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まちづくりファシリテーター養成講座第4期@小布施町 Day1-3開催レポート

小布施町はこれまで関係人口創出や持続可能なまちづくりに取り組み、2023年は「世界の持続可能な観光地Top100選」にも選出されました。
そこでこの度、小布施のまちづくりを題材にした実践型講座「まちづくりファシリテーター養成講座」第4期が開講されました!

小布施に実際に住み、まちづくりに携わっている林志洋さんが講座を主催し、ローカルな現場で活動するために必要なファシリテーション・コミュニケーションのノウハウを、フィールドワーク・オンライン講義・対面ワークショップを全8回通して学ぶ実践型講座です。

そして先日2月10-12日、講座Day1-3が小布施町で行われました!
東京、大阪、愛知、宮崎、長野などなど様々な地域から、会社員、個人事業主、フリーランス、大学生、大学院生など年齢も様々でバックグラウンドも様々な受講生17名が小布施町に集まりました。

■Day1:「ファシリテーション概論」

小布施公民館第2学習室に集まった受講生で自己紹介を行った後、まずは「ワークショップって何だろう?」「ワークショップを地域で行うってどういうこと?」についてレクチャーを受けたり議論したりしました。

講義を行う、講座主宰の"はやしょー"こと林志洋さん

また、小布施のこれまでのまちづくりの歴史をインプットした後、小布施町でまちづくりに携わる運営メンバーの解説に伴って、実際にまちを歩きながら、まちづくりによって生まれたまちの姿を自分たちの視点で感じ、考えました。

はやしょーさんのガイドによる小布施まち歩き

■Day2:「ファシリテーションの実践」

Day1で学んだこと、小布施を歩いて感じたことを踏まえ、「とにかく動いてみる」ことを大切に、一旦45分のワークショップをチームに分けて設計し実践しました。
「小布施を冬も楽しめる場所にするには?」「インバウンド観光客に小布施を楽しんでもらうには?」「小布施駅前をもっと楽しく、魅力的な場所にするには?」「小布施を何泊も滞在したくなる町にするには?」の4つのお題の中から、取り組みたい問いを各グループ一つ選びました。

グループで議論を進める4期生

失敗する、うまくいかないこともあることを受け止めながら、どのチームもワークショップのゴールを達成できるような問いや行動をワークショップの中に組み込もうとしていました。
準備の時間は4時間ほどあり、同じチームで改めて小布施を歩いたり、昼食を共にして受講生間の親睦を深めました。
ワークショップ終了後は参加者だった他のチームメンバーがフィードバックをし、最終日に向けて意識したいことを言葉にしました。

小布施を題材にしたワークショップの実践

また、小布施で行われている持続可能な観光の取り組みや、地域おこし協力隊メンバーが取り組む小布施の環境政策や実践について、実際に活動している人が参加者に対して話をして、「ローカルで動くこと」のイメージをより具体的にすることができました。小布施のまちや人を深く知る一日にもなりました!

■Day3:「自分のアタマで考える」

午前中はDay7-8に小布施町での最終ワークショップを一緒に設計し実施するチームを決め、グループワークを行い、午後はロジカルシンキングについての講義と三日間の振り返りを行いました。

自分が小布施で考えたいことを画用紙一枚に大きく書いて言語化し、それを持って会場内を歩き、他のメンバーの画用紙を見ながらどのメンバーと一緒のチームになりたいか考え、決めました。
若者のUターン、環境エネルギー政策、インバウンド観光、町で暮らすことでの幸福度...などと様々な「考えたいこと」が出て、4つのチームに分かれました。

やりたいことを紙に書いて仲間探し

チームができた後、チームで行うワークショップのお題を考えました。それぞれの考えたいことを聴き合い、深掘りし、要素を分解して問いを再構築しました。
休憩のお昼ご飯もチームで楽しみ、親睦を深めていきました。

午後は、この一ヶ月間グループワークを通してワークショップ設計を行うために必要なロジカルシンキングを講義形式で学びました。その実践として議事録を書くことを実践しました。

そして最後に、みんなで輪になってDay1-3の振り返りを行いました。
・様々なバックグラウンドを持つ人と出会えてよかった
・ファシリテーションは仕切るだけでなく設計や問いをじっくり考えることも含まれることを知っておどろいた
・ワークショップは人とのコミュニケーションが基本で難しく考えなくてもよいのかも

など、受講生にとって非常に学びの濃い3日間となりました。

みんなで輪になってチェックアウト

これからは3回のオンライン講義を経て、最後は3月16-17日に行われる講座Day7-8で、受講生がまた小布施に帰ってきます!チームで最終ワークショップを行い、1ヶ月の講座での学びを小布施のまちを歩きながら言語化していく予定です。