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メープルシロップとはちみつ、知っておくべきこと

わたしの家の食卓には何気なくいつもメープルシロップとはちみつがある。
ホットケーキやフレンチトーストならメープルシロップ、トーストならはちみつ、ヨーグルトなら気分次第、などとてきとうに使い分けてます。

そもそもわたしは、どちらも大自然からの贈りもので代用もする便利で大好きな甘味料、はちみつは蜜蜂がせっせと集めてくる花の蜜で花の種類によって違う味を楽しむトロリ系で栄養満点、メープルシロップはカエデの樹液でさらり系で低カロリー、と思って使ってました。

だけど、メープルシロップの理解はちょっと違ったのです。

因みに、はちみつについては、以前書いた記事を添付します

メープルシロップについて

ワッフル

メープルシロップは、美しい琥珀色にその特別な風味と香りと味わいから多くの方から愛されていますね

だけど、一般的なスーパー等で探しても販売しているのはせいぜい数種類。

なので、メープルシロップはどれも同じと思っていました。

しかし、昨年11月にTBSの番組『マツコの知らない世界』で「実は万能調味料!メープルシロップの世界」が放送されてたんです。

目から鱗の情報が盛り沢山😲

メープルシロップを買っていても、純粋なメープルシロップだけとは限らず多種ありメープルシロップ風や添加物入りの商品もあり様々だったのです。


メープルシロップの生産

メープルシロップ採集

味噌汁=日本、のようにメープルシロップ=カナダ、ですよね。

カナダって、国旗の真ん中に日の丸のようにサトウカエデのマークがあると言う事自体、メープルシロップの国ですよね。

そう、世界の生産量の約71%はカナダケベック州産で約4,900万kg。そしてカナダケベック州には約7,300社も生産者がいらっしゃるとのこと。

その生産方法は、初春の2月から3月上旬の年に一度だけ、カエデ(サトウカエデ・アカカエデ・クロカエデ)などの樹木に蛇口を取り付け樹液を抽出

その樹液を煮詰めるだけというのです。添加物は何も加えません。
煮詰めるため1gのシロップを作るのに40g必要だと。

手間暇もかかり、結構贅沢ですよね。

出来上がったメープルシロップは、その過程で高温殺菌されるてので、乳幼児を含めて老若男女全てのヒトが食べられる100%安心安全な「大自然からの贈りもの」なんです。


メープルシロップの健康効果

グラノーラ

カナダでは風邪をひいたときに、カップ一杯の白湯にスプーン2杯のメープルシロップを飲む風習があるといいます。

メープルシロップには、カルシウム含有量はサンマ(28㎎)の約3倍(75㎎)、カリウム含有量は生卵(130㎎)の2倍弱(230㎎)。

カルシウムが入っているため、イライラ解消効果も期待できます。

また、67種類のポリフェノールが含まれ活性酸素を抑える働きを持つ抗酸化作用についても注目されています。

因みに、気になる100gあたりのカロリーと糖質量は、

・上白糖 : カロリー約380kcal、糖質量約100g

・はちみつ : カロリー約290kcal、糖質量約80g

・メープルシロップ : カロリー約260kcal、糖質量約70g

メープルシロップは、カロリーと糖質は一番低くて少ないですね。

健康効果の研究について詳しくは、以下添付のケベック・メープルシロップ生産者協会による「メープルシロップに関する研究と成果」をご覧いただけます。

カナダ

メープルシロップのグレードと種類

グレード

カナダ産のメープルシロップを買う際に、ラベルを見ると書いてあるCanada Grade Aという記載。

それは、カナダ産で食用として販売する純粋なメープルシロップの下記統一基準なので安心ですね。

その基準の要件は、

・発酵していない
・色が均一
・沈殿物がない
・濁りや曇りがない
・そのカラークラスに適合した風味
・不快な臭いや味がない
・樹液を煮詰める以外の方法で作られてはいない

種 類

メープルシロップは、採取する時期と煮詰め方によって見た目と味と香りが違ってきます。

カナダでは透明度の違いにより4種類に分けていますが、実は糖度は全て同じなんです。

・ゴールデン(デリケートテイスト)
 ・・・色が最も薄く光の透過率は75%~100%。
    すっきりとした繊細で軽やかな味わい。

・アンバー(リッチテイスト)
 ・・・透明感のある琥珀色で光の透過率は50%~74.9%。
    ほどよいまろやかな味わい。

・ダーク(ロバストテイスト)
 ・・・少し濃い目の琥珀色で光の透過率25%~49.9%。
    芳醇な風味と甘さでバランスのとれた味わい。

・ベリーダーク(ストロングテイスト)
 ・・・茶色に近く光の透過率0%~24.9%。
    香りが強く濃厚なクセがある味わい。


メープルシロップを使った美味しいレシピ

メープルシロップは、お菓子作りはもちろんのこと、コーヒーや紅茶の甘味料としてだけでなく、醤油や味噌との相性もよいので砂糖やミリンの代わりとしてもお料理全般に使用できるとのこと(マツコの知らない世界で紹介😊)。

メープルシロップを使った400を超えるレシピは、以下添付のケベック・メープルシロップ生産者協会「たくさんの美味しいレシピ」からご覧いただけます。

また、sennninnkameさんの「オートミールでグラノーラ💛」のレシピにもメープルシロップが登場してますので、ご覧ください。


自然環境保護について

カナダ 森

カナダの大切なメープル樹林。

ケベック州では、メープル製品生産に使用されるメープル樹林は法律によって守られ、伐採は禁止されています。

ケベック・メープルシロップ生産者協会は、「毎朝ケベック産メープルシロップをパンケーキやコーヒーに使うだけで、地球の生態系の財と公益的機能の保護に貢献できる」と。

具体的には、

10万人が、これまでの小さじ一杯の甘味料をメープルシロップ小さじ一杯に変えるとメープルの木2本が生産に利用され保護されることになる。

詳細は、以下添付のケベック・メープルシロップ生産者協会「環境保全」をご覧ください。


最後に、メープルシロップとはちみつの主な違いと知っておくべき注意点

メープルシロップ

メープルシロップは、カエデの樹液を煮詰めて高温殺菌しているため、ボトルを開栓しなければ常温でも賞味期限は比較的長いですが、開栓後は常温で長期間置くとカビが繁殖することがありますので冷蔵庫で保管することが望ましいです。

カエデの種類は少なく、また樹液の採集時期と煮詰め度合いで4種類に分類されますが、種類は多くありません。
はちみつより低カロリーでミネラルを含みます。

(注意点)
開栓後は冷蔵庫で保管することとして、早めに消費
すること。


はちみつ

はちみつは、蜜蜂が花の蜜を採集して巣の中で加工し貯蔵したもの。
採集する花によって味も違えば風味も違い、多くの味を楽しむことが出来ます。
花の種類によって異なるけど、ビタミンが豊富。

(注意点)
生はちみつにはボツリヌス菌が微量に含まれていますので、1歳未満の子供には与えてはいけません


メープルシロップを食卓の上に出しっぱなしの方、特にこれから暑くなる季節はお気を付けください。


最後までお読みいただきありがとうございました。


おまけ

マツコの知らない世界でも紹介されたメープルシロップ(ダーク ロバストテイスト)のご紹介



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