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【徹底解説】Facebookが脳の信号を読み取る「ニューラルリストバンド」を公開


考えただけでものを操作できる時代を、誰もが一度は夢見たことがあるのではないでしょうか。

そんな願いをMeta(Facebook)が「ニューラルリストバンド」として、本気で取り組んでいるようです。

今回は、SFを現実にするような新技術開発の内容を簡単に解説します。

(ニュース本文はこちら👇)


Facebookのニューラルリストバンドとは?

まずは、百聞は一見にしかず。こちらのコンセプトムービーをご覧ください!👇


見てもよくわからないですが、何かすごいことをやろうとしているのはわかります笑

これは、リストという面でアップルウォッチに似ているように思えますが、実際は全く違うものです。

筋電図(EMG)センサーを使って運動神経の信号を解釈し、それに応じてインターフェースを操作するように設計されている(引用)

とあり、リストバンドが神経の反応を感知し、それを入力情報としてコンピューターを動かし、現実世界の変化として反映させるAR(拡張現実)デバイスだそうです。

したがって、このリストバンドとARゴーグルをセットで使うことになります。

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すごく簡単に言うと、スクリーンによる操作が必要ない「ポケモンGO」ということですかね。

タッチやキーボードを押すという入力を感知するだけでなく、「つかむ」、「たたく」、「つまむ」、「スライドする」といったあらゆる入力情報を感知し、反映することができるそうです。

現在、スクリーンをタッチしたり、ボタンを押したり、キーボードを打つことで情報入力をしている我々からすると、まさに「魔法」が使えるような体験が可能になるものです。

今回はコンセプトの発表であり、今後実用化に向けて研究が進められていくと思うので、要チェックです!


Facebookのデバイス戦略


FacebookはSNSの会社というイメージが強いですが、GAFA(Google・Apple・Facebook・Amazon)の一角に数えられるほど、テクノロジーを使った事業展開がうまい会社です。

(Facebookの事業内容について👇)


SNSの中でも、Facebook、Instagram、WhatsAppといった世界的にユーザー数が多いサービスを買収しています。

過去には独占禁止法に抵触するとしてInstagramの売却要求が出されたりしています。👇

この頃から、InstagramとWhatsAppの起動時に「from FACEBOOK」という表記をして、Facebookのサービスであることを明示し始めました。

そんなSNSの王様が現在、力を入れているのが「Oculus」というVR事業です。

2020年11月の調査では、VRヘッドセット市場で、首位の53%のシェアをとる規模となっています。

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Facebook CEOのマークザッカーバーグ氏は

 「誰かとのアイコンタクトを、一切の遅れを感じずに行えるといったちょっとしたことにより、実際に一緒にいるかのように感じられる」

というコンセプトを目指しており、距離を超越した人と人のつながり体験を提供するという意味において、SNSのFacebookにも通じるものがあるように思えます。

近年では、脳波を使った情報入力であるBCI(Brain Computer Interface)も実用化が進められ、Oculusにも搭載されていくことになるでしょう。👇


そうなった場合、神経センサーと脳波センサーなどを組み合わせた、VR・AR体験が可能になり、人々がスマホを持つように日常生活でゴーグルやメガネを付け、身体やスマホを使って行っていたコミュニケーションを代替していくことになるかもしれません。

場所や時間が限りなく意味をなさなくなっていく環境で、人がどのように時間と空間を使うのか、考えてみるととても面白いですね!


おわりに

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