人間関係の悩みを減らしたい人必見!量子力学のおすすめ
2023年スタートしました。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
僕にとっても、そしてこれを読んでくれているあなたにとっても素晴らしい1年になりますようにと心より願っております。
今年の抱負は、40歳になるということで「不惑」をテーマにしています。不惑とは、孔子の「論語」に出てくる言葉で有名です。
まだまだ迷いが多い人生を送っておりますが、自分が「これだ!」と思ったことに素直に従っていこう、いろいろな人からアドバイスや助言を頂くこともありますが、最終的な決めるのは自分なのです。そのために大事なことは「マインドを整えること」だと僕は日々感じています。
マインドを整えるにあたって障壁となるものは「人間関係」ではないでしょうか。いかに自分がしっかりしていようと思っていても、他人の発言や行動によって影響を受けストレスを感じてしまうことはよくある話です。
ここでストレスを感じることによって自分の想いが揺らいでしまい、本来の力を発揮できないとなってしまうと非常に勿体ないといえます。人間関係の悩みは人生において避けられないものかもしれませんが、これをどうにかして減らしたいと思ったことはありませんか?
今回の記事では、人間関係の悩みを減らしたい人に向けて「量子力学」の考え方を紹介します。量子力学的な考え方を知ることで人間関係の悩みを少しでも解消し、本来のあなたらしい力を発揮できるようになります。量子力学という言葉はあまり聞き馴染みがないもので難しいものだと感じてしまう人もいるかもしれませんが、丁寧に徹底解説していきます。ぜひ最後まで読んでください。
※今回の記事は、高橋宏和氏の著書「量子力学的願望実現の教科書」を参考・引用して書いています。
1 量子力学とは?
1-1 なぜ成功できる者と成功できない者がいるのか
巷では「引き寄せの法則」や「成功哲学」など、信じていない人からすれば「そんなものがあるのかよ?」と言いたくなるようなものが存在します。
このようなものに「嘘」だの「詐欺」だのいう急先鋒は、実際にこれらを学ぶために投資をしたにもかかわらず、思い通りの結果がえられなかった人ではないでしょうか。
確かに、これらを学んだからといって成功できる保証はありません。実際のところ、世の中成功者で埋め尽くされているわけではありませんし、ほんの一握りなのです。
ただ、重要なのは事実確認ではなく「なぜ成功できる者と成功できない者に分かれるのか」という点で、これを考えないところで話は進みません。
結論から申し上げると、この違いは「本質を理解しているかどうか」に尽きます。たとえば、引き寄せの法則1つをとっても「なぜ引き寄せられるのか」という仕組みについて100%自分の中で腑に落ちている、理解できているのです。「こうすれば自分の願望が実現するんだ」ということが理解できているのです。
「100%腑に落ちる」とは、このようなことではないでしょうか。
たとえば「りんごを手から離したら落ちる」ということは僕だけじゃなくあなたも知っていることでしょう。誰がやっても同じことで僕がいうまでもありません。そして、なぜ落ちるのかというのも「重力がある」「万有引力の法則」といった理由付けができるはずです。
腑に落ちるとは、「感覚的なもの」と「論理的なもの」の双方が交わって初めて成り立つものです。今回の話はここに「量子力学的な願望実現方法」を組み込んでいくものです。この方法を知ることで、今あなたが抱えている問題や悩みが解決できるかもしれません。
1-2 量子力学とは?
ここまで今回の記事で「量子力学」という言葉を登場させていますが、「そもそも量子力学とはなにか」について紹介します。知らない人からすれば、どうもとっつきにくいものだというイメージがあるかもしれません。僕も最初そう感じていましたし、わからなくはありません。ただし、世の中に存在する身近な存在だと気づければそのイメージは払拭できるでしょう。
量子力学は物理学のひとつで、目に見えないミクロの世界で成り立つ自然法則を探究する学問です。「目に見えないミクロの世界」というから分かりづらいイメージがあるので、もう少しここを深堀りしていくことにします。
たとえばお水。
お水は水分子で出来ていて、2つの水素原子と1つの酸素原子が結合しています。原子をさらに細かくしていくと、その中心に原子核があってその周りには電子が回っています。
原子核はプラスの電荷を持つ陽子と電荷を持たない中性子で構成されていて、これらのなかには「クォーク」と呼ばれる素粒子が存在しています。この素粒子こそが物質の最小単位であり、僕たちが使っているすべてのものは素粒子で構成されていると考えられます。
今、この文章はパソコンで作成していますが、このパソコンも、読んでいる空間も、今着ている服もすべて同じ素粒子で作られているのです。素粒子がどのように組み合わされるかで何になるか決まります。
このように、目に見えないミクロの世界の自然法則を探究するのが量子力学です。そして、原子や素粒子を含めて量子力学では「量子」と呼びます。そして、量子とは「粒と波の性質を持った非常に小さな物質やエネルギーの単位」です。
要するに、量子力学的な観点からいえば「すべてのものはエネルギーで出来ている」ということになります。これは量子力学の話をしていく上でとても大事な知識なので、頭に入れておきましょう。
1-3 見える世界と見えない世界
あなたは、この世の中に「見える世界」と「見えない世界」があるといわれたら信じられますか?
