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4年間の大学生活の過ごし方

春は別れの季節、、、といいますが、新たな出会いや始まりの季節でもあります。

僕も大学卒業という人生の大きな節目を迎えようとしていて、不安を抱えながらも次なる新たなステージへの期待感がものすごく高まっています。

そんなことを考えていると、ちょうど4年前のこの時期も同じ気持ちだったのを思い出しました。

大学入試をを終え最終的に進学する大学が決まりホッとしたのも束の間。未知なる環境に対する不安と期待が入り混じった気持ちを感じていました。

(大学生活楽しめるかな)

(一人ぼっちにならないかな)

(みんなと会えなくなるの寂しいな)

みんなそれぞれ色々な感情があるかと思います。

ただ4年間の大学生活をどんなものにするか。楽しいものにするのか、つまらないものにしてしまうのか、さらに言えば、ただ何も考えず楽しく遊ぶだけの時間にするのか、それとも将来につながる挑戦や行動を自分からどんどん起こして濃密な4年間にするのか、結局は全て自分次第。

でもせっかく過ごす4年間なら価値のあるものにしたいですよね。

そこで、「人生の夏休み」と言われる大学生活をより良く将来につながって価値のあるものにする過ごし方を僕の経験を踏まえつつまとめてみました。


1:アルバイト

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これは王道です。大学生活はサークル、部活、飲み会、旅行などと今までに比べてお金が必要になる場面が増えてきます。時間がいくらある大学生とはいえ、お金がなければやりたいこともできません。

また、社会人としてのマナーや常識を身につけるのにも役に立ちます。先輩やお客さんと関わることで自然と敬語が身に付いたり、幅広い世代と働くことでコミュニケーション能力も上がって、将来就職した後も役に立つスキルを身に付けることができます。

さらに色々な種類のアルバイトを経験することで、どんな仕事が自分に向いているか、適性がわかるかもしれません。

注意すべき点としては、目的意識を持って業務に取り組むこと。こういうことを学びたいとかこういうことを経験したいということを常に考えながら仕事をするようにしましょう。何も考えずに機械のように業務をこなしているだけでは、せっかくの若いうちの貴重な時間をただ切り売りするだけになってしまいます。

また、個人的な考えですが、1つのバイトを長くやりすぎることもあまり良くありません。早いと3ヶ月で1つのバイトから学べることを学びきれてしまうこともあります。そのため、同じところに勤めるのは長くても1年まで。またできるだけ全く違う種類のバイトを経験するようにしましょう。


2:サークル

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(↑軟式野球サークル。初心者も野球好きなら大歓迎。)

こちらも"The 大学生"というくらい王道です。学部学科を超えて、共通の趣味を持った人が集まるサークルは入ることで、より豊かな大学生活になると思います。特に人数が多く1つの授業あたりの履修者も多い大学では普段の学生生活で友達を作ることは難しいので、大学の友達を作りたければサークルに入った方がいいかもしれません。

また学年を超えた集まりなので、先輩に履修相談、具体的には楽単の授業を知ることができたり、定期試験の過去問が手に入ることもあります。


3:長期インターン

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(↑大学1年秋〜3年秋まで所属した営業インターン)

インターンシップとは実際に会社で社員の方と同じかそれに近い業務を行うもので、一般的にアルバイトよりも大きい裁量をもって働くことができます。「学生社員」というイメージでしょうか。インターンは実際に企業で働くため、将来自分が着きたいと思える職種・業界が本当に自分に合っているのか、また、今まで思いもしなかった自分の適性を見つけられることもあります。

「インターン」と聞く就活生がやっているイメージがあるかもしれませんが、就活生がやっているインターンは実際には会社説明会の延長であるようなものがほとんどで2,3日で終わってしまいます。長期インターンであればお給料をもらいながら数ヶ月働くためより実務に近い経験ができます。基本的には1・2年生から雇ってもらえるものがほとんどです。

特にベンチャー企業はインターンから内定が出たり,むしろ長期インターン経由でしか内定を出さない企業が多数を占めているため、「みんな揃って同じようなスーツ着て面接」のような就活をやりたくない人はぜひ検討してみてください。

