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承認欲求が強いとは?|特徴・理由・どう付き合っていけば良いのか?【まとめ後編】

こんにちはSHOです。僕のnoteを読んで頂きありがとうございます。

今回のテーマは【承認欲求】です。承認欲求とは「他人から認められたい」とか「自分を価値ある存在として認めたい」というような欲求のことをいいます。

今回僕がここで話したいことは

○そもそも承認欲求とはなんなのか?
○承認欲求が強い人の特徴とは?
○なぜ、承認欲求が強くなってしまうのだろうか?
○承認欲求が強い人とはどう付き合っていけば良いのか?

これらについてまとめていきます。前回は上の2つについてまとめ、今回は残りの2つをまとめていきます。

○なぜ、承認欲求が強くなってしまうのか?

承認欲求が強くなるのは、自分が生きる意味や自分の存在価値を信じることができず、自分で自分を満たすことができないからです。だから他人に認めてもらうことで足りない部分を補うのです。

① 両親からの愛情不足
これは自己愛の話と関係します。

愛情不足になる原因をいくつか挙げるとするならば、例えば母子家庭で母親は忙しくて甘えることができなかった場合や、精神的に安定していない親で、暴力を振るったり大声で怒鳴ったりして怖くて甘えることができなかった場合などが関係します。

あとは兄弟間の比較。兄が優秀なため常に比較され、ほめられることがなかった場合などですが、これは漫画の世界の話だとNARUTOの「うちはサスケ」がパッと思いつきます。彼の性格が歪んでしまった原因は幼少期の教育と経験によります。

自己愛の話をする際にまたまとめていくことにしますが、幼少期に両親から与えれたことによって、子どもは「自分は愛される価値がないんだ」と解釈した結果、自分自身を信じることができない大人になります。そのまま大人になった場合、このような人は他人から認められることを常に求めて承認欲求が強い人になります。

② 学校や家庭内での教育の影響
振り返って頂きたいのですが、みなさまって「短所を埋める教育」「長所を伸ばす教育」だったら、どちらの方を重点的になされましたか?

家庭内の教育は各ご家庭ごとに違うと思うので分かりませんが、学校教育について少し話をすることにします。

仕方がないことなのかもしれない、そう言ってしまえば楽なのかもしれませんが評価って主に【数字】でしか評価がされませんでした。小学校の時は「あゆみ」というものがあって、学期末に先生から渡されました。各科目ごとに「よい・ふつう・もうすこし」の三段階評価がなされていて、備考欄みたいなのかがあって担任の先生からのコメントがなされてあった気がします。

僕は勉強や運動に関してはまずまずだったのですが、図工(図画工作)に関しては毎回「もう少し」でした。絵を書いたり何かを作ったりする能力が僕には欠けていました。僕が書いた絵とか見たことがある人なら分かるんじゃないかな。マジで下手なんです。

中学生になったら、評価のされ方が絶対的評価ではなく「相対的評価」に変わりました。これはどういうことかというと僕が通っていた中学校では5段階評価だったのですが、いわゆる最上位「5」の評価を得られるパーセンテージの人は決まっていたのです。

例えば英語で100点満点中95点を2回取ったとします。95点ってかなりいい点数ですが、他に95点以上を取った人がたくさんいると、そっちの人が優先して評価されることになります。「5」と「4」の評価って高校受験に関して「内申点」というものがあってこれに大きく影響されるというのがありました。この人には敵わないなって人がいたし、オール5の人もいてスッゲーなとか思っていましたもん。

僕はほぼ4で社会が5で美術は3か2ってところでした。1は取ったことがなかったかな。美術系はずっと苦手でした。

高校に入ってからは10段階評価だった気がします。僕、高校の成績がどんなだったかあまり記憶にないんです。なんでかな?ってちょっと考えたのですが、高校の成績と大学受験が全く関係なかったからだと思うんです。いくら学校の成績が良くても関係ないから、高校3年生の時は学校のテストの成績は良くなかったし、大学の過去問とか予備校の課題とかばっかりやっていました。

通っていた高校は必須の科目もありますが、3年生になると選択の幅が大きくなり自分が受けたい科目を自由に選んで単位をとっていくシステムでした。大学みたいな制度だったな今から思えば。学ランだったけど、僕は学ランはかたっ苦しいから着ないでパーカーで登校していた気がする。不良やん。ちゃんとワイシャツやセーターは着てたよ?関係ないか。

