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生誕100年 山下清展ー百年目の大回想(SOMPO美術館)

ぼぼぼ、ぼくはおにぎりががが…でおなじみの山下清画伯。私なんぞもテレビドラマの印象が強い。今思えばあのドラマは、一見冴えないおっさんが最後に偉い人だったとわかるやいなやそれまで横暴していた皆がひれ伏す展開。つまりこれは水戸黄門だったのね。

そんな程度の知識しかない私がネットで見かけた山下画伯の回顧展。有名な人ではあるがここ十数年はそれほど顧みられることもなかったんじゃないかな。各種企画展でも山下清作品を見た覚えもあまりない。

最近なにかと話題の損保ジャパン。最初あちこちと合併して立ち上がった時、社名が大人の事情満載の香りがしてなんだか社内政治めんどくさそうな会社だなとは思っていたよ…

それでもまだまだ根強い人気はあるようだ。ここにはあさイチで来るつもりがモタモタしていて出遅れたのもまずかった。そんな予感はしていたのたが激混みである。ここでこんなに人が溢れているの見たことない。

入場制限も掛かったようで、館外でウェイティングまでいた。冷房の効いた館内で待てたのはまだよかったか。でも入る前にそんな行列見たら即帰ってたか。

最初の階はいちばん混んでいたけど子供の頃の作品中心で私は特に「天才の萌芽」みたいなものは見つけられなかった。村山槐多の方が天才だと思った。同時代?そんなことないか(山下清さんは村山槐多さんが亡くなった後に生まれてる)。

山下清はアール・ブリュットではないのか? 生前「先生」になってしまったからかな。当時は一般の方にも大人気で、テレビのレギュラーもあったとか。独特のしゃべり方はそこで知られたんだな。

アール・ブリュットの画家は超独創的ではあるもののあまりその後進化しないイメージがある。その点山下清は画風も技法も描く対象も年を経て広がっていくのが認められた。

貼り絵が有名だけど私には油彩画がいちばん良かったかな。次に白黒のペン画。貼り絵も面白いけどうーん。これは個人の好みもあるのかも。

ひとつ面白かったのが山下清がそれをモデルに作品にしたおもちゃ。

上の絵の空飛んでる流星号みたいなやつね。これは実在して(人は乗れないけど)音で反応するソニック機能付きのおもちゃだったそうだ。なんか楽しそう。これ今売られてても欲しいぞ。


おまけ
お昼に久しぶりに行った新宿ブルックリンパーラーのハンバーガー


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