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1年前に緊急搬送された父が、また救急車で運ばれました

先週の日曜日。
母から、“父の名前が書かれた『入院のご案内』”の写真がポンっと送られてきました。

1年前に緊急搬送された話

2022年3月上旬。
単身赴任中の父が熱を出し、しんどそうだったので、毎日生存確認していたのですが、そのうち連絡がつかなくなりました。

母が会社に電話し、様子を確認してもらったところ、返事はある、とのこと。だから、「電話には出やんけど、生きてる。」と思いました。でも、変わらず直接連絡取れていた訳ではないので、次の日もLINEしたり、電話かけたりしました。それでも、繋がらず。

しつこく電話をかけていると、応答があったのですが、出たのは父ではなく、救急隊員の方。話を聞くと、「お父さん、今救急車の中で処置してます。かなり意識が朦朧としている状態なので、処置した後、病院に運びます。」と。

確か7件ほど、受け入れを断られた末、搬送先が決まり、検査が行われました。検査の結果、脳出血と心臓病が見つかりました。病名は『感染性心内膜炎』。

・死亡率30%
・感染している菌は、予後が悪くなる可能性のある菌
・心臓の弁についている菌が、さらに脳に飛ぶ可能性がある
・腎臓がかなり悪いため、透析の可能性もある
・本来であれば、心臓手術を行うが、脳出血があるため、手術を行うのは困難
・大変怖い状態であり、急変する可能性もある

などなど、怖いことをたくさん言われました( ;  ; )


と、まあ、命を落としていてもおかしくない状態で見つかった父ですが、回復し、入院から3ヶ月後の6月に無事、手術を終え、8月末にはリハビリ病院を退院しました🙌

退院後は通院リハビリに切り替え、今年に入ってからは職業センターにも通い始め、復職に向けての準備をしていました。


1年ぶりの救急車

まずは前提:
5時半頃になると、愛犬(シーズーの女の子 モカ)がカリカリ(ほりほり)して、母を起こしに行きます。

いつものように、モカが母を起こしに行ったのですが、日曜日ということもあり、「今日もまた起こしに来た〜。日曜日やし、もうちょっと寝たいから無視しよ〜」と寝たふりしていたら‥. 隣のベッドで寝る父が急に叫び出したそうです。

びっくりして隣を見てみると、「わー」と叫んでるだけでなく

  • 痙攣

  • 白目

  • 口から泡を吹いている

  • 呼びかけても反応なし

という状態。


どんどん様子が変わる父を目の前に、母は119に連絡。救急隊員に「落ち着いて、状態を話してください。」と宥められるほどのパニック状態だったそうです。

近くに消防署があるからか、すぐに来てくれ、搬送されました。病院で診てもらったところ、『てんかん』でした。脳梗塞(脳出血)を起こしたことのある人がてんかん発作を起こすのは珍しいことではないようです。

搬送後、意識を取り戻した父は、1年前とは違って、記憶もありますし、元気そうでした。(←母情報)

特に、大きな問題はないとのことで、今回は2日半で退院できました🙌✨大したことなくて、良かったです。


2回目の搬送で思ったこと

後遺症と向き合う

退院後、特に大きな問題もなく、平凡な日常生活を送っていますし、毎日元気に過ごしているようなので、

  • ジェットコースターに乗るとか、バンジージャンプするとか、心臓に影響のありそうなことはしない

  • 免疫が弱ってる時に、例えば怪我の傷口からばい菌が入らないように気をつける

  • 健康に気をつかう生活(弱ってる?内臓もあるので)

そうやって「“普通の”生活を送っている分には、大丈夫やろ〜」と安心しきっていました。

でも、今回てんかんを起こして、一度脳に損傷を負っている、ということは、こういうことなんだ、と思いました。


当たり前のように思えることは当たり前じゃない

危ない状態から奇跡的に回復しましたが(今生きてるのは奇跡だと、私は思ってます)、発見が1日遅れていたら、あるいは菌が脳に飛んでいたら、今家にいない可能性だって十分あり得ます。

当たり前に思えることは、当たり前じゃない

そう頭では分かってはいても、それって分かっている『つもり』なだけかもしれないな、と思いました。


今を生きていることも、家族(ペット含む)や友達など大切な人たちが生きていることも、毎日を何不自由なく過ごせていることも、おいしいご飯を食べられることも、安心して眠りにつけることも、何もかもが『当たり前』のように思えますが、それって『当たり前』ではないと思うんですよね。

でも、そんな『当たり前じゃない毎日』が『当たり前』のように繰り返されると、それが普通なんだ、当たり前の毎日だ、って思ってしまいます。


自分の無力さ

1年前も今回も、自分がいかに無力か、を感じ、「1日でも早く実力をつけよう」と思いました。

1年前、何の力もない私は、就職先の会社がある福岡へと行くしかありませんでした。

そして今回。現在、東京にいる私は、実家のある大阪にすぐに飛んでいくこともできず、何もできませんでした。フルリモートで仕事をしているため、大阪で仕事することもできますが、今は東京でやるべきこともありますし、何より力をつけている最中。

大阪に帰るには、時間もお金もかかるため、頻繁に帰れる訳でも、何かあるたびにすぐに飛んで帰れる訳でもありません。


今回は大したことなかったので、良かったですが、今後もしまた何かあった時、すぐ駆けつけられるほどの実力も余裕もない自分にもどかしさを感じました。

でも、だからこそ、目の前のやるべきことに精一杯取り組んだり、また積極的に色々なことにチャレンジして経験値を積んだりして、1日でも早く力をつけよう!と思いました😊


おまけ

わんこってすごい

飼い主よりも早く、ワンちゃんが飼い主の異変を敏感に察知する、という話も聞きますが、うちもそうだったのかもしれません😌

毎日、父の布団の上で寝るモカちん


よくないこと続き

狂犬病の注射か混合ワクチンか、そんな季節になり、今年もゴールデンウィークに動物病院に行きました。

トイプー♂ 10歳のショコラ

いつものように先生に体のチェックをしてもらったところ、心雑音が。

一時的なものの可能性もあるため、おやつなし・ドライフードのみの生活を2週間続け、また診せてください、とのこと。

疑いのある病気は、珍しくない病気で、天寿を全うする子も多いみたいですけど、それでも苦しむ可能性は大いにあって…。元気に見えても、シニア犬なんだな、と実感。


そんなことがあった1週間後に、父が搬送。なんでこうよくない事って、続くのかな、と思いました。

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