これを「ある」と考えるのが量子力学の考えです。エネルギーを導く有名な式があるので2つ紹介します。まず、見える世界は物質がある世界なので、エネルギーと質量の関係式で説明できます。
すなわち、エネルギーがあるものは物質に変換できるし、物質はエネルギーに変換できるということです。
見えない世界のエネルギー量は、こちらの式で表せます。
すなわち、周波数が高いほどエネルギーは高くなり、低いほどエネルギーが低くなります。
見える世界は「物質世界」ともいえます。肉体であり、お金や洋服などの物質的なものです。一方で、見えない世界は「精神世界」ともいえます。心や魂であり、意識や感情、思考などの精神的なものです。
1-4 なぜ、見えないのに「見える」と言いきれるのか?
この宇宙では、目に見える物質は約5%しかないといわれています。残りの95%はなにかというと、27%は「ダークマター」と68%の「ダークエネルギー」でできているといわれています。「ダーク」といわれるとなんだか悪いイメージをするかもしれませんが、そういうものではありません。
そもそも「目に見える」とはどういうことかを説明する必要があります。
リンゴは赤、メロンは緑、レモンは黄色。このように見えるのは、その物体が光を受けると特定の光だけが反射して、その反射した光が目の網膜を通って電気信号となり脳内で映し出されるからです。
目には「青・緑・赤」の光を判別するセンサーがあり、この3色を「光の三原色」とも呼んだりします。リンゴが赤く見えるのは、リンゴが赤の光のみに反射しているからです。
一方で「目に見えない」とは、光を当てても全く反射しないので真っ暗となります。すなわち、ダークマターやダークエネルギーは存在は確認できているものの、今の観測技術では光学的に観察できません。そのため、真っ暗な物質・エネルギーということでこのネーミングになっているのです。
次に「観察できていないのに、なぜ存在していることが分かるのか?」という問題についてです。この問題を解くカギは「万有引力の法則」にあります。万有引力の法則とは、すべての物質は質量がある限り、お互いに目に見えない引力で引っ張り合っているという法則です。今、僕が使っているパソコンと僕自身も、見えないけどお互いに引力で引っ張り合っています。
1970年代後半に、宇宙には光で観測できないが重力を感じる物質の存在が立証されています。この何なのか分からない物質がダークマターで、宇宙の膨張を加速するもとになるものがダークエネルギーです。宇宙のほとんどが見えない物質と見えないエネルギーで構成されています。
1-5 人間の目に映らないものがある?
人間は「可視光線」の光しか見れません。可視光線とは、人間の目に光として感じる波長範囲の電磁波です。
波長範囲の下限は360-400 nm、上限は760-830 nmだといわれています。赤外線や紫外線などの言葉は聞いたことがあると思いますが、これらは人間の目では見えません。私たち人間が見えない電磁波のエネルギーがこの世界には飛び交っているのです。可視光線と赤外線や紫外線との違いは、波長の違いです。波長とは電磁波1つ分の波の長さのことで、この違いを色の違いや音の高さの違いとして認識しています。
私たち人間は、日々生活しているなかで見えない電磁波に囲まれながら生きているわけですが、このような事実を意識しながら生活している人は少ないでしょう。分かってはいながらも、どうしても目で見えているものを信じる傾向があるので、腑に落とせない人がいるわけです。
ほとんどが見えない世界で成り立っているんだという事実を受け入れられたら、見えない世界を理解していくことが大事だということが分かっていくのではないでしょうか。
1-6 顕在意識と潜在意識
意識は大きく分けて3つに分けられます。
顕在意識:自分の頭で認識できている意識。
潜在意識:自分では意識していない意識(=無意識)。
集合無意識:個人を超えた人類共通の無意識領域。
私たちは普段、顕在意識で物事を考え行動しています。何を食べるのか、どの服を着るか、どんな映画を見るかなど意識的に考えて行動するので、これこそが意識なんだと思いがちです。
ただし、人間の意識の95%は潜在意識で処理されているといわれています。たとえば、慣れ親しんでいる道で帰ることも意識なくして行動しているもののひとつといってよいでしょう。
1-7 だるまさんが転んだ?
「だるまさんが転んだ」という遊びをしたことがある人は多いのではないでしょうか。
「だるまさんが〜」と言っているときには自由に動いてよいですが、「転んだ!」と言ったらピタッと止まらなければいけません。
実は、さまざまな実験がなされた結果、素粒子にも似たようなことが起きるといわれています。観測されない素粒子は「波」の性質を持っていて、観測される素粒子は「粒」の性質を持っていることが分かっています。このことから、量子力学的には以下のような二重性があるといえます。
見える世界:粒子性
見えない世界:波動性
観測しようとする行為が素粒子の振る舞いに影響を与えることを、観測問題ともいいます。
1-8 量子力学的願望実現
素粒子は二重性があると考えられます。
粒子性:物質、現実
波動性:意識、イメージ、思考、感情
ということは、意識やイメージ、思考や感情は観測されたら物質化・現実化することになります。要するに、願望実現のためには見えないもの(意識、イメージ、思考、感情など)を見えるもの(物質、現実)にすることが必要だということです。具体的には、以下のようなプロセスを踏んでいきます。
意識を向ける
イメージする
思考
行動計画
具体的行動
このプロセスを繰り返すことで理想を現実化できます。
2 引き寄せの法則
2-1 「氣」とは?
