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テキストマガジン「狂犬の本音」

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記事一覧

染み付いたデフレ脳と円安騒ぎを長期目線で考える

円安が急進してメディアは大騒ぎ。 1990年前後以来の円安で、当時はハワイに皆がいけるくらい景気が良かったけど、今やハワイに行けない、とかあれこれゴタゴタいっていますね。円高になっても日本から製造業が抜けていくと大騒ぎ、円安になっても物価があがって大変と大騒ぎ、何をやっても批判をする姿勢に付き合っていると危険だと思いますね。 ◯ ドル円相場と消費意欲ぐっちーさんが生きていたらまさにこの手の話を聞きたいところですが、そもそもバブル期と同じくらいのドル円相場になって、なぜ当時

[地方消滅論のウソ]地方人口増加策の無益と田舎通勤の時代【1/2】自治体区分が無意味な時代の無益な提言(2024/4/26 #1143)

メンバーシップに加入すると全編(34:18)を視聴することができます。

久々にZATSUDANに出ます!

今回はオンライン形式でZATSUDANに出ます! 週明け4/29 10:30〜ということですのでぜひご覧くださいませ。 毎度なのですが全く台本なしの文字通り雑談ですが、この数年は特に堀江さんも地方あちこち回っているので、全く活かされていない地方の可能性や消滅可能性自治体の話などで盛り上がるのではないかなと思います。 ちょうど祝日午前ということで、ぜひご参加くださいませ!!

PTAも地域活動も一緒「無償✖️公平✖️合議✖️正義」が生み出す、なり手不足の必然(2024/4/21 #1136)

メンバーシップに加入すると全編(10:00)を視聴することができます。

消滅可能性都市のウソ、消えるのは地方ではなく「地方自治体」である。2024年度版

地方創生が始まる契機となった増田レポートと似たようなレポートが出て話題になっています。10年間で何を学んでいたのかと首を傾げます。まぁ再計算しただけ、ということですが、これを出して自治体に警告しても意味はないのです。その理由について以下で解説しておきます。 そもそも10年前にも解説しましたが、人口が減って再生産ではなくなっても、日本の場合には市町村合併など行政組織を改変して対応していくことで、いきなり地方の仕組みが破綻し、消え去るということはありません。 そもそも人がいな

会社名で仕事するだけではフリーライド

地域においてどんな看板を背負っている人でも、本当に協力を集める人は会社名で仕事をしていないですね。どんな大会社であっても、地元で有名な組織であろうと、「あなただから」ということで動いてくれる人が多いのが、一番重要なことだと思っています。 どうしても大きな組織の人たちは組織が大きいことを言い訳にしつつ、一方でその看板で仕事をしているように思わされます。組織の悪口いいながら、組織の看板で商売し、組織からカネをもらっている人というのはたくさんいますが、決してそういう人と付き合って

まともな質問ができないことを深刻に考えるべき理由-正しい問いと正しい答え

世の中は大抵の問題については答えがセットで提供されています。地方活性化は「何をやるか?」は事例集、それをやるために「必要なお金」は補助金、なーんてパッケージにすらなってます。日常的な疑問への答えはググれば出てくるし、最近では対話相手すらaiが務めてくれて、そこらへんの平均値より高い見識を提供してくれます。 ここにきて危険なのはまともに質問できないひと、他人と異なるシャープな疑問を持てることが大切になるわけですが、それができない人が思う以上に多いということです。 先日とある

論理的思考の基本は、自己の賛否にとらわれない複眼思考

学生時代に読んでよかった一冊が久々にamazonにあがってきているので紹介しておきます。 これは常識だと揺るぎないものだと主張する人は、自分の単一的な視点で物事をみている人に多いのだけど、そんな「常識なるもの」は世の中に存在しない。真理やら常識やら真実やらとかを自分で判断して持ってしまうことは極めて危険な話で、常に自分が今正しいと思っていることは、いつでも変化する、変わるものだと認識しておいたほうがいい。 君子豹変すというけど、賢い人は常に新たな考え方や知識などを吸収し、

ところざわサクラタウンで感じる、施設属性に基づく設計の大切さ〜なんでも盛り込んだ施設は何者でもないものになってしまう

クールジャパンの拠点として、所沢に角川が開発をするというので一躍話題になっていた「ところざわサクラタウン」に初めて行ってきました。行こう行こうと思っていたのですが、全く行けておらずの初訪問でした。 実際に行ってみるとわかるのは、これはなかなかつらいですね。 施設属性が定まらないままに発注されてしまったのか、動線設計が壊滅的に終わっていて、少なくとも商業は難しい。さらに鳴り物入りになっていた初期に入っていたホテルはすでに廃業となっていていました。 ま、行くまではクールジャ

新年度はスタートダッシュをしてはいけない理由〜メンタルマネジメントに医学知識を適切に活用しよう

いよいよ新年度がスタートしましたね。進学、就職など生活変化の激しい時期でもあり、さらにいえば気分一転頑張ろうとしがちですが、ほどほどにしたほうがいいです。 下手に無作為に頑張れば五月病一直線でもあります。実はこの時期はメンタル面の健康を保つのが一番大切だと思っています。 ◯ 春は意外と危険な時期

その人生、自分で選べていますか?

先日、インターステラテクノロジズで代表を務め、ロケットビジネスを推進している稲川さんが母校・東工大で祝辞を述べられたそうです。全文が以下で掲載されていますので、ぜひご覧ください。本当に素晴らしい内容ですので!! 稲川さんたちのインターステラテクノロジズの取材にえぞ財団チームでいったのはもう二年ほど前になるでしょうか。ロケット打ち上げを見に行ったこともありました(残念ながらその日は飛ばずでしたが)。 宇宙開発は民間ビジネスになって各国が競っています。日本も独自の衛星軌道に乗

なぜ仕事ができる人は即レスをするのか?!

基本人間ってすぐに記憶を失います。記憶してすぐに忘れ始めて1時間もすれば5割以上、1日で7割近く失われます。 よく仕事ができる人は記憶力がすごいという人がいますが、そんなことないと思っていて、むしろ仕事できる人は記憶は忘れる前提で仕事を設計し、自分なりの強みの部分で差別化を図っていると思います。 ◯ 人間の暴力的な忘却力

一番自由な資金は「キャッシュフロー」〜積小為大をまずは体現するのが大切

少し前はベンチャー、今となるとスタートアップといって華々しいお話が出てきて、なんとなく地味な地域事業やっている我々としては思うところ色々とありますが、所詮は皆、中小零細企業です。大した差はありません。ちゃらちゃら名称だけで遊んでいる場合ではないのです。 その中で資金調達という話が色々と出たりするんだけど、個人的に一番自由な資金調達というものは「キャッシュフロー」だと思っています。 投資家を集めるのでも、融資先を探すのでもなく、着実に売上を確保し、しかも利益率にこだわれば、

無責任規制が文化と技術を潰す!〜規制ではなく要請という言い訳よりも、提案をしよう!!

さて先日、ザッカーバーグが来日した際に、刀鍛冶のところでなんちゃって刀作りを体験し、さらにへっぴり腰で藁をなんか斬るまねをしたりしていましたが、世界中に日本の侍ネタは伝わっているので、こういうコンテンツビジネスをしている刀鍛冶は素晴らしいな、と思うのです。 しかしながら刀鍛冶業界では、年間24振りしか基本刀は作ってはいけないというルールになっているという話を聞きました。そんな年間24振りしか作れないなら商売にはならないよね、ということなわけですが、それを書いたら丁寧にxのコ