畠山勝太/サルタック

ミシガン州立大学の博士課程の学生で教育政策を専門にしています、頂いたサポートは私が理事を務めるNGOの活動資金にしますのでよろしくお願いします。詳しい自己紹介はコチラ→http://www.sarthakshiksha.org/ja/who-we-are/staffs/sh/

国際機関のキャリアの一歩目は国連機関と世界銀行、どちらが狙い目?

博士課程に進学してこのマガジンの更新も、もうしばらくはないだろうなと思っていたのですが、世界銀行にShort Term Consultant(STC)として二か月だけ戻ることになったので、久しぶりに更新してみようと思います(思い出して書けば色々とネタはあるのですが、あまり過去は振り返らないタイプなので、リクエストがあれば書きますが、そうでなければ特に書かない予定です)。

今回、世界銀行のネパール

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外国文化、下から見るか?上から見るか?

先日、現代ビジネスの方に「アメリカの大学生はよく勉強する」は本当か? 、という記事を寄稿しました。大学生の平均的な勉強時間を日米で比較すると大差がないというデータに、自分が学んできた・教えてきた一流ではない米国の大学では学生は熱心に勉強していたから、このデータはおかしいというコメントが散見されました。なぜ「一流」ではない大学での体験談と、平均を表すデータにずれが生じるのか、少し解説してみようと思い

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インドより酷い今日の日本の教育政策?

今学期は必修の教育政策特論を取ることになりました。毎年トピックが変わるこの授業、最悪なことに今年はミシガン州の副教育長によるミシガン州の教育政策という全く興味の無いトピックになりました。

授業の内容は全く興味が湧かないのですが、実務家がどういう授業をするのかは、私も10年間国際機関で働いてきた実務家なので、とても興味が湧きました。

初回の内容は、過去20年間の大きな教育政策の流れと、それのエビ

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ジェンダーギャップ指数とかいう使えない指標と女子教育の話

この記事は以下の構成になっています。
1. はじめに
2. ジェンダーギャップ指数で教育項目はどのように評価されているか?
3. ジェンダーギャップ指数の教育項目の問題点
4. 日本の教育にジェンダー問題は存在しないのか?
5. 女子教育問題の見落としが致命傷になる理由

1. はじめに
世界経済フォーラムからジェンダーギャップ指数とかいう使えない指標が発表されて、日本の順位は酷い、こういう対策が

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博士課程@経済学部vs公共政策大学院

いよいよ明日テストなのですが、テスト前になると部屋の掃除がしたくなるように、ついほかごとをしたくなるので、Twitterで教育経済学にゆかりのある米国の経済学者たちが博士号を経済学部で取得する事と、公共政策大学院で取得する事の、メリットとデメリットを議論していてとても興味深かったので、それをちょっとまとめてみようと思います。

日本だと、まだあまり公共政策大学院で博士課程というのは馴染みが無さそう

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エビデンスとかEBPMに興味がある教育関係者が読んでおくとよさそうな文献

みなさん、こんにちは。うちの大学院はPhD Candidateになるために、二度コンプという年度末試験を乗り越えなければなりません。明後日、1年目のコンプが控えているのですが、その科目の中に教育の政治学が含まれています。この科目の中には、Research Useというトピックがあるので、試験勉強がてら、教育政策形成においてエビデンスはいつ誰によってどのように活用されるのかまとめてみようと思います。

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