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『ケーキの切れない非行少年たち』

Flierで『ケーキの切れない非行少年たち』を読みました。

要約の要約

非行少年は認知機能にハンディキャップを抱える場合も多く、認知機能を上げるトレーニングをすることで、初めて「反省」など従来の少年院のプログラムが意味をなす。
クラスの下から5人は、かつての知的障害の基準に該当する。現在の基準では知的障害には当てはまらないため、生きづらさは変わらないのに、必要な支援がない。
非行少年を1人減らせば400万円税金が浮く。認知機能トレーニングを行うことで、非行少年を減らすことに繋がる。

感想

要約で紹介される非行少年の認知機能に驚きました。
一方でわたしも、色々なすごい人と自分を比べて「わたしって能力ひくいな」と思うことがあります。
そして、すごい人からしたら「なんでこんなことも出来ないの」と思われてるだろうな、とも。
全てはグラデーション的であって、「普通」とされる人の中にも、これまで想像して来なかったようなしんどさを抱えている人がいるのかもしれないと思いました。
(もしかすると、紹介されている非行少年たちのように「しんどい」とすら認知していないかもしれない)

知ることは、想像すること。
想像することは、優しくなること。

ぜひ書籍も読みたいと思いました。

紹介した本


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