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ケビン・ミトニックとハッキング

なんてこった。

セキュリティ界隈で知らないなんて言わせない、あのケビン・ミトニックが亡くなられたと。

ハッカーの教科書的な本は色々あるんだけれども、いいからとにかくこれ呼んでから始めろと言わんばかりの「欺術」の著者として私は推したい。

この本は、ソーシャルエンジニアリングを中心としたコンピュータハッキングを題材とした書籍です。時代がどんなに移り変わって、ITセキュリティがどんなに高度になっても、人が、それを確実に守れない限りコンピュータはカンタンにハッキングできてしまうことを、よく理解しておかなければなりません。

今はもう古本でしか手に入らないと思うので、ちゃんととっといて良かったわ。

本を読むのだるいって言う人であれば、映画を見れ。ソーシャルエンジニアリングをベースにしたコンピュータハッカーの映画、それが「スニーカーズ」。

なんかスパイ大作戦的なレビューが多くて嘆かわしいんだけれども、この映画の素晴らしさは、ありとあらゆるソーシャルエンジニアリングを、実際に演じて見せてくれるところだ。ゴミ箱漁りとかマジかよってコトまで、ちゃんとやってくれる。作り話だからと思わず、セキュリティエンジニアになるなら実際の手口だと思ってみてほしい。対人や企業内のセキュリティは笑えるところあるけれども、手口はちゃんとしてる。ただのスパイ大作戦だと思ってはいけない。

尼プラ でも見られるようなので是非。
ソーシャルエンジニアリングの視点で見るべき映画。

他にも、このケビンと下村勉の攻防を題材にした「ザ・ハッカー」もあるんだけれども、DVD でしか見ることができないのが残念。

書籍も残念ながら古本でしか多分手に入らない。けれども、映画見るよりかは本を入手したほうがよいと思われ。

そういえば、最近、こんな本も書いてたね。こっちは未読。

ITに携わる皆様方におかれましては、彼の本は読んでおくことをお勧めします。

心より、ご冥福をお祈り申し上げます。

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