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テキストマガジン「狂犬の本音」

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#地域

日経新聞に掲載頂いています! テーマは「自前主義と世代交代」

昨日からデジタル版で、本日は紙面で掲載頂いています。 地方創生から10年。やはり伸びた地域は自前主義と世代交代をすすめ、さらに外に開いた地域です。

会社名で仕事するだけではフリーライド

地域においてどんな看板を背負っている人でも、本当に協力を集める人は会社名で仕事をしていないですね。どんな大会社であっても、地元で有名な組織であろうと、「あなただから」ということで動いてくれる人が多いのが、一番重要なことだと思っています。 どうしても大きな組織の人たちは組織が大きいことを言い訳にしつつ、一方でその看板で仕事をしているように思わされます。組織の悪口いいながら、組織の看板で商売し、組織からカネをもらっている人というのはたくさんいますが、決してそういう人と付き合って

「移動する勇気」〜大黒柱に車をつける、が勝負どころになってきた

イオングループの前身となる岡田屋の家訓で有名なのが「大黒柱に車をつける」という言葉です。別にイオンが好きでもなんでもないんですが、商売の基本として「儲かるところに本業をシフトさせる」というのはとても大切です。特に今の日本は「地域」と「産業」と「個別企業」によって成長と処遇の格差が絶大になってきています。 同じ「日本」であっても、全く同じではない経済構造になってきています。全国がデフレで、全国で低賃金という横並び思想は未だに強いですが、実際には全く異なる状況になってきています

都市経営プロフェッショナルスクール・公民連携事業課程第九期・一次募集開始!!!

都市経営プロフェッショナルスクール・公民連携事業課程もいよいよ9期募集が開始されています!!! そして1/31までが一次募集となり、様々な特典が用意されています。善は急げ!!! 2024年、本気で地域をよりマネジメントの視点から捉え、行政、民間双方からアプローチするエキスパートを目指す方にぜひとも加わって頂きたいです。 このプログラムは3つのコンテンツによって成立しています。 1つ目はオガール、morinekiをはじめ全国各地の実践者による公民連携事業のみならず、地域で

輸入置換の次に理解すべき「発展段階のスゴロク」

Re:gionRadioがApple Podcastランキングで1位に先日なりまして、地味な輸入置換プロセスについて連続解説するのも関心が高い方がいるのだなと思っています。笑 各種プラットフォームで無料放送しているのでぜひどうぞ!! さて、本日は少し輸入置換のさらに発展型の解説です。 ○ 輸入置換の基本原則

地方における高齢者民主主義は高齢者をも追い詰める理由〜若者が選挙で変えればいい、とかいっていると地域が消滅する構造

先日、私もX(旧・Twitter)で触れたのですが、子育て支援の財源確保の一貫で、80歳への祝い金を廃止しようという案が出たけど、否決され、継続的に支出されるという決断を秋田県仙北市の市議会がしたそうで話題になっています。私のポストも850万インプレッションを超えており、多くの人が注目してる話題だとわかります。 正直170万の予算について子育て支援に当てたからといって、もはやどうにもならない、手遅れだろ、という話なんですけど、それでもなお「方針」というか「優先順位」というも

【木下本】7/23限定・kindleセールのお知らせ! この夏に未読本は読もう!!

amazonをみてみたら、本日限定で木下の主要本がkindkeセール対象になっていたので、お知らせします。まだ読んでいない本とかがあれば、ぜひこれを機会に夏の読書リストに追加していただければ幸いです。 まずは近著であり、コロナ禍も反映して解説した一冊が「まちづくり幻想」です。コロナが明けた今だからこそ、読んでいただくと答え合わせができて面白いと思います。かなり予測した都心回帰など含めて予測通りの流れになっていると思います。幻想にとらわれず構造的に考え、ファクトをみていけば、

