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【授業紹介】食品物性論演習Ⅰ

みなさん こんにちは♪

十文字学園女子大学 食品開発学科 学生編集部のはなかです!😆

今回は「食品物性論演習」の授業について紹介しようと思います。

食品物性論演習の授業では2年生の授業である、「食品物性論」の応用となる授業になります。

皆さんは食品物性とは何かご存知ですか?🤔
ちょっと難しそうなイメージですが、簡単に説明すると食品には色々な物理的な特徴があるということです!

お煎餅🍘は力を加えるとパキッと割れますが蒸しパンは力をそこまで加えなくても割ることができますね!

他にもバター🧈は冷えていると固いですが温かくなるとドロドロと溶けて液体のようになってしまいます。この状態になればパンにも塗ることができますね♪

このような食品物性の様々な特徴を実際に実験実習で体験してみる授業が食品物性論演習になります。

今回はその中でもゲル化剤の実験について紹介します。👀

ゲル化剤とは寒天ように液体を固体にしてくれるアイテムです。
今回は寒天とゼラチンとカラギーナンというゲル化剤の3つを使用してゼリーを作った際にどのような見た目、食感なのかを観察する実験を行いました!

それぞれ3種類の濃度で9種類のゼリーを作りました。各班好きな味で良かったので私の班ではカルピスを使用してゼリーを作りました✨
できたゼリーはこちらです👇

🔵寒天ゼリー

🟡ゼラチンゼリー

写真では寒天とゼラチンであまり変化はなさそう?でも実はゼラチンの方が少しツルツルしている見た目なんです!
食感も寒天は噛むとほろほろと崩れるようでもゼラチンはもちもちとした食感に!どちらも濃度が上がるほど固くなっていき、噛むことが大変なぐらいになり、あまり美味しくありません。

🔴カラギーナンゼリー

何故か分離してる?!😲❗️

カラギーナンはカルピスとの相性が悪かったみたいで全部の濃度で白い部分と透明な部分で分離してしまいました…

しかし、透明な部分を食べてみると、カルピス味のとっても美味しいゼリーで、プルプルした食感に!白い部分はザラザラしていて美味しくありませんでした…

今回9種類のゼリーを比較して1番優れていたゼリーはゼラチン濃度2%のゼリー!👏

綺麗な白のツヤツヤな見た目に分離もせずもちっとした食感でした。
しかし、1番美味しかったのはカラギーナン濃度3.4%のゼリーでした!😋

ゼリーといえばこの食感というプルプル食感はとても美味しい!分離をしていなければな〜…残念。

お家でゼリーを作るときの定番はゼラチンですが、実は市販で売られているゼリーにはカラギーナンが含まれていることも多いんです!

ゲル化剤は単体で使われるよりも色々なゲル化剤を混ぜて使うことが多いようですよ〜

今回の実験でゲル化剤の違いによって出来上がりの見た目の違いから食感や味まで変わることが分かり良い経験になりました!

それではまた次回の授業紹介をお楽しみに〜!