僕は外資系セールス企業、旅行系WEBメディア、コンサルティング、ベンチャーを支援するサービスを提供するIT企業と、4年間で4社の長期インターンを経験しました。

インターン探しはWantedlyかキャリアバイトがおすすめです。

さらに海外で働きたいという方は海外インターンなども多数あるのでぜひご自身で調べてみてください。



4:泊まり込みアルバイト

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(↑福島県にあるリゾートホテルで泊まり込みバイト)

特に、一人暮らしを経験したことのない実家ぐらしの学生に挑戦してもらいたいのは泊まり込みでのアルバイト。親元をはなれ自分のことを自分でやることで掃除や洗濯などといった将来実家を出たときにすぐに役に立つ生活力が身につきます。親のありがたみも知ることができるためいつも家事をしてくれている親への感謝の気持ちも芽生えることと思います。

また、ほとんどの場合、家賃や光熱費・食費がかからないことも大きなメリット。場所によっては食事はホテルのバイキング、お風呂は温泉などといった贅沢をできるのも泊まり込みアルバイトの魅力です。「泊まり込みアルバイト」もしくは「リゾートバイト」と検索してみてください。きっと魅力的な体験ができるはずです。


5:一人旅

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(↑夜行バスを使って金沢へ弾丸一人旅)

大学生の良いところは自由に使える時間が多いことと若さゆえの体力があること。アルバイトもあらかじめシフトを調整すれば好きな時にお休み出来ます。そんな時におすすめなのが一人旅。ふらっと旅に出て、日本各地の美味しいものを食べ、綺麗なものを見て楽しいことをする。自分の思うがままのペースでいろいろなところに行けます。また、夜行バスは体力がある学生の強い味方。東京-京都くらいの距離であれば往復1万円せずに乗ることができます。

夜出発して、早朝に到着しまる1日観光して、その日の夜に出発して翌朝に家に帰る。ホテルを取らなくても目一杯観光できて移動時間を睡眠に当てることができるのは夜行バスの大きなメリットです。

また、今は格安航空会社が充実しています。沖縄でも往復1万円前後で行けるので一つの選択肢に入れてみるのもいいかもしれません。

僕は大学4年間で北海道、岩手、宮城、金沢、長野、静岡、京都、広島、香川、鹿児島、台湾、シアトルに行きました。

ぜひやってみてください。


6:ヒッチハイク

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(↑東京-青森をヒッチハイクし、フェリーで北海道に上陸)

せっかくの大学生活。時間があるので社会人ではなかなか時間をとってできないことをしましょう。少しぶっ飛んだことをやってみるのもおもしろいかも。ヒッチハイクはその中の一つではないでしょうか。何もしなければ先に進めないヒッチハイクでは、嫌でも人に話かけたり、目立つことをしてドライバーの目を惹かなければいけません。また車内でも車に載せてくれた分、トークで盛り上げないと失礼になり得ますよね。

このようなことをやらなければいけないヒッチハイクを経験することで圧倒的なコミュニケーション能力を身につけることができます。自分の殻を破るために挑戦してみるのもいいかもしれませんね。


7:野宿

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(↑とある公園にて。寝袋とアイマスクで熟睡中。)

たくさんある時間を使って日本中いろんなところに行ってみたいけど、お金が・・・という人には、野宿がおすすめ。古代の原始人たちがそうしていたように現代の文化的な生活を離れ大自然の中で寝てみると味わったことのない新鮮な気持ちが味わえると同時に、家のありがたみが痛いほどわかるようにもなります。

時期と場所を選べば思ったよりもかなり快適に眠ることができます。個人的には夏の時期の東北や北海道が一番気持ちよく眠れました。

そして何より無料というのが大きい。宿代を丸々カットできます。ヒッチハイクと合わせるとコスパ最強です。(東北ヒッチハイク旅では交通費+宿代が0円でした。笑)

とはいえ、迷惑にならないよう周囲への配慮を怠らないように。盗難などの危険もあるのでしっかり場所を選んでリスク管理をしましょう。(女性はやめておいたほうがいいかも、、、)


8:留学

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(↑カナダのバンクーバーへ留学。)

ずっと日本にいると新たな発見や価値観が変わるような経験をすることが少なくなってきますよね。そんな時には留学がおすすめ。日本から遠く離れた異国の地で勉強ができる海外留学は言葉はもちろんのこと、文化や社会システム、その国の人々の考え方や価値観などを実際に体験することができます。