ちょっと自分の話が長くなってしまったけど、基本的には学校教育はプラスを伸ばすというより「マイナスを補う、減らす」というスタンスだと思うんです。で、学校教育は社会(会社に入って定年まで働く)の前段階の場所ということで、従来の社会の常識を当てはめようとしたり、世間的には問題がないような子を育てるようなスタンスをとっているんじゃないかなと。

10代の頃や大学生の頃には「起業しよう」なんて考えは全くありませんでした。なぜ?そういうことを学んだこともなかったし、自分の周りにもいなかったからです。親からは「ちゃんと会社に入って安定した生活を送りなさい」と言われて育てられてきました。うちの親は積極的に介入してこなかった方だと思いますが、例えば両親が医者とかだったら、子どもにはとにかく勉強させ医学部に入らせるようにするんじゃないかなーとか。

簡単に入れるところではないんです。大学受験を経験しているから分かりますが、本当に大変なんです受験勉強って。ある程度の成績を残すだけじゃダメでトップクラスでいないといけないんです。

今の日本の教育は「得意を伸ばす」という風潮はない気がします。むしろその芽を摘んでしまっているパターンもある気がします。どんな教育をされたかって人の人生に決定的な影響を与えます。

全てがこうじゃないだろうと思うんだけど、こんな流れになるんじゃないかなっていう話。親や先生(教育する側)は子どもの悪い面を見つけた際には「あーしなさい、これはしちゃダメ」と指摘します。

もちろん必要なことはちゃんと指導をするべきです。でも、人は基本的には承認欲求があるので、叱られっぱなし、注意されっぱなし、怒られっぱなしだと「自分の悪い面、マイナス面を見つける習慣」がついてしまう可能性があります。このような習慣がついてしまった子どもは「私には良いところなんてない、ダメな人間なんだ」というような錯覚をし、自信を持てない人になってしまいます。

なので、教育する側は子ども良い部分をしっかりと認め、それもその人の「個性」として尊重すべきだし、それがないと子どもは無意識に自分を信じることができなくなっていってしまいます。これって自分の体験が大事で、自分がされた教育を子どもに対して行うケースがめっちゃ多いです。家庭環境や教育環境ってめちゃ大事なんです。「これでいいんだ」「私のいいところはこういうところなんだ」と子どもは無意識に自覚していくし、自分の可能性を信じることができる大人に育っていきます。

○承認欲求との付き合い方

ー●自分編

1 承認欲求は無理に否定すると苦しくなる

「嫌われる勇気」で書かれていることが衝撃すぎて、承認欲求がある人はダメなんだと思ってしまう人もいるかもしれないですが、そんなことはないと僕は主張したい。承認欲求は誰しもが持っているもので、それ自体は悪いものではないだと。正しく活用することによってそれがエネルギーになることもあるので、あまり悪者扱いせずに有効活用すべきなのです。

ただし、承認欲求を満たすために行動するようになってしまうのが問題なのです。例えば「太った太ったと彼氏に言われるので見返したいからダイエット頑張る」と思うのはOKです。自分のダイエットを頑張る動機として承認欲求を利用するのはいいのです、問題なのでは「見返すこと」が目的になるのは良くありません。見返す先には何があるのか?「認められたい」があるので。結局はダイエットじゃなく「認められたい」が1番になってしまうので本質からずれることになります。

2 自覚する

自分が承認欲求が動機となって行動することが多いということを自覚しましょう。自分の行動や言葉において、何が根本にあるのかというのを自分に問いかけてみましょう。もし、何かをしてうまくいかなかったときには、冷静になって自分と向き合ってみて「私は本当に相手のために行動したのだろうか、それともただ自分を満たすために行動したのか」を振り返ってみましょう。

もし、それが出来なかったとしたら何が原因なのでしょうか?そこには自分の無価値と対面する恐怖があるのかもしれません。

3 自分と向き合う習慣

「もし」と「なぜ」はセットです。「もし」と自分に問いかけて何かに気づいたら「なぜ」とさらに問いかけましょう。

・なぜ、そのような感情になったのか?
・なぜ、あんた態度をとったのか?

