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読書メモ:リーダブルコード/Dustin Boswell, Trevor Foucher

本の概要

『リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック (Theory in practice)』Dustin Boswell (著), Trevor Foucher (著), 須藤 功平 (解説), 角 征典 (翻訳)

プログラミングで良いコードを書くための方法が具体的なソースコードで説明されている。見た目に近いメンテナンス性の話だけでなく、計算量までカバーしている点は評価が高い。エンジニアの定番の書籍としてよく知られている。

アンチパターンとその対策がテーマ別に書かれている。テーマによってはプログラミングだけでなくドキュメンテーションやプレゼンテーション、ロジカルシンキングにも応用できるので、教訓を抽象的に見ると学びが多くて良いだろう。ソースコードでの説明が多いため、本書をエンジニア以外が読むのは難しいかもしれないが、エンジニアが読んでプログラミング以外に応用することは難しくないはずだ。

ただし、職場環境次第では本書の教えを素直に適用できないこともある。たとえば取引先のルールや古い既存コードやチームの方針を優先する場合には、自由なコードを書くことができないかもしれない。この場合でも、理想的なコードを知ることは良い学びになるだろう。読んだ本人が短期的にコードに反映するだけでなく、後輩や部下に教えたりレビューするときにも活用できるので、学んでおいて損はない。

良質な教訓やテクニックが多くて付箋を大量に貼ってしまって、全部引用するのは手間がかかりすぎるため、特に残したいものに絞って以下に引用する。

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