「氣」とは、目に見えないものの象徴としてさまざまな言葉に使われています。氣の正体は最先端の科学でも解明されていません。
ただし、量子力学の観点からは「生命が発する電磁場のエネルギー」だと考えられています。氣がエネルギーだとすると「E=hν」の公式が使えます。νは周波数のことで、周波数が高いというのは「波長が短い」ということです。
そして、周波数が低いというのは「波長が長い」ということです。要するに、「気が合う・気が合わないというのは、波長が合う・波長が合わないとほぼ同じ」だと考えてよいでしょう。
ちなみに、世の中に存在するあらゆる物質や自然現象は、見えない世界においてすべて固有の周波数があり振動しているといわれています。この振動によって生じる波を「波動」といいます。言い換えれば、「すべての物質は固有の波動を発している」ということになります。もちろん私たち人間もです。
2-2 共鳴現象とは?
人のコミュニケーションにおいて波長が合うと共鳴現象を起こし、一気に距離感が縮まって仲良くなることがあります。
共鳴現象とは、物体がその固有振動数に等しい外部振動の刺激を受けると、振幅が増大する現象です。実は、私たちの身体も素粒子でできているので、ミクロの世界では振動していて同じ波長のもの同士が引き寄せ合ってできていると考えられます。
このような同じ波動による共鳴現象が「引き寄せの法則」といわれているものです。プラスの波動はプラスの現象を引き寄せ、マイナスの波動はマイナスの現象を引き寄せます。要するに、あなたが発する周波数や波動に共鳴して現実が引き寄せられることになります。
2-3 現実を変えるためにはどうすればよいか?
現実世界を変えるためには「意識のチャンネル」を変えることです。
たとえば、私たちが見ているテレビもチャンネルごとに異なる周波数をもっています。チャンネルを変えることで違うテレビ局の放送を見れますが、これは見たいテレビの周波数に合わせているということです。これと同じように、意識のチャンネルをどこに向けるかで現実が変わっていくのです。そこにあるエネルギーと共鳴して、同じような現象を引き寄せられるでしょう。
3 思考の法則
3-1 思考は現実化する
「思考は現実化する」という本を読んだことがある人は多いのではないでしょうか。
ナポレオン・ヒルの代表作であり、全世界で1億部以上売れた本です。「思考は現実化する」といわれても、目に見えるものではないので怪しいと感じる人もなかにはいるでしょう。ただし、これは事実であり原理原則として知られています。それなのに、なぜ多くの人が信じられないでしょうか。
たとえば、ダイエットをしたいと考えているにもかかわらず思い通りにならない人がたくさんいます。その理由は、顕在意識では「ダイエットしたい」と考えていても、潜在意識では真逆のことを意識しているからです。
運動は面倒だからしたくない
甘いものもっと食べたい
食事制限なんてしたくない
潜在意識が95%なので、その影響力でダイエットしない行動をとってしまいます。潜在意識は恒常性機能があるので現状維持したくなる傾向が強く出ます。
たとえば「お金を稼ぎたい」と思っていても「お金を稼ぐことは難しい、大変だ」などといった行動を制限する思い込みが潜在意識に働いているからです。このような思い込みを「メンタルブロック」といいます。
3-2 エレファントシンドロームとは?
インドでは象を調教するために、小さいときから丈夫なロープで足を杭につなぎとめて育てていくようです。
初めは杭から逃げようと必死になりますが、まだ小さいのでロープを引きちぎったり杭を抜いたりして逃げられません。何度も何度も挑戦しますが、やっぱり無理なのです。
次第にこの小さな象は「この杭は絶対に抜けない。逃げられないんだ。」と思うようになります。このように育った象は、大きくなって杭を引き抜く力を持ったとしても逃げようとしなくなるらしいのです。このように、自分自身で勝手に思い込みをつくって限界を決めてしまいやろうとしなくなることを「エレファントシンドローム」といいます。
象に限らず、ほとんどの動物にはこの傾向があるといわれています。
たとえば、子どもの頃から親に以下のような否定的で責められるような言葉をいわれて育ってしまうと「自分は価値がない人間なんだ」と思い込んでしまうかもしれません。
お前はダメな子だ。
お前はお兄ちゃんと比べて成績も悪いし、どこもいいところがない。
どうしてもっとちゃんとできないの?
思ったことがなかなか現実化しないと思うのは、幼少期からの教育・経験が積み重なって潜在意識に刻まれてしまっているからです。これが固定観念やその人の常識となって行動に制限を与えてしまいます。
要するに、あなたがどんな情報に触れてどんな教育・経験をするかによって潜在意識に刻まれる情報が変わり、その情報によって思い込みが作られていきます。この思い込みによってあなたの人生が決まってしまうのです。
3-3 メンタルブロックの外し方
どうすればメンタルブロックが外せるのでしょうか。以下ではその方法について紹介していきます。
3-3-1 潜在意識の書き換え
たとえば「私にはお金を稼ぐことは難しい」という思い込みを「私はお金を稼ぐことはできる」というように書き換えることです。具体的にはどのようにして書き換えていくのか、以下でその方法を紹介します。
潜在意識を書き換えるヒントは「量子力学」にあります。
顕在意識=認識できる意識=見える意識
潜在意識=認識できない意識=見えない意識
目に見えないミクロの世界を解明していくのが量子力学なので、潜在意識についても量子力学で解明できる可能性があります。量子力学を学ぶことで潜在意識について理解し、コントロールもできるようになるのではないでしょうか。
量子力学の観点からいえば、目に見えるものも見えないものもすべてはエネルギーです。エネルギーは見えないためわかりにくいですが、食事をすればエネルギーが生まれることはイメージしやすいのではないでしょうか。
食べ物という物質がエネルギーに変換するのはイメージできますが、逆にエネルギーが物質に変化するときはどのようなときでしょうか。それは、何か心にイメージをするときです。
この世に存在するすべてのものは、誰かがイメージしたものだからです。もし、ライト兄弟が空中飛行できる乗り物をイメージしなかったら今日の飛行機は生まれていなかったかもしれません。
このように、誰かの思考エネルギーが創造のエネルギー源になっています。もし、あなたの理想があってそれを実現したいのであれば、まずは理想をイメージするところから始めなければいけません。
あなたにとって幸せとは?どんなときに幸せだと感じるのか?
