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今宵に名前をつけるなら 皆勤レポ

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2016年2月~11月、池田彩乃さん・高野裕子さんを中心に全4回に渡って行われた季節を追う朗読会イベント「今宵に名前をつけるなら」のレポートです。
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記事一覧

2016.2.6 今宵に名前をつけるなら 冬-3

つづきです。

高橋さんのおでんをおいしくいただいておなかは満たされ、会は後半へ。

2人目のゲストは詩人の西尾勝彦さん。こよなまを通して私はそれまで知らなかったクリエイターの方々とたくさん出会うことになるのですが、西尾さんもそのうちのひとりとなりました。

字が小っちゃくて読みにくいんだよね、と笑いながらご自身の詩集を朗読し始める西尾さん。抑揚が控えめで聞き手にゆだねる池田さん、独り言のようにぽ

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2016.2.6 今宵に名前をつけるなら 冬-2

つづきです。

朗読とコンテンポラリーダンス。衝撃、というか、そもそも朗読もまともに聞いたのが初めてだった私でしたが、一気にふたりの作り出す世界に引き込まれました。自然と池田さんと高野さんの呼吸に合わせて息をしている自分を感じながら、池田さんが読み終わり、高野さんが動きを止める、その瞬間まで、鳥肌が止まりませんでした。

なんだかすごいものに首を突っ込んでしまった気がするぞ、と思いながら、次に待ち

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2016.2.6 今宵に名前をつけるなら 冬-1

このnoteは2016年2~11月に全4回にわたって行われた朗読イベント、「今宵に名前をつけるなら」の皆勤レポです。私は普段は文章を書く人間ではないので、ほとんど覚え書きか日記のような稚拙な文章になること、ご了承ください。

最初は「短歌が好き」というより「穂村弘が好き」だった私が、ほかの歌人に手を出すきっかけとなった本が、安福望さん『食器と食パンとペン』であり、彼女が装丁を手がけた岡野大嗣さん歌

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