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記事分類/読書メモ

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読んだ本のレビューと印象に残ったフレーズを書きます。
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記事一覧

読書メモ:職場の問題地図/沢渡あまね

本の概要『職場の問題地図 ~「で、どこから変える?」残業だらけ・休めない働き方』沢渡 あまね (著), 白井 匠 (イラスト) 職場でありがちなアンチパターンが書かれている。 平易な言葉遣いや豊富な図解のおかげで読みやすい。 業務改善の知見がないような同僚へ薦めたい。 私には新たな学びは少なかったが、たとえば業務の属人化の分類の考え方は役に立つかもしれない。 印象に残ったフレーズ

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読書メモ:これだけ!KPT/天野勝

本の概要『これだけ! KPT 【これだけ!シリーズ】』 ふりかえり手法のKPTについて説明されている。KPTは昔、会社の先輩から教えてもらって自分でも使っていたが、改めて体系的に学ぶために、そして一般的にどう理解されているかを知るために、本書を読んだ。比較的しっかりと書かれているので参考になるが、KPTを始めたい人が最初に読むとしたら内容が多すぎるかもしれない。KPTは手軽に始められることもメリットだと思うので、最初は可能であれば経験者から教えてもらいながらやってみて、その

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読書メモ:リモートチームでうまくいく/倉貫義人

本の概要『リモートチームでうまくいく』 社員にリモートワークを適用することのメリットや方法論、課題のノウハウが書かれている。初版が2015年であり2020年のコロナ禍よりも前のため今よりもリモートワークが普及していなかった時代だったが、本書のノウハウは当時としては先進性が高く現在でも通用するものが多い。 私のチームでもリモートワークを実践しており、それなりにうまくできているとは思うが、本書のノウハウで真似したいことや無理なく実践できそうなことを見つけることができた。学びの

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読書メモ:リーダブルコード/Dustin Boswell, Trevor Foucher

本の概要『リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック (Theory in practice)』Dustin Boswell (著), Trevor Foucher (著), 須藤 功平 (解説), 角 征典 (翻訳) プログラミングで良いコードを書くための方法が具体的なソースコードで説明されている。見た目に近いメンテナンス性の話だけでなく、計算量までカバーしている点は評価が高い。エンジニアの定番の書籍としてよく知られている。 アンチパター

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読書メモ:人が増えても速くならない/倉貫義人

本の概要『人が増えても速くならない ~変化を抱擁せよ~』 ソフトウェアエンジニアリングの仕事について、ありがちな誤解やアンチパパターンを経営者や事業責任者にも分かるように説明されている。特に生産性やモチベーションを悪気なく下げてしまうケースに言及されており、思うように開発が進まなかったり、人材の流出に悩んでいるなら本書を学ぶと良いだろう。 全体的に表現が平易でわかりやすく、ページ数が少ないので負担なく読める。著者の倉貫さんの本は毎回読みやすいが、その中でも本書は特に読みや

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読書メモ:客観性の落とし穴/村上靖彦

本の概要『客観性の落とし穴』 データによる可視化や比較の問題点が語られている。現代社会によくある数値化は結果的に良くない影響もあるという主旨であり、「統計は集団に対するラベル付けであり、個人の数値とは別物であるため、数値の比較にこだわるべきではない」とか、「ヒトが可視化・比較をすることを選ぶようになって、あるいは可視化・比較できるような仕組みを作ったことで、便利になった反面でこれができることの弊害が社会に悪い影響を与えている」といった指摘がされている。 全編を通して客観性

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読書メモ:栗山ノート2/栗山英樹

本の概要『栗山ノート2 世界一への軌跡』 栗山英樹氏による2023年のWBCの出来事と当時の心境が書かれている。2023年のWBC(2023 ワールド・ベースボール・クラシック)は試合展開、参加メンバー、日本代表の成績など歴代最高と言える盛り上がりであり、私も興味深く観戦し、また大いに感動したため、本書の刊行を知って衝動的に購入した。本書を読んで今回のWBCがおもしろかったことを思い出しつつ、人生の教訓を得ることもできる良い本だった。 当時の心境の描写では骨太の古典やビジ

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