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@17 羊と本にすくわれる…こともある

2003年1月から羊毛の紡ぎを始めた。もう17年まえのことなんだな〜。
2009年2月ぐらいまでは、狂ったように糸紡ぎにはまっていた。
羊毛はもちろん、綿を作って綿も紡いでいた日々。織りも初めてマフラーや
生地を織っていたあの頃。
羊毛刈りにも挑戦。十勝まで羊毛を買いに車をとばした日。

糸紡ぎは、スピンドルと糸車で。糸を紡ぐ時間は癒やしtime…ただただ紡ぐ

今はやりたいと思いつつ、なかなかその時間を作らないジブン。
どうしてかな!?


今日は目覚ましをかけなかったのに、いつもの時間に目がさめる。
昨日仕事をやすんだことで、気持ちが凪いでいる。

大好きな宇佐美まことさんの新刊『羊は安らかに草を食み』祥伝社を読む。

宇佐美まことさん 著者コメントも是非お読みください。
このコメントを読みながら、またまたウルウルしてきました。
今から76年前  日本人に起きたことをワタシはどこまで知っているのか、満州開拓団の引き上げ隊の凄惨さについては…。
あれからずっーと繋がっている…ことはあるんだ  子どもにも孫にも…
小さな棘となり、繋がっているような気がする。

ワタシの義母は死ぬまで、自分の若い頃のことを一言も語りませんでした。
大正生まれのかのひとは、働き者で常にカラダを動かしていました。
調子が悪くても、横にはならず動いていました。
17歳〜21歳の戦時中あなたはどんな生活をしていたんだろう。
今、生きていたら98歳ですね。7人兄弟の長女として生ききった。
若い時は、女優かと思うぐらい美人でしたよね。あなたの実の娘だったらよかったな〜なんて、若い時に思ったことがあります。

少しずつ、自分の人生の終わり方、始末のつけ方も考えるトキがきている。
このトキにこの本と出会えたこと、義母に思いを寄せることができたこと。
実母は、今のワタシの年齢で他界している。死に目には会えなかった。
間に合わなかった。吹雪の中迷ってしまったワタシ、あの1月あの日。
昭和最後のトシだった。


2人の母を思い出した本、遅読のワタシは時間がかかる。いつものことながら、泣いて泣いて目頭がちょっと痛くなる。宇佐美さんの作品で泣かなかった作品はあったかな〜
いつもワタシのココロの琴線にふれてしまう。

昨年始めから作家読みをして読んだ本は、9冊。
毎回泣いているかも。
一気読みしてしまう作家さんです。ワタシにとって読み出したら止まらない作家さんです。平均ページ数は300p以上なんだよな〜。

作中にも書かれている  バッハの♫羊は安らかに草を食み♫ 


今回は、図書館予約で待ちに待って読みました。本を読めるだけ少し元気。
この本は、購入してこの曲を流しながら再読したいみたい。
同い年の著者作品は、また再読したい。ミステリー作品が多いです。

最後で読んでいただき、
ありがとうございます(*˘︶˘*).。.:*♡

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