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「大きな古時計」歌詞の意味を今一度考える|動かなくても存在自体に意味がある


94歳の父


3月で94歳になった父。

よくぞここまで、今はとても元気と言わないまでも頑張って長生きしてくれたと思わずにはいられない。

自宅で階段から転倒した事を機に、ここ4〜5年で状況が大きく変わりました。自宅から施設へ、そして誤嚥性肺炎で入退院を繰り返し施設を新しく探し…本当に色々ありました。

90歳手前まで自宅で一人暮らしを続けてきた父ですから誰かのお世話になる事に、とても抵抗があったように感じます。

徐々に自分の事が自分で出来なくなってくるもどかしさ。
今まで家族にために仕事を、地域のためにボランティアを、長きにわたって誰かのために役になってきた、貢献してきた思いが強く、
今は何も出来ていない、ただ世話になるばかりだ、とよく漏らしています。

「大きな古時計」の歌詞


先日、山口周さん、岸見 一郎さんの対談記事を読み「大きな古時計」の歌詞を今一度考えてみるきっかけになりました。

人は生きているだけで価値がある

その言葉に心揺さぶられました。

「大きなのっぽの古時計」という歌がありますね。あの時計はもう動かないので時計としての役には立たないわけですが、おじいさんの思い出と結びついた存在自体に意味がある。役に立つものは他にもっと役に立つものがあれば換えられてしまうけれど、意味があるものはそれ自体に価値があるのだから、かけがえのないものですよね。人間も、働けなくなって役に立たないから必要ない、というものではない。役に立つかどうかで自分を評価していると、生きづらくなりますよね。

山口周の「経営の足元を築くリベラルアーツ」対談記事より

https://www.foresight.ext.hitachi.co.jp/_ct/17686449


「大きな古時計」の歌詞


今はもう動かないけど、なんでも知っている
嬉しいことも、悲しいことも、みな知っている時計

もう動かないから、時計としての機能は果たしてないのかもしれないけど、この時計でないとダメなんだ。

なんでも知っているのは、この時計だけ、なのだから。

父へ


だから私は父に言いたい。

人は生きているだけで価値がある と。

父の歴史は父にしかないもの。
私を含め家族の成長、周囲の変化をずっと見守ってきた、
それを知っているのは父以外にいない。

誰にも変わりになり得ない、唯一のかけがえのない存在。

今日も生きて、そこにいてくれてありがとう。


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