています。 昨年の10月頃から、立て続けに取材と執筆を行ってきて、 充実しながらも追い立てられるような日々を過ごしていました。 ひと息つく暇がないというか。 他にできることがないだろうか、というモヤモヤを抱えながら、 忙しさにかまけて、しっかりと向き合わずに来ました。 一連の取材がひと段落したので、ここで次の予定を入れず、少し立ち止まりたい、と思っています。 立ち止まるだけでは何も生まれないの

          方向を変えるために、少し立ち止まりたい

          【ワーママ】もし私が、正社員だったら

          いいな、私もこんな風に働きたいと思った。 でも自分にとって必要な仕事量って、一体どのくらいなのだろう。 時間でいうと、一日5時間くらい。 子どもが帰ってくる時間には仕事を終えていたい。 できれば週4日。平日残り1日は、自分のための時間が欲しい。 金額でいうと、自分のために罪悪感なく使えるくらい。 洋服、化粧品、外食とか。 別に高級なものは望まない。 ただ少し、自由になるお金が欲しいだけ。 自分で稼いで、堂々と使えるお金が。 一方で、もう少し頑張れたらと思う自分がいる。

          【ワーママ】もし私が、正社員だったら

          【取材】流れに任せてみる

          取材後「失敗したな」と思うときがあります。 それが、自分で舵を取り過ぎたとき。 少し緊張や不安がある取材だと、事前に準備をし過ぎてしまいます。 知識を入れておくのは良いのですが、「この問いにこういう答えが返ってきて…」とシミュレーションしていると、大抵うまくいきません。 そこで最近「流れに任せてみよう」と思うようになりました。 進行はこちらなので、一応舵に手は添えておくけれど、 基本的には相手の話す流れに乗ってみる。 流れに乗っかりながら、どこにたどり着くかを探る感じです

          【取材】流れに任せてみる

          ライター業以外の軸を探す

          新卒からずっと、ライターの仕事だけを続けてきた。 書く仕事をしたいと思い続けていたから、夢が叶ったのだと言える。 だけど最初の会社を辞め、ハローワークで求人票を眺めていたとき、私にはライターの他にやれることがないのだと、少し愕然とした。 ライター業以外のことをやってみたい。 漠然とそう思い始めたのには、主に二つの理由がある。 第一に、収入の限界。 純粋にライター業だけで食べて行ける人は、どのくらい仕事をしているのだろう。よほど有名でない限り、かなり数をこなさなければいけ

          ライター業以外の軸を探す

          子育ての現実と正論

          正しいと分かっているけど、できない。 そんなモヤっとすることがあったので、愚痴っぽくなるかもしれませんが、書いてみます。 朝、小2の娘が防犯ブザーがないと言って騒ぎ出しました。 学校に置いてきたのかもしれないし、とりあえず今日はそのまま行けば?と言っても、収まりません。 こういうとき、娘は諦めるということができないのです。 泣き出したので「やばいな、このままだと行けなくなる」と思い、 咄嗟に兄(小5)の防犯ブザーを貸してもらって、なんとか送り出したのですが。 一部始終を

          子育ての現実と正論

          いつまで気を遣って生きる?

          小さい頃から、優等生だった。 長女だからだろうか。わがままを言ったことはほとんどないと思う。 公園で、すべり台のそばにじっと立って、みんなが滑り終わるのをずっと待っていた、と母は言った。 4歳のとき、2か月ほど入院した。 毎日点滴を打たなければいけなかったけど、私は泣かなかった。 「痛い」「嫌だ」と言ったこともなかった。 一度だけ、看護師さんたちに「泣かなくって偉いね」「強いね」と声を掛けられて、「私、嫌なことを我慢してるんだ!」と我に返り、猛烈に泣いたことがあった。 決

          いつまで気を遣って生きる?

          子どもが手を放すとき

          今朝、偶然目に入ったこちらの記事。 小学校に入り、手が離れてきた息子さんを前に、思うことが書かれています。 とても心に刺さる内容でした。 うちは、長男が今年11歳、長女が8歳になります。 子どもと一緒に過ごせる時間の短さに、はっとさせられたのは、長男が10歳になったとき。 仕事を少しセーブしようと思い始めたのも、このときだったと思います。 子育てがものすごく大変だった、1歳から3歳くらいまでの時期。 先輩のお母さん達が言う「今だけだよ」「あっという間に大きくなるよ」とい

          子どもが手を放すとき

          noteに支えられている

          noteをどういう場にするか、始めたときからずっと考えていました。 試行錯誤しながら、ライターとして思うこと、母として思うこと、フリーランスとして思うことなどを綴ってきました。 何か価値のあるものを書かなければ、と思ったり、 いやいや、ただの日記だっていいじゃないか、と思ったり。 初めて記事を書いたのが2020年で、なんともう4年目に突入します。 noteを始めてみて大きかったのは、ゆるく他の方との繋がりができたこと。 と言っても、実際にお会いしたり、何かコミュニティに参

          noteに支えられている

          【ライターのもやもや】構成を先に考える?

          いわゆるライターの教科書的な本には、必ず「書く前に構成を考えましょう」と文言があります。 私も、その意見には同意します。特に書きなれていない分野とか、初めて書く媒体なら、絶対構成を決めてから書き始めた方がいい。 ただ、たまに「構成に囚われていい文章が書けなくなっているのでは?」と感じることがあるのです。 例えば、ある会社の社員さんにインタビューし、仕事内容を紹介する記事を書く場合。 分かりやすい一つの構成としては、 ●入社したきっかけ ●今やっている仕事内容 ●やりがい

          【ライターのもやもや】構成を先に考える?

          40歳からのスタート

          昨年40歳になり、人生後半に差し掛かったと感じました。これからは現状維持で進んでいくような。もう新しいことなんてできないでしょ、と勝手に思い込んでいたのですが、noteで色んな人の投稿を読んでいると、40から新しい挑戦をする人がとても多いのだと気づきました。 40過ぎて転職する人もいるし、独立する人もいる。 40歳という節目は、別に下り坂の始まりというわけではなくて、むしろ第2のスタートを切るのにちょうどいい時期なのかもしれません。 今まで積み上げてきたものを生かして、新

          40歳からのスタート

          「聞く」と「書く」の間

          インタビューライティングをやっていて、一番楽しい瞬間。 それが「聞く」と「書く」の間だと思っている。 受け取った話を、どうやって伝えようかと考える。 わくわくするような時間。 インタビューに向かう前はいつもそわそわしているし、 上手くいくかと不安でしょうがない。 明日朝からインタビューだと思うと、ちょっと憂鬱になるくらいだ。 話を聞いている間は、とにかく夢中で聞いている。 インタビューが無事終わると、「は~っ!」と一息つく。 ここも至福だけど、私の中には安堵と同時に別の感

          「聞く」と「書く」の間

          朝、文章を書くために

          朝は一番ものを書くのに適している。 原稿書きがはかどるゴールデンタイム。 頭がすっきりしていて、自然と思考が進む。 ただ、先にテレビを付けたり、スマホを見たりしてしまうと、なんとなく頭の中が騒がしくなる。 駄目だなと分かっていながら、隙間時間につい目をやってしまう。 頭の中が他の情報でごちゃごちゃになると、自分の考えもまとまらなくなる。 特にネットは、情報が次から次へと押し寄せてくるので、 気づけば最初の関心事はどこかへ行って、あまり関心のないようなことをぼんやりと見てい

          朝、文章を書くために