あなたにとって成功とは?どんなときに成功したと感じるのか?
あなたにとって最高の人生とは?
このような問いに対してひとつずつイメージしていきましょう。
3-3-2 意図と願望の違い
潜在意識の書き換えにはイメージすることが必要だと紹介しましたが、イメージするだけでは足りません。
もし、イメージするだけで理想が手にできたりしたら、すべての人が理想を手に入れられてしまいます。夢をイメージするだけで叶えられたらどんなに素晴らしいことなんでしょう。そんなうまい話があるわけではなく、現実では夢を叶えられている人は限られています。
では、なぜイメージだけでは理想を引き寄せられないのでしょうか。以下でその理由を紹介します。この理由を説明するためには、意図と願望の違いを理解しなければいけません。
3-3-2-1 意図
意図とは、簡単に実現できそうなものに意識を向けることです。
たとえば「今日の夜ごはんはラーメンにしよう」などです。比較的簡単に実現できるものが多いのが特徴です。
3-3-2-2 願望
願望とはなりたい状態のことで、現状に満足していないときに生まれやすいのが特徴です。
たとえば「お金がない」であればもっとお金が欲しいと思っていて、「忙しくて時間がない」であればもっと自由な時間が欲しい、休みが欲しいと思っているのです。意図とは違い、すぐには実現しなそうなものをイメージしたときに生じます。
3-3-2-3 願望を実現するためにはどうすればよいか?
願望はすぐに実現しにくいといっても、次々と実現する人もいればなかなか実現できない人もいます。両者の違いは「マインド」にあるので、具体例を紹介します。まずは、願望を実現しやすい人の特徴は以下のようなものです。
願望は実現できるものだと思っている。
イメージすればほぼ実現できたのと同じだと思っている。
結果を過度に期待・執着しない。
一方で、なかなか願望を実現できない人の特徴は以下のようなものです。
できない、無理、面倒が口癖になっている
欠乏感があり、今はできないと思っている
結果を過度に期待・執着している
お金でいうならば、もともと経済的に豊かな家庭で育った人は、それが当たり前になっているので豊かな生活を実現しやすいです。一方で、経済的に貧しい環境で育ったひとは、お金がないことが当たり前になっているので稼ぐのは難しいと思いやすい傾向があります。
どうしたら願望を実現できるようになるかというと、それは「願望を意図化すること」です。願望を意図化するためには、イメージするときにどれだけ臨場感を持てるかがポイントになります。
まず大前提として、イメージしにくいことは実現困難といえます。もし、お金が欲しくて「1億円欲しい」と願っても、そんなすぐに手に入るわけないと思っているからイメージできないのです。
要するに、願望を実現するためには、なりたい姿や理想の人生・夢や目標など臨場感を持ってイメージすることが大事です。世の中の成功者は、明確な目標やビジョンを掲げ、臨場感を持ってイメージできているから成功できると考えてよいでしょう。
3-4 イメージとエネルギーの関係
量子力学的には、目に見えるものも見えないものもすべてエネルギーです。なので、臨場感を持ってイメージするとエネルギーの状態も変わっていきます。
そして、エネルギーを説明する式として「E=hν」がありますので、より臨場感を持ってイメージすればするほど周波数が高くなるといえます。中途半端にイメージすれば曖昧な周波数を発するので、曖昧な結果を引き寄せるでしょう。
一方で、臨場感あるイメージができればそれだけエネルギー密度が高くなり、物質化しやすくなるのです。エネルギーと物質は等価である「E=mc2(2乗)」という式からも、エネルギー量が大きいほど見える現実の世界に影響を与えられるといってよいでしょう。
ちなみに、高橋宏和氏の著書「量子力学的願望実現の教科書」では、イメージにおけるエネルギー量を8段階に分類しています。
1段階:絶対に無理だと思っている段階
2段階:無理だと思っている段階
3段階:難しいと思っている段階
4段階:できるかもしれないと思っている段階
5段階:できると思っている段階
6段階:簡単にできると思っている段階
7段階:チョロいチョロいと思っている段階
8段階:絶対にできると思っている段階
あなたがイメージしたときに、上のどの段階をイメージしているかによって現実化できるかどうか判断するとよいでしょう。
4 言霊の法則
4-1 イメージが大事だとはいうけれど?
