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自尊心の病〜偽りの自分〜

こんにちはSHOです。僕のnoteを読んで頂きありがとうございます。

自尊心の病、自己愛性パーソナリティ障害について2回目の投稿です。前回の投稿はこちらです。

発達障害についての話もしてきていますが、人それぞれ「価値観」があるし「個性」があるから、仮に発達障害の特性を何個か持っているからといってその人は発達障害の人なんだとすぐに認定されるわけではないとお伝えしました。その人が「生きづらさ」を感じて本人も辛いし、その周りの人も大変になって日常生活に支障をきたすようになっていると、それは問題なんだという話。

これも同じです。本人またその周りの人が苦しくなった時に問題となるのです。そういう意味で発達障害も持っているという可能性も高いです。これらが原因で二次障害(不安障害、うつ、引きこもりetc...)を引き起こすというのも一緒です。

本人は自覚はないまま大人トラブルを起こす可能性が高いです。DV、パワハラ、ストーカー行為etc...相手を自分の思い通りに支配しようとするので、それが叶わないと暴力をふるったり暴言を吐いたりします。基本的に人間関係は「自分より上か下か」の2択なので、自分より下だなと思った相手にはとことん見下すし明らかに不遜な態度をとります。

じゃあ精神科などに行って治療をすればいいじゃないかって思うかもしれませんが、そう簡単にうまくいきません。まずは本人が病気の自覚がない場合が多いので「なんで病院に行かないといけないんだ」と怒り出すパターンがまずは考えられます。仮に病院に行っても自尊心がとにかく強いので医者に自分の弱みを見せないパターンが考えられます。薬物治療をするにしても、すぐに治ることはまず考えることができないのでとても難しいものです。

今回はこの自尊心の病の背景についてまとめていくことにします。

前回の投稿で【等身大の自分】についてお伝えいたしました。「あ、そうか!僕は(私は)何かが出来るから愛してもらえているわけではないんだ、ここにいるだけで愛してもらえているんだ!」というものでした。他人の評価によって左右されない、ありのままの自分です。自己愛性パーソナリティ障害の人にはこれがないと言われています。

じゃあ代わりに何があるのかというと、この2つです。

① 思い描く自分
・平凡で平均的な人間を見下す
・世間的に地位が高い相手には謙る
・特別な存在だと思っている

② とりえのない自分
・自信がなくコンプレックスの塊
・いつも誰かに評価してもらわないと不安
・生きづらさを感じているが、表には出さない

等身大の自分(ありのままの自分)があるから人は安心感をもらたされるし、自分の価値基準で物事を判断することができます。

しかし、等身大の自分がないと常に不安を感じながら生きることになるので、価値基準は他人に委ねられます。他人を頼らざるを得ないのです。常に他人の目線が気になるし、自分が特別な存在だと見られたいがために「失敗をしてはダメだ」というような強迫観念に駆られてしまっています。

常に感じている不安によって「自分は何をしてもダメなんだ、何もできない人間なんだ」というような【とりえのない自分】が生まれます。ただずっと不安を抱えながら生きているわけにはいかないので、自己防衛のためにも理想の自分を作り上げます。これが【思い描く自分】で、自分は特別な存在であり、他人に注目を浴びて称賛を受けるべき存在なんだと無意識に思い込むようになります。

自分の思い通りに事が進み、順風満帆であれば問題がないのですが、「思い描く自分」というのは自分を過大評価し、自信満々で傲慢で、周囲の人を自分より上か下かしか見れないので、そう思い通りなことが続くわけがないのです。

つまづいた時は「等身大の自分」があれば自分の軸となるものがあるので立ち直りやすいのですが、このタイプの場合はそれがないので「とりえのない自分」が顔を出してきます。一気に落ち込みそう簡単に立ち直る事が出来ないのが特徴です。

このように考えてしまうのは、やはり育ってきた環境が大きいです。これは前回書かせて頂いた通りなのです。

今回は自己愛性パーソナリティ障害の人は「思い描く自分」と「とりえのない自分」の2つを持っていて「等身大の自分」がないという話をして、このような考え方になってしまうのは幼少期の教育・家庭環境に大きな要因があるという話をさせて頂きました。この話はまだまだ続きます。

今回はここまで。
読んで頂きありがとうございました。

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