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ペンギンを絶滅の危機から救うために!

 ペンギンというと、雪景色や氷山など厳しい環境で身を寄せながら群れで生活しているイメージがあるが、寒冷な気象に反するペンギンが1種類だけ存在する。それが南アフリカなどの温暖な地域に生息する「ケープペンギン」だ。かつて数百万羽生息していたケープペンギンだが、1990年頃には個体数がわずか1%まで減少…。このまま個体数を減らしていくと、ケープペンギンは、わずか15年の間に絶滅してしまうと言われている。

 日本動物園水族館協会にによると、日本国内でケープペンギンを飼育する水族館などの施設は約20か所ある。私が住む名古屋市の名古屋港水族館にもケープペンギンがいる。

名古屋港水族館 https://nagoyaaqua.jp/

1.ケープペンギンってどんな生き物?
 絶滅危惧種に認定されているケープペンギンは、ケープペンギン属に属するペンギンで、ケープ地方に生息するため「ケープペンギン」と命名された。アフリカで唯一見ることができるため、アフリカペンギンと呼ばれることもある。温暖な地域に生息しているため、どうしても羽に熱がこもりがちになり、そのため足や嘴(くちばし)、そして目の周りには羽が生えておらず、体の余分な熱を放出できるようになっている。体長は70cm、体重は2.5〜3.5kgほどと、ペンギンの中では中型の種である。

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