地方の人こそ、地方を旅するべき理由

久々に藤野さんの投稿にまさに、と思うので、少し私なりに掘り下げておきたいと思います。地方の人は本当に驚くほど地方に行かない人が多いのです。東京に行くことはあっても、海外にいくのも大都市はあっても地方に行かない。結果として、自分たちの地域を相対的に見極める力が養われていなかったりします。 大都市と比較すれば山や川や海など自然は豊かだし、食材もあるが、それは大抵の地方では同じ。しかも、地元よりすごいものがある地域も世界に五万と存在している。国内、世界の地方に旅に出ないと、その中

ジジイガチャとポエマー地方創生の行き着く先

最近定期開催されすぎて若干食傷気味でもある、地域おこし協力隊絡みのトラブルですが、次は土佐市の案件がネットでバズっていますね。当事者の方は本当にご愁傷様という感じなのです。。。 ただ都市で生まれ育ち、地方で仕事をしたことがない方はご存じないのですが、この手の行政と地元団体の構図、この手の地域おこし協力隊制度の活用、この手のジジイガチャとかはマジで超絶あるある、「これ次のテストに絶対でるぞ」的なレベルではあるんですよね。 さらに、この手のセクハラ、パワハラやる、地元では知ら

30代前半で経験した東日本大震災復興計画における、「稼ぐ復興まちづくり会社」作りの苦悩と現実

東日本大震災から約12年。頑張っている人がいます、とかの報道がいまだ続きますが、報道機関は当時華々しく書かれた「お花畑の復興計画」がどのように決定され、どのように実行され、今どのように地域に負担を生み出しているのか、そのあたりを今一度検証すべきと思っています。 30代前半で縁あって、仲間と復興まちづくりブートキャンプというものを行いました。もともと我々が一般的にこれからまちづくり会社をつくるというチームに向けて合宿形式で事業計画や営業などをガリガリと回すプログラムです。北九

有料
980

衰退地域に足りないのは大抵は「営業」〜企画よりも営業と向き合うことが大切な理由〜

地域活性化とかで地域をどうしたいか、みたいな話をすると、地元の人たちが「自分たちがほしいもの」を単に要望するという、意味不明な状況に出くわすことがあります。だけど、そんなことやっていると、ますます経済は低迷し、負担は増加。結果として、若者・女性は地元から抜けていき、地域の衰退は極まっていくという、蟻地獄状態になっていきます。 よく地域の取り組みとかでも企画力とかいいますが、企画がどんなにすごくても営業しなければ大抵の地域の事業なんて知られることすらなく終わります。私は画期的

「集落業務」が示す、公助の限界とお金で解決できない共助の増加

話題の福井県池田町の七か条について、移住定住政策の視点から整理をしておきました。なぜあのような発信をするに至っているのかという背景です。 かなりの反響で朝日新聞が追加でインタビューを担当者にしているのですが、こちらのほうに私はさらに驚きました。 というのは現状変化を集落に求めることはなく、悪意なく「今のありのままを伝える親切」という感じであり、何より驚いたのは、メディアに対して行政として何らかの集落業務についての支援をする姿勢もみせずに回答しているからです。で、メディア側

よくわからんやつに移住定住してもらいたくない、のが真実〜自治体主導の限界集落への無理やり移住定住が、生み出す対立〜

福井県池田町で策定された「池田暮らしの七か条」が話題になっていますね。ただこれ大騒ぎしているものの、実は田舎に残る高齢世代の本音だと思います。地区長の集まりで決定され、自治体広報に掲載されるまでに至っているもので、移住者からの非難があっても変更する気はないとのことですから、確固たる覚悟のもとに出されています。 そう、自分たちの都合に合わないやつに引っ越してなんてもらいたくない、面倒なだけ、という本音です。 特に限界集落を多く抱える自治体は既に財政は極めて厳しく、除雪などに

移住失敗をもう1つの視点から見ると、見えてくるもの。

昨日書いた地方移住の如何ですが、起きた現地の情報も入ってきたので書いておきたいと思います。結構影響あるかもしれませんね。今後。