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広島のド田舎から東京、ベルリンへと移住した理由。

私の名前の「翔子」という名前は「Fly to the future, fly to the world(未来や世界に羽ばたく)」という意味で付けられたそうです。(小学2年のときに聞いた。)その名前のごとく、広島のド田舎から東京へ移り住んで10年。そして、今年2015年10月21日にベルリンに移り住みました。漠然といつか海外にFLYするんだろうな、と思いながらも、移住までにいろいろありすぎて、約10年かかりました。(このいろいろありすぎる10年は、長すぎるので気が向いたときに書きます。)

なぜ海外に出たかったんか?

1. どうせ死ぬからいろんなものを体験したいじゃん

なぜそんなに海外に行きたいの?とよく聞かれました。逆に私は「なんでみんな日本にずっといたいの?」と思っていました。たしかに日本は安全で、ごはんもおいしいし、清潔な国です。けど、島国を出ると、世の中にはもっと面白い人もおるし、綺麗な景色も、おいしいごはんも、全然違ったライフスタイルもあります。絶対と思っていたことが覆されたり、日本でNGだと思われている価値観が、外に出てみるとOKだったり。いつまで生きられるかよく分からん人生。どうせ死ぬなら、いま生きてる間に、世界中の色んなものを見て、体感したいじゃない。excitingなことが広がっとるのに、それを見ずに島国に留まっているのは、私にとっては逆にすごいストイックな生き方な気がします。

2. デザインの仕事のため

新しいモノを作るには、いろんな視点から物事を捉えて、新しい切り口を見つけ出す必要があります。そうなると、いろんな視点を持っていれば持っているほど、新しい切り口が見つかる確率が上がります。言わずもがな、クリエイティブに従事している人は、いろんなモノを数多く見て、感じたほうがいい。日本は特殊な国で、ほぼ日本人(在日韓国人とか在日ブラジル人とかいるけども)という単一民族で成り立っている国です。違ったことを考えているようだけど、同じ価値観、文化で生きているので、なかなかエクストリームに違うことに触れ合う機会は少ない気がします。新しいモノを生み出し続けるために、表現の肥やしとして、日本の外を見んといけんと思っていました。そして、デザインの大元は、ヨーロッパ。できれば、ヨーロッパに住んでデザインの空気を吸いながら、デザインするというのがひとつの夢でした。だから、ヨーロッパに来ました。一応いまベルリンで、デザインワークしてます。

3. 細胞が呼んでた

名前が名前「fly to the world」なせいか、直感的に日本が自分にとってハマる場所ではない気がずっとしてました。海外に出ている方が、よくわからんけれど細胞が生き生きするというか。うまく言えないけど、絶対行かんといけん、という感覚が小さいときからずっとありました。おそらく、幼いときからみんなが「右」と言えば「左」に行くような人間だったので、日本の集団社会の中でそつなく生きていくことが自分には難しすぎる!と思っていたからかもしれません。欧米のはっきり物事を言うカルチャーは、たまに空気読めや!とムカつくこともあるけれど、裏表がないので私には楽です。「直感的に行きたいと思ったら行く!」ロジカルな理由より一番強力で、重要な理由だと思います。


ベルリンに来て、約1ヶ月半が経ちました。どう?といろんな人に聞かれますが、自分が海外にいる感じがあまりしません。英語もまだ全然だし、ドイツ語もわけわからないし、大変なこともあるけれど、居心地は良いです。それは、自分にfitしているということかもしれないです。

日本との距離感も感じません。確かに日本と物理的に距離は離れていますが、このご時世、インターネットがあるし、いつでも日本の友達や家族とはお話しできるので問題ありません。「誰かとつながっている」ということは、物理的な距離に比例しないと思っています。どんな場所にいても、お互いが相手を想いやっていれば、ずっとつながっていられると思います。

ヨーロッパにかつてちょっと住んでたせいか、行きたいと思いまくっていたせいか、カルチャーショックもないです。カルチャーショックがあまりない自分が、逆にショック的な!!

でも、気づいたことは違いではなく「どこに行っても人って変わらないんだな。」ということ。しゃべる言葉、人種、文化が違っても、基本的にみんな人間。想いやれば想いやってくれるし、イラつくヤツはどこの国にいってもイラつくし、しっかり意見があればうまく英語がしゃべれなくてもちゃんと聞いてくれます。ベースはみんな一緒です。人間だから。


理由はどうであれ、海外じゃなくても国内でも、別に行きたいと思ったら、行きたいところに行けばいいと思います。周りは理由とか聞いてくるかもしれないけど、そんなのどうでもよくて、自分が直感的に行きたいと思う場所にいるのが正解な気がします。時間は有限。いつ死ぬかわからない人生。好きなところで、好きな人と、好きなことをやったほうがいいです。

#ベルリン #海外生活 #移住

みなさまにSpiciiを発信し、届けるためにいろんなとこへ行ったり、ベルリンでサバイブする資金にいたします。