見出し画像

夢を壊される前にイメージの画質を上げろ

「イメージの画質」という謎のワードを聞いて皆さんは何を思い浮かべますか?

そとそも、イメージに画質?
と思った人がもしかしたらいるかもしれません。

そうですよね。僕も"ある友人に出会う"までは、イメージにおいての画質のを気にしたことはありませんでした。

そこで今回は、人が持ちうる「イメージ」とその「画質」について少し掘り下げてみたいと思います。

"イメージ"とは、
『心の中に思い浮かべる姿や情景』
『心の中に思い描くこと』
『目の前にない対象を直感的・具体的に思い描いた像』

と定義します。

次に、その
"画質"とは
『見た目の解像感』
『映像の周波数特性を制御して、輪郭の強調感やディテイルの再現性を調整する』
『画質を上げると中高域が強調され、ディテールがクッキリと再現されるが、"ノイズ"が目立ちやすくなる』

色々と言いましたが、画質が上がることによって、そのイメージがより見えやすくなるということです。

そして、先ほど出た

"ノイズ" とは
『騒音または雑音』
『情報理論などで、信号の性質・内容に影響を与えるおそれのあるデータの乱れ』

ここで取り扱うイメージに関連付けて、"ノイズ"を説明するなら、僕は『ドリームキラー』と捉えます。

ドリームキラーとは、夢や目標のイメージを否定する人。すなわち、『その夢を諦めろ』『お前には無理』たどといったメッセージを何かしらの方法を用いて発信してくれる人のことです。
決して悪意などはなく、無意識的にその人がイメージしている、あなたの安全を思って親切に助言してくれる人。

『ドリームキラー』になり得るのは他人だけではありません。自分自身が自分にとってのドリームキラーにもなり得ます。

自分には思い描いている夢があるのに、『夢を諦めなくてはいけない』理由を親切に提供してくれるもう一人の自分が実際に存在します。

高校時代、途中から僕の中にはそのドリームキラーが存在していました。
大学サッカーを経てプロになるという夢があったのに、怪我でサッカーを続けることができるかわからない、そもそも通用するか自信がない。金銭的な負担もかかるし。

そのようにして、夢を持っている自分に対して存在するドリームキラーが問いかけてくるのです。

結果、僕は大学サッカーの道は選択せず、新たな目標を掲げ別の道を選択しました。

後から「うちの監督お前みたいなやつ絶対好みやったぞ。大学サッカーやればよかったのに」と大学サッカーに進学した同級生に言われた時は、「あ…自分の可能性を自分でストップかけてしまったんだ」と思いました。

1番手強い自分というドリームキラーに負けてしまったのです。

ストップをかける理由は、探せば探すほど見つかります。家庭の金銭的負担、勉学とサッカーの両立の不安、怪我の不安、自分のレベルがどうか、新天地での1人での生活の不安…どんどん出てきます。
しかし、後から振り返った時に後悔しない決断。
最終的に行き着く先は『自分自身がどうしたいか』『決断した先でどう過ごしていくか』、その問いを目の前にした時、自分を手助けしてくれるのが、今回の本題である『イメージ』なんです。

単なるイメージではありません。
ボンヤリとしたイメージでもありません。

最高度に解像度を上げた"高画質のイメージ"です。

イメージの画質をあげる。
それは、誰が、何を、その時どういう感情で、どういう表情でいるかまでをイメージする。
そのイメージは、出会いと経験によって構築されていくのではないかと思います。

高校時代の僕は、この『イメージの画質』という概念がなかった為、まんまとドリームキラーに殺られてしまい、その当時の第一の夢を一旦諦めてしまいました。

しかし、二度も夢を邪魔させる訳には行きません。

僕は、現在オンラインで選手をサポートするサービスも始めました。
この際にもこのイメージはとっても重要で、高画質のイメージを描き続けることによって、そのためにやるべきことが定まり、モチベーションも高まります。

どういうことなのか…

一例として

彼は順調に回復した。
そして、"田中町グランドの復帰戦"
彼はピンポイントクロスをFWの右足に合わせる。
アシストの記録が付く。
会場ではチームスタッフや親御さんが必死に喜んでいる。
長崎の高校サッカー界では有名な『シゲペンさん』に
満面の笑みを激写され、それがSNSに投稿される。
彼やご家族はSNSを見て家族団欒している

といった具合に、目の前のタスクである、『この選手の不調を取り除く』という要素のみに着眼するのではなく、復帰していく姿を見て、『パフォーマンスアップして復帰する姿』そして復帰後も鮮明に、色や気候、歓声までもイメージするのです。

画像3

イメージが行動を生み、その行動がイメージの画質を上げてくれる

このオンライン型のサポートは、薄ら以前からイメージしていたものです。そして早々にもJリーガーも僕のトレーニングを受けくださったのです。無論これもイメージしていました。いつチャンスが巡ってくるか分からない中でスタジアムでゲームを見にいく際は、選手の身体的特徴を遠目ながら分析していた。

あの日の行動とイメージが現実と繋がったと。
この現象が起きたのはイメージの画質を上げ始めたからだと思っている。

出会いと経験によってイメージが確立されていく

環境が良いところでは、サッカー以外のコンディショニングのことやメンタル的な教育サポートも受けられる選手は、イメージやビジョンが確立されやすいかもしれません。しかし。そのような環境や情報が行き届いていない学校やチーム、選手はどうでしょうか?
各現場を覗けば、様々な方がいろんな手段を駆使して、選手やチームをサポートを行っています。

しかし、もっと奥の方まで届いたら、夢を諦めずに挑戦をサポートする事ができるかもしれない。

成長に飢えているが、方法や手段がわからない。
手段を模索しているが、その手段まで行き着けない。
自分を更に高めてくれる手段があることも知らずに日々を過ごしている選手も数多くいるでしょう。

そんな選手たちと出会うことで、少しでも選択肢を広げる事ができればどれ程良いか。

長崎にもそういった選手が数多くいるはずです。
サッカーで掲げた夢をドリームキラーの存在によって、諦めた選手も多くいるでしょう。

だからこそ、僕はこの長崎の土地で僕にできる範囲の最大限のイメージを繰り広げます。
そして、九州の端、日本の最西端からでも、今よりもっと多くのプロを輩出できるサポート環境の一部を担います。

その為にはもちろん、目の前のタスクを日々クリアにしていきます。

イメージだけでは実現化しません。
イメージが行動を生み出します。
そしてイメージの画質を上げ続けるためには、日々思考を止めないこと。
行動を続けること。
すると、その行動が次のイメージを運んできます。

サッカーでも人生でも行動は重要です。
行動を続けることは、僕の永遠のテーマであり、
これからも、高画質なイメージを幾つも、何回も何回も思い描く事によって、我々の最大の敵である『ドリームキラー』に立ち向かっていきます。

画像2


行動の根元に、より高画質なイメージを


【image enhancement】

"イメージの画質をあげろ"


画像3



フィジカルコーチ/石田將




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?