牛肉とトマトの沙茶醤炒め(番茄沙茶炒牛肉)

沙茶醤(さーちゃーじゃん)という台湾の調味料については、以前も紹介しましたが、牛肉とこの沙茶醤の組み合わせは、台湾でもどうやら鉄板みたいで、レシピもたくさん紹介されています。
さらに、牛肉とトマトの組み合わせもこれまた鉄板。日本人にも人気の「牛肉麺」にも、トマト入りのタイプがあります。
今日のお料理は、この鉄板ペアの掛け合わせ。美味しくないはずがない!

作り方は至ってシンプル。フライパンに油を敷いて大蒜、生姜を炒めて香りを出し、続けて下味をつけた牛肉(切り落としで充分です)を炒めます。安い牛肉だと、独特の臭いがあったりしますから、ここはしっかり炒めておきます。しっかり炒めることで肉から水分を追い出し、この後加える調味料を吸い込ませやすくする狙いもあります。

牛肉に火が通ったら、くし切りにした新玉ねぎ、トマトを加えて炒め合わせ、頃合いを見て合わせ調味料を。
合わせ調味料には、沙茶醤の他、醤油、砂糖、酒、豆板醤少々と水。いい感じに水分が飛んで、全体がまとまってきたら完成です。

実は沙茶醤という調味料、それ単体で味をみても、それほど美味しくはありません。魚介系エキスがたっぷり入ってはいるのですが、なんというか、旨味だけで味がないし、舌触りもざらっとしていて、沙茶醤を知らない人が味見をしても、ピンと来ないのではないかなぁと(もちろん味の感じ方はそれぞれですが)。
なので、うまく使いこなすには、それ以外の調味料の力、特に塩分が必要です。今回は、牛肉にトマト・新玉ねぎという、甘さとフレッシュさ担当が加わりますので、その両者をつなぐ甘みもプラスしました。

白いご飯にぴったりでボリュームもあるお料理です。


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