「新しい音楽」が聴けないのではなく、「古い音楽」が聴けない

ずっと悩んでいることを書いておこうと思います。

最近この記事を読みました。

まぁそこそこよく見かける話だと思います。
記事を3行でCopilotに要約させると、こんな感じでした。

音楽と年齢に関する調査結果が報告されています。10代の頃に好きだった楽曲が生涯にわたっての音楽の好みに大きな影響を与えることや、新規に音楽を発見できるのは30歳までということがわかっています。また、ストリーミングサービスDeezerの調査では、新しい音楽の発見は24歳でピークに達し、これを過ぎると音楽のトレンドに追いつく能力は徐々に低下していくことが示されています。1234


似た話は先日全然別の文脈で書いてたりもしてます。

あくまで新しい音楽を聴かなくなるという話なので、本を読まなくなるとは少し違うとも思いますが、
ここでは、「33歳を境に人は新しい音楽を聴かなくなる」という説について書かれています。
この要因として、「単純に音楽に触れる時間が圧倒的に少なくなる」「新しい音楽に触れるための時間と気持ちの余白が少なくなっている」について触れられていて、これは本を読まなくなる事象とも繋がっていそうです。

この手の話、頭では全然理解できるのですが、実感が全くないんですよね。
自分は、確実に今が人生の中で最も新しい音楽に触れているという自負があるので。

むしろ自分の中での大きな問題意識は、「新しい音楽」が聴けないことではなく、「古い音楽」が聴けないことです。

元々の文脈における「古い音楽」は、昔聴いていた好きだった音楽だったり、それと同じ時代の音楽を指すことが多いだろうと思いますが、ここでは多少捻じ曲げます。
「古い音楽」は、いわゆる名曲だったり、音楽好きなら知ってるよねみたいな音楽のことを主に指しています。具体例を挙げれば、ビートルズとかですね。
が、自分は基本的にはリアルタイム以外の音楽はほぼ聴けてないと思います。

Xでもよく昔の曲がポストされてたりしますが、本当に聴く気になれないんですよね。。。これを共感してくれる方はいるのでしょうか。
最近以下の動画を見て、漸くカニエ・ウェストをちゃんと聴こうと思って、普段聴き用のプレイリストに入れるまではしたぐらいのレベルです。(Vultures 1は一応聴いてました)

他にも、長谷川白紙プロデュースのアイマス楽曲に、アルトゥール・ヴェロカイというブラジルのレジェンドが参加していることが話題になってましたが、
一ミリも知らなかったし、じゃあ音楽聴いてみようとか知ろうという気にはあまりなれなかったりという感じです。

これは、自分の音楽との関わり方において、だいぶ前から抱えている結構大きな悩みです。
もちろん仕事にしているわけでもないので義務的に聴く必要ないと思いつつ、本当はちゃんと歴史の流れで音楽を捉えたほうが面白みも増すだろうし良いのだろうと思うのですが、なぜかあまり興味が湧かず、聴くのはリアルタイムの音楽ばかりなんですよね。
これが何故なのかは、いまいち言語化しきれていないので、改めて考えてみたいと思います。(一応今の仮説としては「ストリーミングでいつでも聴けるからこそ、リアルタイムの音楽にしか聴く必然性を見出せていないから」かなとは思っています)

そして、そんな悩みがあるからこそ、以下みたいなことを考えています。

例えば、↑の長谷川白紙の話も、
曲の解説だったり対話の流れの中で、アルトゥール・ヴェロカイの曲が流れたら、聴くと思うんですよね。
ただ、自分から曲を検索して再生する気までにはなれないという。

同じ悩みを抱えている方や、どうすればこの悩みを解消できるのかアイデアある方は、ぜひ教えて欲しいです。

こんなことを書いている間にちょうど、『オルタナティヴR&Bディスクガイド』刊行記念として、つやちゃんと川口真紀さんが出演した回の話が出てましたし、ちゃんとradikoで聴いてみようと思います。(radikoじゃないと音楽を自分で再生しなきゃいけないのはきつい)
多分こういう小さな積み重ねが大事だと思うので。


#日記 #雑記
#音楽 #新譜 #旧譜 #ストリーミング

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