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自分自身と「対峙」するために読んでおきたい一冊

寺田有希さんの著書
「対峙力」~誰にでも堂々と振る舞えるコミュニケーション術~
を取り上げます。


著者は寺田有希(てらだ ゆき)さん。
大阪府出身で、2004年ホリプロから芸能界デビュー。
2012年に専属契約を終了し、独立されています。
独立後はYoutubeのホリエモンチャンネルなどでMCを務めたり、
(失礼ながら知りませんでした)歌手デビューをするなど
多岐にわたって活動をされています。

 本書を知ったきっかけは、ホリエモンチェンネルの、とある回で、
紹介されていたことでした。
 前々からホリエモンチェンネルを通じて、
寺田さんのことは拝見しており、好感は抱いていましたが、
正直、本書から得られるものには、あまり期待しておらず、
どちらかというと、応援のつもりで買ってみた、というものでした。
 (発売二日目に買った!)

1 対峙力とは


「対峙力」とは、「だれとでもフラットに向き合える力」
とされています。


 そのためには、
自分自身とむき合い、自分の長所(武器)を知り、
「相手」と「場」の状況を読み、武器を最大限活かすことが大事である
と。

 本書には、そのためのテクニック考え方が、
寺田さんの実体験エピソードとともに書かれているので、
イメージしやすく、すごく読みやすい本でした。
(3時間ぐらいで読めた)

 寺田さんがMCとして、実際の現場で悩み、実践し、
つちかわれた手法が紹介されているので、
同業者というか、実際に、MCやファシリテーターなど、
人前で誰かの話や考え方を引き出す仕事をされている人には、
非常に参考になる本ではないかと感じました。
 (私はそういう仕事ではないですが)

2 日々、目標に向かってモガいている人に
  すすめたい

 しかし、(私を含めた)そういった仕事をしていない人でも
日々何かしらのゴールに向かってモガき続けている人には、
ぜひおススメしたい本です。

 なぜそう感じたかというと、寺田さんが、
芸能事務所を退所することになってしまってから、
「対峙力」を身につけるまでの、
日々の苦悩や葛藤、血のにじむような努力。
そして、それを経たからこそ、今の自分がある、という
ストーリーとしての面白さがあるところや、
そんなもがいてきた寺田さんと自分を重ねあわせることで、
勇気づけられたからです。

(ふと、ごっつええ感じのコントを思い出しました。
 「グランドチャンピオンは、
 チャンピオンを経て、チャンピオンを経て、チャンピオンを経て~、
 チャンピオンを経られる人間だけがなれるんだよ。
 問題は経続けられるかどうか、だよ。」
 さすがの面白さだけど、すごく核心をついてる!)

3 タイトルや表紙から感じる寺田さんの人間性
  (あくまで個人の感想です)

 本のタイトルである「対峙力」という言葉や、
実際に本の表紙を見たときに、
寺田さんの柔らかそうな印象とは逆の、堅苦しさを感じていました。
「なぜ、漢字だけの堅い雰囲気のタイトルなんだろう。」
「なぜ、同じ大きさで同じ書体の漢字3文字なんだろう」と。
(最近の本ではあまりないと思いませんか?)

 でも、なんとなくその意味が、本書を読んでみて分かった気がして。
要するに、寺田さんはすごく男らしい方なのではないかと感じました。
(すみません、まったく悪気はなく、自分としては、すごく良い意味で使っているつもりです)
 本書から感じるのは、すがすがしさやサバサバ感、何かを成し遂げるための強い意志や、おもいきりの良さです。

4 本書のポイント

 つまるところ、本書の真髄は、自分自身との「対峙」の重要性を意味しているのだと、ぼくは理解しました。というか、そこがまず第一歩であると。
 そうやって読んでみると、ただのビジネス本ではない、奥深さが見えてくるのではないかと。

5 さいごに

 ほんとに失礼ですが、ほとんど期待せず、
ただ応援のために、買ったつもりが、
こんなに影響をうける本とは、大変勉強になりました。

 まだまだ味がしそうなので、繰り返し読んでみたいと思います。

 そして、自分との対峙を経て、他人との対峙を経て、グランドチャンピオンを目指します。


それでは次回の投稿まで!

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