【3 思考の法則】では、臨場感持ってイメージすることが大事で、イメージしたことが現実化すると紹介しました。
ただし、どんだけ臨場感持ってイメージしたとしても現実化しにくいこともあります。
たとえば好きなアイドルがいて、そのアイドルと一緒にデートがしたいと臨場感持ってイメージしたとしてもすぐに叶わないでしょう。
イメージさえすればすぐに現実化してしまったら困ってしまうというのもありますが、量子力学的にいうと「目に見える世界は素粒子の動きがなく、変化しにくい」ということです。
一方で、イメージなどの目に見えない世界は自由に変化できます。となると、イメージが大事だというのはウソなの?と考えてしまう人もいるかもしれません。そうならないようにするための手段があります。
その手段とは「言葉」を使うことです。
イメージを言語化することで人に見える状態(見える化)することで、現実化しやすくするのです。具体的方法を以下で紹介していきます。
4-1-1 文章で書き出す
1つは紙に夢や目標を書き出すことです。これによってあいまいだった理想のイメージが明確になります。
量子力学的にいえば、波から粒に変わって物質化されるからです。また、言葉にはエネルギーがあり、そのエネルギーの周波数によって潜在意識にその言葉が刻まれます。
そして、引き寄せの法則に従い、同じ波長をもったものが引き寄せられるので、夢や願望が達成されやすくなるのです。大事なことは「何を求めるのか、明確に言語化すること」です。
ちなみに、高橋宏和氏の著書「量子力学的願望実現の教科書」では、夢や目標を紙に書くときのポイントが8つ書かれているので、以下で紹介します。
できるだけ明確に書く
主語を明確にする
肯定形で書く
夢や目標は手書きで書く
現在完了形で書く
叶って当たり前だと思う
明確な期限を書く
期限までに実現できなかったら、もっといいことが起きると信じる
4-1-2 アファメーション(宣言)
アファメーションとは、夢や目標を言葉で何度も繰り返し発する(コミットする)ことで、潜在意識を書き換える方法です。
私はたくさんの人に愛されています
私は一生お金に困らずに生きていきます
私は十分な収入を得て幸せな生活をしています
私は仕事とビジネスで成功して、優雅な時間と豊かな富を手にしています
これらは例文ですが、このようなことを毎日10〜20回程度唱えるのです。アファメーションをしたり普段から使う言葉をポジティブなものに変えたりすると、自分が発する周波数や波動が変化し、その波動と共鳴して引き寄せるものも変わります。
最初は違和感があったりスピリチュアルに傾倒してしまったような気持ちになるかもしれませんが、毎日繰り返していくうちに無意識レベルで夢や目標が叶っていいんだと思える状態になっていくといわれています。
5 行動の法則
5-1 最も大切なことは行動
ここまで大事なことは「イメージ」や「言葉」であると紹介してきました。嘘でもなんでもなく、これは本当のことです。
ただし、いくら臨場感あるイメージをしても言葉を変えても、行動しなければ何も変わりません。「有名なラーメン屋さんがあって、1時間以上並んでも必ず食べる」「そのお店のラーメンを食べたとき、私は間違いなく幸せで至福の時間を過ごしている」といったイメージをしても、そのお店に行って注文しないことには何も始まりません。
すなわち、思考・言葉・行動のなかで最も大事なのは行動なのです。行動しない限り現実は変わりません。量子力学的観点からいうなら、思考・言葉・行動のなかでは行動が最もエネルギーが高く、現実に大きな影響を与えます。
行動力がある人が最もエネルギー値が高いというのは、比較的想像しやすいのではないでしょうか。ここまでの内容をまとめると、願望実現において大事なことは3ステップを順番に踏んでいくことです。
臨場感持ってイメージする
明確に言語化する
圧倒的な行動力を示す
5-2 行動力を高めるためにはどうすればよいのか
夢や目標を叶えるためには行動力が必要だということが頭ではわかっていても、人はなかなか思うように行動できません。それは95%潜在意識で行動しているからだといわれています。
人は無意識のうちに現状維持を選択してしまっているのです。行動できない人には特徴があるので、具体例を以下で紹介します。
何事も先延ばしにする癖がある
頭ではわかっていても、なかなかやる気が起きない
完璧にこなさないと気が済まない
自分に自信がない
過去に大きな失敗があり、決断を渋りがちである
周りや世間の目を気にしすぎる
目標に対しての期日を決めない
行動前の準備が入念すぎる
では、なかなか行動できない人が行動力を高めるためには何をすればよいのでしょうか?高橋宏和氏の著書「量子力学的願望実現の教科書」では、行動を変えるための4ステップが書かれているので、それを参考にして以下で紹介します。
5-2-1 行動することによって得られるメリットを紙に書き出す
たとえば、ダイエットを何度もチャレンジしてはいるものの思い通りの結果が出ない人は、まずはダイエットすることでどんなメリットがあるのか紙に書いてみましょう。
5-2-2 行動しないことで生じるデメリットを書き出す
たとえば、ダイエットを何度もチャレンジしてはいるものの思い通りの結果が出ない人は、このままダイエットが成功しないとどんなデメリットがあるのか紙に書いてみましょう。
5-2-3 行動しないことによって生じる最悪な状況を想像する
【5-2-2】で書き出したデメリットをイメージして、最悪な状況を想像しましょう。
5-2-4 行動することによって得られる最高に明るい未来を想像する
【5-2-1】で書き出したメリットをイメージして、明るい未来を想像しましょう。
6 焦点の法則
6-1 最短最速で夢を叶えるためには
