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NY渡航ブログ第1話 準備〜展示会準備物やニューヨークへ出発に必要だったものコト〜

こんにちは。
No,No,Yes! 所作生産部の椿(ひごろは主に生産管理やペイントに従事)による、 2021年8月NY渡航ブログ全4話初回です。
2011年 東京・千駄ヶ谷地下室アトリエにて丁稚奉公をはじめる→2013年 世界遺産・姫路城前のアトリエに入社。
この度2021年8月 アメリカ・ニューヨークでの展示会「NY NOW 2021」出店について、展示会に向けた準備から現地でのワクチン接種、展示会の空気感など一連の流れを記録に残したくはじめました。

。。。。。

この5月の半ば、米国・ニューヨークへ出張が決まった。

8月8日(日)〜11日(水)に、米国東海岸最大のコンベンションセンターであるジェイコブ・K.ジャヴィッツ会議センターにて開催されるNY NOWへの出店だ。

NY NOWとは…ライフスタイルやインテリア雑貨からアクセサリー、ベビー用品、本、文具まで様々なブランドが集まる大展示会。夏と冬の年2回開催のトレードショー。

私自身、初めての海外出張が
海外出張が活動的とは言えない昨今の世情において実行されたいま、ニューヨークに渡航するために用意を進めたことを記録としてここに残す。(2021年8月5日出国時の情報)

《ニューヨーク渡航に向けて》
1、ESTA申請
2、陰性証明書(新型コロナ COVID-19関連)
3、宣誓書(新型コロナ COVID-19関連)
4、ATAカルネ取得

《展示会に向けて》
5、ブース
6、商品
7、F.O.B.Japan Wholesale Price

まず、渡航に向けて必要だったもの4点。

1、電子渡航認証システム(Electronic System for Travel Authorization: ESTA)…米国に短期商用・観光等の90日以内の滞在目的で旅行する場合(米国における乗り継ぎ含む)ビザは免除されているが、米国行きの航空機や船に搭乗する前にオンラインで渡航認証を受けなければならないため。米国国土安全保障省(DHS)により2009年1月12日から義務化されているもの。2010年9月8日以降、申請時に一人当たり14USドルかかる。

2、英文の新型コロナ陰性証明書…2021年01月26日よりアメリカ入国の際は、出国前72時間以内に実施したCOVID-19「陰性」であることの検査証明書(紙または電子コピー可)の提示が義務化されたため。搭乗チェックイン時に航空会社へ提示する。提示できない場合は搭乗拒否の対象となり、試験の種類や検体採取日時など記載事項が有効な証明書形式を満たしているかのチェックに気が張った。
パスポート番号が必要なので、医療機関へパスポート持参のこと。

3、宣誓書…「要件を満たす陰性証明を取得したこと」または「COVID-19から治癒し、渡航に支障がないと診断されたこと」の宣誓(attest)をアメリカ政府(CDC)に宣誓書(Attestation)として提出する必要がある。ダウンロードして記入の上、搭乗手続き時に航空会社へ提出。

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4、ATAカルネ…一時的な輸出入の物品に利用できる通関用書類であり、輸入税等の支払いや保証金の支払いが不要になる支払保証書。
今回サンプル所作を25点手持ち込みだったため発給。
ちなみに羽田空港第3ターミナル、税関・カルネ手続き場所は↓3階出発ロビーのCIQ情報ひろばの奥にある。

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(渡航にパスポートが必要なことはもちろんなので改めて書く必要はないだろう。だが、更新のタイミングだったため、2020年2月4日〜変更となった葛飾北斎の浮世絵「冨嶽三十六景」デザインを入手できたのが嬉しかったことをひっそり記したい。)


閑話休題。

つぎに、展示会に向けての用意について。7月から現地のエージェントとのやりとりが活発になった。NY NOWはデジタルマーケットも並行して開かれたため、商品写真など素材用意も必要だったが、以下には会場視点で3点にまとめる。

5、ブース

○ブース面積:5×10ft(およそ150×300cm)
○ブース装飾について:ブース壁掛け用と什器にかける用として、のぼり旗(900×2700)を計5枚用意。
○什器:サンプル150点近くを並べるにあたり、テーブル(51×122×96)2台と棚(25×58×151cm)2台を手配いただく。欧米人は目の高さでも見える什器でないといけないということで棚を用意。(背中を丸めてしゃがむことに日本人は抵抗がないということに気付く)
世界観を伝えるよう全体的に黒で統一。

6、商品…NY NOWでは自社で展開している「所作」からカラーを絞り、199SKUの紹介。キャッシュレス時代の新作・CP含め、世界へ「所作」を伝播すべく!
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7、F.O.B.Japan Wholesale Price…出発直前に設定。「バイヤーが値付けする際に、卸売価格に何倍かけるか?」「シーズンのない所作のような日本製小物の場合、日本の上代に対して米国内の小売価格はいくらがMAXか?」など設定に熟考。このネット社会、エンドユーザーが検索して日本の販売先から直接買った方が安いと判断することもあり得、バイヤーがオーダー控えることも通例としてあるからだ。


上記諸々、エージェントとメールやSkypeで密に連絡を取ること約1ヶ月間。
8月5日、ついに羽田空港よりJFK国際空港へ出発する。
11時羽田出発、飛行時間13時間5分、同日11時5分JFK到着。
東京からわずか5分でNY!というのがなんとも不思議な感覚だった。(時差-13時間)

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次回は、


『NY渡航ブログ第2話 タイムズスクエアの一角でJ&J製ワクチン接種を受けた翌日副反応がなくて、MoMAコレクションを満喫した話』!!



椿




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