このような振り返りをする習慣ができると、自分が何を望んでいるのか気付くことができるようになります。根本が自覚できて、ここを意識して変えていくことが出来たら、過度な承認欲求を出すことも減っていくはずなのです。

4 ありのままの自分を認める

過度な承認欲求を減らしていくためには「ありのまま自分を認める」ということが重要です。めっちゃくちゃ重要です。これは大事なことなので2回言いました。

自己愛の話をする時にまた改めてお伝えするのですが、いわゆる「自己愛性パーソナリティ障害」と呼ばれるタイプの人はこれが出来ないのです。だから承認欲求が強すぎるのです。承認欲求が強い人の特徴などまとめてきていますが、自己愛性パーソナリティ障害の人の特徴はほぼ当てはまります。

自分を信じることができる人は「弱い自分もダメな自分も受け入れることが出来ている」人が多いです。どんなにすごい人であっても同じ人間なのです。自分に自信がない人ほど「こんな自分はダメだ」「もっともっと頑張って変えていかないと」と考えて自分を責める傾向があります。自己否定を繰り返すので、どんどん自分のことが嫌いになって、余計に自分のことを信じることが出来なくなります。

否定するのではなく、そんな自分を受け入れる必要があるのです。これを「自己受容」と呼んだりもします。仮に「こんな性格の私は嫌!」と思ったとしてもそれも自分の個性の1つとして受け入れ、この個性を生かすためにはどうしたらいいのか?と考えることができるようになります。

良いも悪いもまずは一旦受け入れるのです。そして、そんな自分をどう活かすのか考えるのです。そうすると虚勢を張る必要だってなくなるし、どんな自分が目の前に現れても、じゃあそれをどう活かそうかと考えば良いだけです。

まずは自分で自分のことを受け入れることが出来ているので、他人に評価を求めることだって減るだろうし、周りから認めてもらおうとしたりすることも減るはずです。

5 自分の意志で何かを成す

自分で自分を満たすことができるようになる、自分を認めることができるようになるためには、自分の意志で何かを乗り越えていく体験が必要となります。「自分の意志」で何かをするということが大きなポイントです。

承認欲求が強い人は、基本的には他人が基準で何をやるにしても「周りに認められたいから」というのが動機になります。ただ、人は自分で決めたことを自分の力で乗り越えるしか本当の意味での達成感は得られないのです。「やらされた」という気持ちがあっては、仮にうまくいったとしても自信にはつながらないし、自分の心の成長には繋がりません。

ー●相手編

1 承認欲求が強い人なんだと理解する

相手と接するにはこれが実は1番大事です。このように考えることで、その人と関わることにおいてストレスを感じたとしても「あぁこの人は仕方ないな」と思えるようになります。可能なら積極的に付き合う必要もないです。

2 適度な距離感

とはいっても、家族だったり仕事だったりで全く付き合いをなくす事ができないというケースだってあり得ます。

承認欲求が強い人はとにかく自分のことを肯定してほしい、認めてほしいと思うので、自分のことを肯定する、認めてくれる人を強く好みます。なので、こういうタイプの人とは距離感をとっておくが大事です。話し相手になってしまうと多くの時間を取られたり、大きなストレスを抱えることになりかねません。

3 プライドを傷つけることをしない

承認欲求が強い人はとにかくプライドが高いです。自分の無価値感を悟られたくないからか、自分を実力以上に強く見せたいがためか、プライドを傷つけられるとひどく感情的になりやすいです。正直面倒なことにもなりかねないので、プライドを傷つけるような発言や態度は控えるべきでしょう。

相手の発言を否定するのも控えるべきでしょう。これが難しいのですが、話を聞いて自分の意見を主張する際には、こちら側は「ただ自分の考えを主張しているだけ」にもかかわらず、相手は「否定された」と思うパターンがあるのです。なので、自分の意見を主張する際にも丁寧に伝える必要があります。

4 話を100%真に受けない

意識的にしているか無意識にしているかこれは分からないのですが、過剰な表現を使う事が多いです。明らかに事実より話が盛られているじゃないかということもあります。なので、承認欲求が強い人はそういう可能性もあるぞということを頭に入れて話を聴いたほうが賢明です。


というわけで、承認欲求については3回にわたって話をしてきました。自己愛の話をする際には「承認欲求」について大いに関係してきますので、気にあったら読んでいただけると嬉しいです。あなたの周りにも承認欲求の塊のような人がいるかもしれないので、その人の特徴が今回書いたことに該当するなら、まさに承認欲求が強い人なのでしょう。

では今回はここまでです。
読んで頂きありがとうございます。

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