夏休みや春休みを利用した1ヶ月~1ヶ月半の短期留学や、今通っている大学を休学して行く長期留学があります。大きな費用がかかりますが、大学の制度を利用したりすることで費用を抑えることができます。交換留学であれば現地の大学で取得した単位を日本の大学の単位に振り替えてもらったりすることもできるため、休学せずに留学して日本の大学も4年で卒業することが可能です。また実際に現地で働くワーキングホリデーの制度を利用することで事前に準備しなければならないお金を減らすこともできます。

コロナ禍でなかなか海外に行くことは難しくなっていますが、行くことができればとても貴重な経験になると思います。

もちろん就活の時には他の人と差をつけることもできるので是非チャレンジしてみてください。


9:趣味

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(↑趣味のバイク。車種はホンダのCBR250R)

趣味は人生を豊かにさせるといいます。社会人になってからでも息抜きをしたいときにとても役に立ってくれるのが趣味です。一生付き合える趣味を大学生のうちに見つけておくことは非常に意義があることだと思います。お財布とも相談しながら、ぜひ自分の趣味を見つけてください。


10:起業

ソフトバンクの孫正義社長やZOZO TOWNの前澤友作さんやホリエモンで知られる堀江貴文さんらの成功者に共通するのは、全員”学生起業家”だったこと。

起業というととんでもないようなことに感じられるかもしれませんが、1日1食分くらいの金額を稼ぐ小さなビジネスでも立派な起業です。小さく初めて成功体験を積み、お金に余裕が出てきたら大きくしていくということを繰り返していけばリスクを抑えることができます。

そして学生起業家のおいしいところは、「学生だから」という理由だけで周りが応援してくれるところ。人にたくさん頼れるというのは若さゆえの特権かもしれません。若ければ養うべき家族もいないので、失敗したときの傷もかなり浅くてすみます。しかも成功すれば給料の上限がある程度見えている会社員とは異なり、莫大な富を築くことも夢ではありません。たとえ失敗したとしても自分でビジネスを回してみたという経験から学べることは非常に大きく、将来間違いなく役に立つでしょう。

就活などでもかなりウケが良く、目まぐるしく環境が変わる現代であるだけに、引く手あまたとなることでしょう。会社に頼らず自分の力で生きていく力も身につけられるため、学生のうちに起業を経験しておくことは非常におすすめです。


11:勉強

学生である以上、こればかりは避けることができません。どうせやるならしっかり勉強して将来に役立つ知識を身に着けましょう。学問は「実践とは別物で役に立たない」と揶揄されることもありますが、人生を豊かにする上で学問はなくてはならないものであると僕は考えます。また大学では高校までとは違い自分の好きな専門分野を勉強できるのでその機会をぜひ生かしてください。


番外編:電車で日本列島縦断

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番外編ということで、上記のものとは別に皆さんにおすすめしたいものが「電車(JRの在来線のみ)で日本列島縦断」です。JRが発行している「青春18きっぷ」というJRの在来線が1日乗り放題のきっぷが5枚ついているものを使用して、日本最北端の駅・JR稚内駅(北海道稚内市)から日本最南端の駅・JR西大山駅(鹿児島県指宿市)までJRの在来線のみ(北海道の木古内駅~青森県の奥津軽いまべつ駅間のみ別途青春18きっぷ北海道新幹線オプション券による新幹線を利用)で縦断するものです。最短ルートをたどれば5日間で最北端の駅から最南端の駅まで縦断することが可能です。

この旅では日本各地の風景を車窓から眺めることができます。体力的には始発から終電までひたすら電車に乗り続けるのでかなり大変でしたが、いろんな出会いがあったりと、とても楽しい旅でした。

あと自己満足ですが達成感がすごいです。「ローカル線だけで日本縦断してやったぞ」みたいなよくわからない自慢ができます。


まとめ

大学は「人生の夏休み」といわれていますが、その時間をどう使うかが今後の人生に大きく関わってきます。ただ何も考えずボーッと過ごすのか、しっかりと目的意識を持っていろんなことに挑戦するのかでその人の人間性や経験値の厚みも変わってきます。大学生の時間は単なる「人生の夏休み」ではなく、「社会人になるための準備期間」、つまり「今後の人生において役に立つ大きな武器を仕込む期間」であるので、みなさんにはぜひいろんなことに挑戦してもらって、後々振り返ったときに「最高の4年間だった」と胸を張って言えるような大学生活を送っていただきたいなと心から願っています。


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