世の中には次々と夢を叶えられる人と叶えられない人がいます。その違いは「思考、言葉、行動のベクトル」です。なかなか夢を現実化できない人は、これらのベクトルがバラバラの人です。
普段考えていること、言っていること、やっていることがバラバラの人は思うように物事が現実化しません。一方で、次々と夢を叶えていく人は、普段考えていることとやっていることが常に一致しています。すなわち、最短最速で夢を叶える方法とは、思考、言葉、行動を常に一致させることです。
6-2 思考、言葉、行動のエネルギーの違い
思考、言葉、行動にもエネルギーがあり、それぞれのエネルギーレベルによって物事が現実化するスピードも変わります。高橋宏和氏の著書「量子力学的願望実現の教科書」では、「自己実現のエネルギーレベル」について書かれていますので、以下で紹介します。
<思考:レベル1〜3>
1.なんとなくしたいなと思う
2.やりたいと思い続ける
3.本気でやると決意する
<言葉:レベル4〜6>
4.やりたいと言っている
5.やりたいと言い続ける
6.本気でやると宣言する
<行動:レベル7〜9>
7.本当にやる
8.やり続ける
9.結果が出るまで諦めない
3%の成功者:思考と言葉と行動が一致
このようなエネルギーレベルを上げるためには、何事にも一点にフォーカスし集中することが必要です。このような状態を心理学で「フロー状態」といいます。この状態になると脳内の集中力が高まり、パフォーマンスを発揮しやすくなります。
6-3 フロー状態に入る方法
では、どうしたらフロー状態に入れるのでしょうか。高橋宏和氏の著書「量子力学的願望実現の教科書」では、「フロー状態に入る方法」について書かれていますので、以下で紹介します。
6-3-1 ニュートラル思考を保つ
ポジティブ思考でもなくネガティブ思考でもなく、ニュートラル思考のときがもっともフロー状態になりやすいといわれています。固定概念や常識にとらわれず、物事を俯瞰的に見れて、心理的に落ち着いてリラックスしている状態になるからです。「〜であるべき」などの固定概念にとらわれず、フラットな気持ちで過ごすことが大事です。
6-3-2 今ある幸せや豊かさに意識を向ける
今ある幸せや感謝できることに意識を向けられたら、引き寄せ力がアップするといわれています。五感や直感力が高まってフロー状態に入りやすくなります。
6-3-3 気づいたことを即実践する
気づいたことをすぐ人に伝えたり即実践したりすることで潜在意識が書き換わりやすくなります。逆に、すぐに実践しないと思ったことが現実化しにくくなります。
6-3-4 目標を明確に決めて、1つのことに集中する
何かやるべき目標やテーマを1つ決めて集中しましょう。1つのことに集中することでフロー状態に入りやすくなります。
6-3-5 集中できる環境をつくる
集中できる環境をつくっておくことはとても大切なことです。誘惑が多いと集中できず物事に取り組めません。
7 影響力の法則
7−1 影響力の法則とは
この世のすべての物質は、お互いに見えない引力で引っ張り合っています。
人同士はもちろんのこと、目に見えない電子や陽子などのミクロの世界でも同じように引力が働いています。
そして、引力の大きさは物体の質量に比例し、お互いの距離の2乗に反比例します。要するに、質量が大きければ引力が大きくなり、小さいものは引力が小さくなるのです。また、2つの物体の距離が近いほど引力が大きくなり、距離が遠いほど引力は小さくなります。
これは人間関係に当てはまるともいわれています。人は身近にいる人の影響を受けやすいので、普段誰と付き合っているのか、誰と一緒にいるのかによって考え方や価値観が形成されていくといってよいでしょう。このような法則を「影響力の法則」といいます。
影響力の大きさは、その人が学んだことや経験の大きさに比例し、付き合う人との距離感に反比例するといわれています。この法則からすれば、人生で成功するためには「誰と付き合うか」がもっとも大事になってくるということです。
7-2 あなたにもっとも影響を与える存在とは
あなたにもっとも影響を与える存在は誰でしょうか。
それは「あなた」です。24時間365日一緒にいるわけですから。あなたが考える思考、発する言葉、普段の行動や習慣が最も影響を与えます。
人は1日に6〜7万回の内部対話をしているといわれています。これは自分の頭のつぶやきのことで、「疲れたなぁ」「今日の夜ごはんはどうしようかなぁ」などといったことを無意識につぶやいていて、潜在意識に毎日のように刷り込まれていくのです。この内部対話の質を変えることが願望を実現するうえでとても大切です。
7-3 願望実現の5つのポイント
高橋宏和氏の著書「量子力学的願望実現の教科書」では、願望実現のための5つのポイントが書かれていますので、以下で紹介します。
7-3-1 付き合う人を慎重に選ぶ
人はもっとも身近な人から影響を受けるので、誰とどんな時間を過ごすのかがとても重要です。
7-3-2 否定的な言葉を語らない
自分にとってもっとも身近な存在は自分自身。普段どのような言葉を語るかによって、あなたの潜在意識に大きな影響を与えます。
7-3-3 自分や他人を褒める
自分を褒めることと他人を褒めることは、ほぼ同じような影響を潜在意識に与えます。
7-3-4 情報を精査して取り入れる
人はもっとも身近なものから影響を受けます。
7-3-5 誰から学ぶかを意識する
学ぶときに最も大切なことは、誰から学ぶかです。もし、成功したいのであれば、できるだけその分野でのNo.1もしくは一流の人から学びましょう。
8 陰陽の法則
8-1 セルフイメージが大事
成功するために最も大切なことは、セルフイメージを上げることです。
たとえば、「人前で話すことが苦手」というセルフイメージをもっていると、実際に人前で話すことが苦手になります。
