長野の高遠に来ています。木彫工芸家の中澤達彦さんの素晴らしい作品に出逢いました。作品には「ふくろう」からの以下のメッセージが付けられていて、その通りだなと感じました。

地球上にはたくさんの生き物たちが住んでいます。動物や鳥、魚、虫、そして植物もそうです。その全ての生き物たちは生きるために適した場所があります。その場所に住むすべての生き物たちはお互いに助け合って生きているんです。でも、その場所にとつても強引に我が物顔で踏み込んできた動物がいました。それは「人間」という動物です。人間たちは自分たちが地球上で最も優れた生き物だと思って好き勝手なことをいろいろとしてきました。僕達の住む森の仲間も川の中の仲間も虫も花もみんな困っています。人間に言いたい…あなた達もこの地球上に住む動物の一種類なんです。そのことをもう一度考えてみてください。お願いします。
　地球に住む生き物の代表　
　　　　　　森の知恵者　ふくろうより

　ここは美しい自然がいっぱいです。ただ、地球温暖化のせいで昼間は35°Ｃになります。このまま温暖化が進めば、いまここにある自然環境は激変してしまうでしょう。カラマツや白樺の木々、小川のせせらぎの耳に心地よい水音、たくさんの鳥たちのさえずり、夜に湖畔で見たホタル…このような貴重な自然環境が近い将来失われてしまうのかと思うと残念でなりません。
　ふくろうからのメッセージが地球のすべての人に届くことを願って！