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長く続くすごさ 小林 泰彦 著「ヘビーデューティーの本」を読んで

 昔、持っていて行方が分からなくなっていた本です。タイトルと著者を思い出すためにかなり時間がかかってしまいました。小林 泰彦 著「ヘビーデューティーの本」 思い出せてよかった。

 内容は…

1970年代のアウトドアブームの発端はアメリカのアウトドアファッションやアウトドアグッズ。
当時「POPEYE ポパイ」「MEN'S CLUB メンズクラブ」などでブームをリードしたのが小林泰彦氏、
1977年発行『ヘビーデューティーの本』は「MEN'S CLUB メンズクラブ」の掲載記事を中心にまとめられたもの。

 そんなに古い本だったんだ。自分より年上の本ではありますが2013年に復刊。わざわざ復刊されるということからわかる通り名著です。

豊富なイラストで現代の読者でも楽しく読める内容である。
雑誌中心に当時を振り返る記事が増えている現在、興味を持たれる読者は多いのではないだろうか。
1970年代~のアウトドアファッションやグッズを懐古するためにも最適・最良の本。

 早速再購入。味のあるイラストが随所に挟まれており良い雰囲気。

 この本のすごいところが出てくるアイテムがいまだに生き残っているところ。デザインや素材は多少変われど、いまだに(2021年)変わることなく作られ、売られ続けています。マウンテンパーカー、コーチジャケット(本書ないではウラネルジャンパー)、モカシンetc

 出てくるブランドもいまだに現存するもの多数。LLビーン、アディダス、ナイキ、ノースフェイス、シェラデザインなどなど。自分が好きなものばっかだったり。

 長く愛されるものって本当に素晴らしいなと思わされる本です。

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