量子力学的にいえば、セルフイメージは「自分が発するオーラでありエネルギー」なので、セルフイメージが変わるとオーラが変わります。また、エネルギーでもあるので、自分が発する周波数も変わってきます。
セルフイメージを下げないようにするためには、自分の周りにはネガティブな言葉や否定的な言葉を使う人を置かないことが大事です。
8-2 セルフイメージを上げる方法
セルフイメージを高くするためには、自己受容が必要です。言いかえれば、「ダメな自分を受け入れられるか」が大事です。
とはいっても、自分自身がネガティブな性格をしているから無理だと思っている人もいるはずです。ただ、ネガティブであってもまったく問題ありません。むしろ、リスクを考慮しプラスに働くこともあるくらいです。
ネガティブ思考だけでなく、一般的には短所といわれるものも捉え方によっては長所に変わることがあります。
8-3 陰陽の法則とは
陰陽の法則とは、森羅万象は陰と陽の2つの要素で作られているという宇宙の法則です。つまりは、陰がなければ陽が存在せず、陽がなければ陰も存在しないということです。
どんな人も完璧な人はいません。ポジティブな人もいればネガティブな面もあります。ネガティブな部分があることが宇宙の自然摂理であり、そもそもなくせないものです。
ただし、引き寄せの法則の観点からだと、ネガティブの波動はネガティブな現象を引き寄せるといわれています。なので、ポジティブな出来事を寄せたいのであれば、ポジティブな言葉を使うことも大事です。
とはいっても、ポジティブがよくてネガティブが悪いということはありません。世のなかは陰と陽のバランスが保たれるように成り立っているのです。
自然界では善悪の概念はなく、すべてがニュートラル(中庸)であるといえます。この中庸の状態こそもっとも波動が高い状態です。ポジティブな自分もネガティブな自分もジャッジをせず、すべてを受け入れている中庸な状態でいることが大事です。
ネガティブだから波動が低いのではなく、ネガティブな自分に対してマイナスな感情になってしまっているから波動が低くなります。まずは自分のすべてを受け入れて好きになりましょう。そうすることで、少しずつ自分を好きになっていきセルフイメージが上がっていくでしょう。
9 エネルギーの法則
9-1 すべてはひとつである
世の中には、以下のような自然法則があるといわれています。
すなわち、人生で成功するためには「いかに与えるか」が重要です。相手に喜びを与え続けることが成功の秘訣です。
あらゆるものは目に見えないエネルギーでつながっています。相手に幸せや喜びのエネルギーを与えたら、その波動が波のように伝わってきて自分に返ってきます。なぜ、すべてが自分に結びつくのかというと、すべてはひとつであり一体だからです。あなたが見ている世界も向き合っている他人も、すべてがあなたであり自分の投影なのです。
9-2 人間の6つのステージ
高橋宏和氏の著書「量子力学的願望実現の教科書」では、人が到達するステージには6つの段階があるとしています。以下でそれを紹介していきます。
9-2-1 Take&Take/人から奪い続ける人
他者のお金、時間、人脈を奪い続ける人。このステージの人と付き合うとお金や時間を奪われるので、一緒に時間を過ごさないほうがよいでしょう。
9-2-2 Take&Give/人からもらったら与える人
誰かから何かをしてもらったらお返しをする人。
9-2-3 Give&Take/人へ先に与えてからもらう人
先に何かを与えてからお返しをする人。
9-2-4 Give&Give/見返りを求めずに与え続ける人
先に与えて与え続ける人。
9-2-5 Give&Forget/あまりに与え続けて与えたことすら忘れている人
惜しみなく与え続けているために、誰に何を与えたのか忘れてしまっている人。
9-2-6 Give&Love/人に無償の愛を与える人
この世のあらゆる存在が愛だと気づき、出会った人を幸せに導いたり、無償の愛を与え続けたりする人。
9-3 ステージが上がっていくとどうなるのか
ステージごとに引き寄せ力が変わっていき、ステージが上がると豊かになっていくといわれています。与え続ける人はエネルギーが高く、影響力がある人だからです。
他人に良い影響を与え続ければ、自然と豊かさを引き寄せられます。Take&Takeの人は、不安や恐れを抱いているので人に与えられません。心に余裕がないので、不安や恐れを打ち消すために人からもらうことや奪うことを意識しています。
Give&Give以上のステージの人は愛をベースに生きているので、自然と心に余裕が生まれて、相手に幸せや喜びを与えることを意識しています。「どうしたらもっと喜んでもらえるのだろか」と無意識に考えているので、自然と与える行動をとっているのです。
10 中庸の法則
10-1 真の幸せとは
幸せは目に見えないものなので、量子力学的には観測できない波の性質があるといえます。一方で、成功とは目に見えるものなので、観測できる粒の性質があるといえます。
つまり、幸せな成功者とは、このふたつをバランスよく手にしている者だといえます。
10-2 8つの柱
高橋宏和氏の著書「量子力学的願望実現の教科書」では、人生の8つの柱を紹介しています。以下の8つの要素をバランス良くしていくことで、幸せと成功を導いていくと考えられています。
お金
仕事
時間
人間関係
健康
心(豊かさ)
成長
貢献
幸せと成功を手に入れるためには、人生の8つの柱をバランス良く成長させることが必要です。このバランスが整ってくると自分の発する周波数が変わっていき、オーラの質が良くなり運気が上がっていきます。運が良い人とは、幸せと成功をバランス良く手に入れる人といえます。
10-3 成功者脳
人は生まれてから死ぬまで学んで成長を続けていきます。どんなときに成長するかというと、自分と異なる価値観や考え方に衝突したときです。自分の価値観や考え方よりも素晴らしいものがあるかもしれないと思うときに成長・進化できます。
高橋宏和氏の著書「量子力学的願望実現の教科書」では、成功者脳にもっとも近いのは「赤ちゃん」だとしています。赤ちゃん脳とは以下のように紹介されています。
10-3-1 常に素直である
成功者は赤ちゃんのように素直です。人から言われたアドバイスや意見を素直に取り入れられる人は進化できます。逆に、頑固な人は自分の考え方にとらわれすぎてあまり変化ができません。
素直な人は「でも」「だって」「どうせ」「できない」という言葉は使いません。自分を改善・成長させる習慣を持っていることが大事です。
10-3-2 常に学ぶ意欲を持つ
成功者は学ぶことに貪欲です。学ぶ意欲がある人は、新しい知識、新しい考え方を取り入れようと変化を好みます。一方で、学ぶ意欲がない人は、自分の考え方を改めたり変えようとはしません。
10-3-3 好奇心が旺盛
成功者は常に好奇心を持って物事に向き合います。目の前で起きていることや人やモノに興味を持ち、物事の本質を探求しそこから学び知ろうとします。好奇心がなければ人は成長できません。
10-3-4 すべての人を師匠と見る
成功者はあらゆる人からいいところを吸収し、学ぼうとします。どんなに成功していようが、謙虚に人の意見や考え方を取り入れようとします。出会ったすべての人から学ぼうとし、すべての人を師匠・先生として学ぼうとする姿勢があるのです。
もし、理不尽なことを言う人がいたとしても、そのような行為をする人を反面教師としてみます。どんな人からも学べるのです。
10-3-5 善悪の判断をしない
赤ちゃんには「こうすべき」「こうであるべき」というような固定概念がありません。なので、自分を責めることもなければ他人を責めたりもしません。成功者とは、物事を善悪で判断するのではなく、常に「ありのまま」に物事を見ています。
10-3-6 シンプルに考える
赤ちゃんは物事をシンプルに考えるので、悩みがほとんどありません。お金のことも人間関係のことも悩んだりはしません。成功者も同様です。
10-3-7 自然体である
赤ちゃんは自分の感情に素直であり、泣きたいときに泣いて笑いたいときに笑います。本音と建前というものはなくて、常に自然体でいます。成功者は赤ちゃんのうないに常に本音で生きています。
10-3-8 やりたいことをやる
赤ちゃんはやりたいことをすぐにやります。たとえば、泣きたいと思ったらすぐに泣きます。成功者は赤ちゃんのように、やりたいと思ったら先延ばしにせずにすぐに行動します。
10-3-9 好きなことをやる
赤ちゃんは好きなことしかやりません。できないことは親に任せたりします。成功者は赤ちゃんのように、自分が好きなことだけをやります。苦手なことは人に任せて、自由な時間を得られるのです。
10-3-10 諦めない
赤ちゃんは歩き出すまで諦めません。そして、最初は何も喋れなくても喋るようになるまで諦めません。成功者も同じように、最初はできなくても成功するまで諦めないから成功できます。
11 目的の法則
11-1 人生の目的
ミッションやビジョンにしたがって自分軸で生きると、エネルギーが高まり行動スピードが加速します。要するに、やりたいことに向かってワクワクしながら行動しているときは、自分軸で生きているということです。
逆に、ワクワクせずになかなか行動できていないときは、自分軸や心の声に従って行動していないことになります。ミッションやビジョンにしたがって行動できているかどうかを確認するには、以下の3つの質問を自分に問いかけてみましょう。
本当はどうしたいのか?
本当はどうなりたいのか?
本当は何を手に入れたいのか?
この質問を繰り返していくと、本当にやりたいことが見つかるかもしれません。
ミッションを見つけるときには過去の人生の棚卸しワークをします。過去の経験や学び、知識などあらゆるものがひとつの人生のミッションを見つけるヒントとなります。
ビジョンは、自分がなりたい姿や本当にやりたいことを紙に書き出して、未来を創造しながらつくっていくことによって見つかります。
11-2 夢と使命の違い
夢と使命を統合させると「志」に意識が向かい、もっともエネルギーを発揮できます。すなわち、「志命」を見つけると人生は大きく飛躍します。
12 まとめ
今回の記事は「量子力学」についてまとめてきました。この記事は、本文中でも何度も紹介しました高橋宏和氏の著書「量子力学的願望実現の教科書」を参考にして書かせていただいています。
量子力学というのは目に見えない分野を扱うものなので、腑に落ちたようで頭では理解できていないということが起きやすいと考えています。実際、僕もそうでした。学校では教えてくれない分野だし、丁寧に教えてくれる人も少ないでしょう。
ただ、世の中では「引き寄せの法則」や「潜在意識の書き換え」など、どちらかというと科学で説明できない精神的なもの(スピリチュアル的なもの)が出回っていて、正直なところ怪しいと思っていました。そうやって思っていたときに出会ったのが量子力学であり、これを学んだことによって引き寄せの法則も潜在意識の話もすべて1本の糸でつながったという感覚になったのを今でも鮮明に覚えています。
量子力学の話こそ目に見えない分野を扱うにあたって基本中の基本となるものであり、まず初めに学ぶべきものだと考えています。この記事をきっかけにして、もっと量子力学について学んでほしいし興味をもっていただけると嬉しいです。
そして、繰り返しのご案内になりますが、高橋宏和氏の著書「量子力学的願望実現の教科書」は量子力学について学ぶにあたり良書となりますので個人的におすすめさせていただきます。目に見えないミクロの世界にぜひ興味をもってください。
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